ルアーインプレッション

エバーグリーン コンバットペンシルジャスティーン ルアーインプレッション

ちかみやが実際に使ってみて、そのルアーの構造や特徴などの観点から超個人的な解釈と偏った見かたでルアーのインプレッションをお送りするコーナー。
本日はエバーグリーンインターナショナル、コンバットペンシルジャスティーンを掘り下げていきます。
コンバットペンシルジャスティーンはエバーグリーンUSAスタッフ、ジャスティン・カーのリクエストによって誕生したペンシルベイトという話は余りにも有名な話ですが、実際に使用した率直な意見としては、「このペンシルベイトこそ日本のフィールドにマッチしたペンシルベイト」と思うものでした。

本場アメリカの発想から生まれた日本育ちのペンシルベイト、今回はコンバットペンシルジャスティーンの特徴と強みを見てみることにしましょう。

先生
先生
コンバットペンシルジャスティーンは前回紹介したシャワーブロースを作っているエバーグリーン製のペンシルベイトですが、シャワーブロースとは完全に逆の立ち位置にあるペンシルベイトですね。

コンバットペンシルジャスティーンのスペック

スペック

全長 9.5cm  自重 11.0g
タイプ フローティング  潜行レンジ -
推奨タックル Rod:ミディアムライト〜ミディアム6’0″〜7’0″ベイトロッド
Line:8〜14lb.
リング(スナップ)サイズ 【ラインアイ】 #2,【フックアイ】 フロント:#2・センター:#2・リア:#2
フックサイズ 【EGトレブルマジック】 フロント:#8・センター:#8・リア:#8
価格 1,650円(税別)

以下はメーカーホームページより製品紹介文を引用します。

クィックドッグウォークで誘い、確実に掛けるナチュラルペンシルベイト。
小型でスリムなボディに秘められた驚異の爆発力。エバーグリーンUSAスタッフ、ジャスティン・カーのリクエストに菊元俊文がインスパイアされて誕生したペンシルベイト、その名もコンバットペンシル・ジャスティーン。

ジャスティンの要求は、クリアウォーターの目の良いバスに見切られずにバイトに持ち込むこと。特にスモールマウスバスの目にも止まらぬファストバイトにもはじき飛ばされず、確実にフッキングにまで持ち込めること。それらに菊元がキャスト性能とバスを寄せる力をプラスしました。

その喰わせ頃サイズのボディとノンラトル仕様がナチュラル感を演出。また、アクションのスライド幅を短めに設定することで、クイックな高速ドッグウォークアクションがよりイージーに。ベイトが逃げまどうような素早い動きがバイトトリガーとなり、かつバスに見切られる隙を与えません。

そして、小型ペンシルベイトにありがちな「バイトは多いが飛ばされやすい」という弱点を克服するため、ウエイト量をボディサイズの割には多めに設計しました。さらに、小型ボディに3フック仕様。止めているときは、45度の浮姿勢により3つのフックの配置バランスが良好に。動いているときは、あえてロールを抑えた設定によりフックが横~上方向に振れることを抑制。不意にフックが水面から飛び出してしまうことを防ぎフッキング率を高めます。

そのうえ、真っ直ぐブレずに美しい姿勢で飛ぶため、小型ボディながら遠投性能、アキュラシー性能ともにアップしプレッシャーを軽減。また、すべてのバランスにより水に絡みつくアクションが生み出され、ナチュラルなスプラッシュ、バブル、サウンドを発生。そのボディサイズに似合わないバスを呼び寄せる力を併せ持ちます。

一見普通の小型ペンシルベイトに見えますが、その潜在能力は圧巻。フィールドテストでは、アメリカのビッグスモールマウスバスはもちろん、日本のタフなバスも魅了し続けました。その圧巻の水面を炸裂させる能力に加え、バイトしてきたバスの95パーセントはキャッチしていると豪語するジャスティン。その圧倒的なフッキング率を活かして、スモールマウスやスクーリングフィッシュのボイルシューティングにも最適です

詳細・特徴

・小型スリムボディ

空気抵抗を軽減したボディフォルムが、ボディサイズの割には重めのウエイト設定と相まって驚くべき飛びを約束。また、小型サイレントベイトのバイトトリガーとなるスピード感のあるクイックドッグウォークアクションを容易に行なうため、アクションのスライド幅を短く設定。同時に、バスからも狙いを定めやすくなり、吸い込みやすい小型スリムボディと相まってミスバイトを減らします。

・フラットサイドボディ

小型スリムボディながらも側面でしっかり水を押しナチュラルにアピール。また、ロールを抑制する働きもあり、フックが暴れるのを防ぎフッキング率をアップさせます。さらに、ロールを抑えながらもエッジによる明滅効果をつくり出します。

・固定ウエイト


ボディサイズに対して多めのウエイト量を設定。飛距離アップと激しいバイトにも飛ばされにくくなりフッキング率アップに貢献。ノンラトルサイレント仕様により、クリアなレイクやハイプレッシャー下でも魚に警戒心を与えません。

・3フック


小型スリムボディに3フック設定で、じゃれつくようなバイトもフックアップに持ち込みバラシを防ぎます。掛かりやすくバレにくい高強度トレブルフック、トレブルマジック搭載。

・浮き姿勢


小気味よいドッグウォークアクションを生み出す約45度の浮き姿勢。ポーズ時のバイトに対しても、3つのフックの配置バランスが良くなりフッキング率もアップします。

出典エバーグリーンインターナショナル様

コンバットペンシルジャスティーンの特徴

ジャスティーンには115㎜の兄貴分もラインナップされています。

ここではコンバットペンシルジャスティーン(以下ジャスティーン)の持つ特徴や、他のペンシルベイトではあまり見られないジャスティーンのアピールポイントを紹介します。

一見すると、何の変哲もない小型のペンシルベイトに見えますが、随所により使いやすく、より釣れるように工夫を凝らしたメーカーサイドの努力を垣間見ることが出来ます。

ジャスティーンの構造的特徴

ジャスティーンのラインアイはアゴについている上に、アゴの形状自体も非常に水を逃がしやすい形なので初心者の方でも簡単に操作出来るペンシルベイトと言えます。
本来であれば、もっと内部ウエイトを減らして水平浮きの姿勢を保つ事により、さらにクイックでレスポンシブなペンシルベイトにしたいところですが、これ以上内部ウエイトを減らすと小さいボディサイズのジャスティーンはキャスタビリティーの悪化や操作性の低下を招き、かなりピーキーで使い手を選ぶペンシルベイトになってしまいます。
ボディサイズの割に重ためな自重はルアーアクションの観点からいうとレスポンスの悪化につながるので敬遠されがちですが、ジャスティーンは固定重心とする事でそのデメリットを最小限に抑えています。
あくまでも使いやすさを優先した結果、大量のウエイトを背負う事になったジャスティーンはその影響でやや立ち気味な浮き姿勢と深い喫水にならざるを得なかったのだと思います。

小型のボディデザインと3フック

最近リリースされるペンシルベイトはどれも大型化するのが流行りのようですが、ジャスティーンのボディサイズは95㎜と、ペンシルベイトとしてはやや小さめなサイズ設定になっています。これはペンシルベイトの基本、オリジナルザラスプークの114mmと比べてもひと回り小さいサイズであり、日本のフィールドに多い小規模な野池や、ハイプレッシャーなメジャーフィールドでは活躍しやすいサイズになっています。

また、このボディサイズで3フックを搭載するのは非常に珍しく、バスからのラフアタックやキスバイトなど全て絡め取ってやろうというメーカーの熱意の様なモノを感じますね。

先生
先生
どのルアーにも言える事ですが、ただボディサイズが小さければ釣れるわけではありません。小さくてもしっかりしたアピール力が必要で、ボディサイズとアピール力のバランスがとっても大切なんですよ。

固定ウエイトによる高レスポンスドックウォーク

ペンシルベイトにとって、キャスタビリティーという性能は大切なファクターの為、重心移動を採用しているモデルも多いですが、ジャスティーンはあえて固定重心を採用しています。どんなルアーにも言える事ですが、固定重心のタイプは重心移動のものと比べてアクションのレスポンスが向上し、ルアーの動き出しからキレのあるアクションを可能とします。

この特性はけっこう重要な要素で小さなポケットを狙った場合でも、短い距離でしっかりしたアクションを付けられる為、ストライクゾーンの狭い状況でもバイトに持ち込めることが出来ます。

「じゃあ固定重心で小さなボディのジャスティーンは飛ばないの?」

そう思うかも知れませんがご心配には及びません。

固定重心のペンシルベイトとしては段違いの飛距離を誇っているのもジャスティーンの大きな特徴の一つです。

深い喫水によるアンダーウォータードックウォーク

ジャスティーンの浮き姿勢はほぼ45度ですが、小さなボディサイズに比べ搭載されたウエイトが多いので、浮力が抑えられて喫水が深めです。

このことによりアクションの付け方次第では簡単にサブサーフェイスへダイブさせることができ、少し角度のついたおでことフラット気味な背中の部分に水を受けることで、水中ドックウォークをさせる事が出来ます。

水中ドックウォークは何らかの理由でバスがブレイクウォーター出来ない時に非常に有効です。かなり高度なテクニックの上、水中ドックウォークが可能なペンシルベイトはあまり多く無いので、このような状況下では唯一無二の強さを誇ります。

ジャスティーンの性能を引き出す 釣れる使い方

 

ジャスティーンは他のペンシルベイトと比べ非常にクイックで高レスポンスなドックウォークが可能です。

先ほども少し触れましたが、この特性は特にプレッシャーの高いクリアウォーターやルアーをじっくり見せてしまうとバイトに至らないような状況で非常に効果的です。このようなフィールドで使用する場合は基本的にジャスティーンをスローに操らず、左右への素早いドックウォークと見切られ難い小さいボディサイズでベイトのパニックアクションを演出してバスにスイッチを入れ、一気にバイトに持ち込むようにしましょう。

逆に野池の様な小規模なフィールドであれば、水の色やフィールドコンデションによってアクションスピードを調整する事で、大小サイズを選ばずたくさんのバスを反応させる事が出来る根こそぎペンシルへと変身します。

ジャスティーン最大の特徴は、その小さなボディサイズと固定重心によるナチュラルなアピール力とスピーディーなドックウォークアクションにあり、他のペンシルベイトよりもアピール力を抑えたい場面で投入すると、真価を発揮しやすいペンシルベイトになります。

先生
先生
アピール力が控え目なのでプレッシャーの高いフィールドや小場所で威力を発揮するタイプのペンシルベイトですね。

まとめ

今回のコンバットペンシルジャスティーンの個人的なインプレッションはここで終了となります。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

小さなボディサイズでプレッシャーにも強く、使うフィールドを選ばない食わせのペンシルジャスティーンは正に日本のフィールドにうってつけのペンシルベイトと言えるでしょう。操作も簡単で誰でもドックウォークをさせやすいので、まだトップウォータープラグでバスを釣ったことのない初心者の方にはぜひ使っていただきたいオススメのペンシルベイト最有力候補になります。今回の記事を読んでジャスティーンを使えばきっと結果がついてくると思いますよ。

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