大きくてインパクトのあるルアーを大遠投し、強烈なバイトで見たこともないビッグバスをキャッチする・・・ビッグベイトゲームにはそんな魅力が溢れ、全てのバスアングラーが憧れるスタイルになっています。
機会があれば一度は挑戦してみたいゲームスタイルではありますが、通常のルアーとは大きくかけ離れた大きさとウエイトを持つビッグベイトの性能を引き出し、快適に扱うためにはどうしても専用のロッドが必要になります。ビッグベイト専用のハイエンドモデルは尖ったスペックのロッドが多く、適切なウエイトを持ったルアーでないと使いにくく感じますが、自分のフィッシング・スタイルに合うかどうか解らないタックルを増やすというのも非常に勇気のいる事。そこで今回は2万円以内で手に入ってハイエンドモデルにも負けない性能を持ち、ビッグベイトだけではなく他の釣りにも応用出来る実力を持ったおすすめのビックベイトロッドを5つ紹介したいと思います。
Contents
コスパ最高でおすすめ!安いビッグベイトロッド5選
最近ではロッド製造の技術も進化し、低価格でも高性能なロッドがたくさん増えてきました。ビッグベイトのジャンルはとても特化したカテゴリーのため、ロッドの使いやすさや性能が大きく釣果にかかわってきます。ここでは元フィールドテスターである私が実際に使用し、自信を持っておすすめ出来るビッグベイトロッドを5つご紹介いたします。
おすすめ その1 シマノ ゾディアス175XH
おすすめ その2 ダイワ ブレイゾン 6111HB-SB
おすすめ その3 ジャッカル BPM BC-73XH-SB
ルアーメーカージャッカルのBPMブランドからはBC-73XH-SBというビッグベイトロッドをリリース。4oz超のルアーに対応可能なロッドスペックは、ビッグベイトやスイムベイトというキーワードから誰もが想定するような200mm/100g超サイズのルアーに対応し、パワーとトルクに溢れる専用設計ブランクで重量級ルアーをしっかり受け止め、フッキングから強烈なファイトを難なくねじ伏せる性能を持っています。バットジョイント方式採用により持ち運びにもとても便利です。
おすすめ その4 テイルウォーク フルレンジC76XH
おすすめ その5 アブガルシア ホーネットスティンガープラスHSPC-671X-BB
レギュラーファーストテーパーで4ozまでのビックベイトに対応可能な6フィート7インチのショートレングスは、ボートからのビッグベイトによるカバーへの近距離アプローチを前提とした今流行りの接近戦特化型ビッグベイトロッドで、打ち物系によるヘビーカバーへの攻略でも頼りになるパワーを持ち、ナノカーボン素材を採用したブランクス設計とオールダブルフットガイドを採用するなどロッド剛性を最大限にたかめる設計により、ビッグバスとのラフファイトを制するトルクフルな剛腕ロッドに仕上がっています。
S字系ビッグベイトの元祖といえばジョインテッドクロー。ビッグベイト使いなら、誰でも一つはボックスに忍ばせている名品です。後に出てきたたくさんのビッグベイトに与えた影響はとても大きく、今でも第一線で活躍出来る実釣性能を持っています。
ビッグベイトの性能を引き出すおすすめのロッドスペックとは?
ビッグベイトに適したロッドスペックは7.0~8.0ft前後のXHクラス、レギュラーからファーストテーパーのロッドになります。使用するフィールドやシチュエーション、ビッグベイトのウエイトによって変わりますが、このスペックのロッドであれば基本的にどの様なシチュエーションでも対応出来ると思います。大切なのはガチガチのロッドではなく、ハードベイトの一種であるビッグベイトをフックアップさせる為にティップが入りやすく、ベリーからバット部分にかけてしっかりとルアーを背負えてフルキャストできるロッドテーパーがビッグベイトにはジャストフィットします。ビッグベイトはその重量ゆえ通常のルアーのようにスイングスピードに任せたキャストは出来ません。低~中弾性カーボンをメインマテリアルとしてブランクを厚く巻き、ロッドをテイクバックしただけでもルアーの自重で十分に曲がり込み、ロッドの反発と同時にゆったりとしたスイングスピードでも十分にルアーを前に飛ばせる性格のロッドが理想的です。ビッグベイトのロッドについて深く掘り下げた内容はこちらの記事で解説しています。

ビッグベイトゲームは非常に特化したカテゴリーのためロッドに求められる性能がとてもハッキリしています。今回紹介したロッド以外でもコストパフォーマンスが高く、優秀な性能を持ったロッドはたくさんありますが、ビッグベイトゲームにマッチしたロッドスペックを知っていれば良いロッドと長く付き合うことが出来るでしょう。
ビッグベイトで釣果を伸ばすためのコツ
ビッグベイトはそのアピール力とインパクトの強さで、通常のルアーとは使い方が少し違います。ここでは私の経験からビッグベイトで釣果を伸ばすための3つのコツをご紹介します。
ビッグベイトは最初の3投まで
ビッグベイトはそのボディサイズから非常にアピール力が高く、広範囲からバスを寄せる事が出来ますが、スレてしまうのもとても早いという特徴があります。同じポイントで何度もキャストを重ねると通常のルアーであれば反応するバスまでもスプークしてしまい釣れなくなってしまいます。ビッグベイトで釣れる時は3キャスト以内で結果が出る事がほとんどなので、3キャストしてもバイトに至らない場合はフォローを入れるか移動してタイミングをずらし、不要なプレッシャーを掛けないようにしましょう。
狙うポイントとは出来るだけ距離をとる
長めのレングスが多いビッグベイトロッドですが、それには理由があります。
大きなボディのビッグベイトにバイトしてくるバスは、必然的に大型の個体が多く、人の存在やプレッシャーに敏感です。少しでも違和感を感じるとバイトしない事も多く、遠投性能に直結するロッドレングスはビッグベイトロッドにとって大切なファクターの一つです。遠い距離から正確に狙ったポイントにキャストする事が出来ればそれだけ頭の良いビッグバスに長い時間ルアーを追わせる事が可能で、バイトチャンスも劇的に多くなります。
増水や急な濁りはビッグベイトのチャンス!
増水や濁りはバスの判断力を低下させ、バイトさせやすくする効果があります。増水や濁りだけでなく、雨などのローライトコンディションや風によるウエンディーサイドなども同様で、普段はどんなルアーにも反応しない一等地の狡猾なビッグバスも、この様に状況が味方してくれるとその可能性が飛躍的に跳ね上がります。いつもと違うプラス要素がある時はビッグベイトで結果を出すチャンス!普段は1キャスト目からライトリグをキャストするようなタフフィールドでも試しにビッグベイトをキャストしてみましょう。ライトリグには決して反応しないビッグバスがあなたの放ったビッグベイトにバイトして来るかもしれません。

ビッグベイトは効率良くビッグバスを狙い撃つ事の出来る魅力的なゲームです。しっかりとした使い方をすれば皆さんの強力な武器としてたくさんのバスを連れてきてくれるでしょう。
コスパ最高!高性能で安いおすすめビッグベイトロッド まとめ
ひと昔前までは安かろう悪かろうだったバスロッド。今では様々なメーカー側の努力で安くて高性能なロッドを手にする事が出来るようになりました。バス釣りに精通し、レコードフィッシュに挑戦するエキスパートアングラーの釣りというイメージの強かったビッグベイトゲームも敷居が下がり、とても参入しやすくなっています。ビッグベイトはシチュエーションや状況にとてもシビアで難易度の高いゲームですが、その分リターンも大きく非常に魅力的です。「気にはなっているけど、どうしようかなぁ?」と思っている方はこの機会にぜひ挑戦してみてください。ここまでエキサイティングでスリリングなゲームは他にありませんし、バスはキャストしなければ釣れません。ビッグベイトゲームは必ずあなた釣りをステップアップさせてくれますよ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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