ディープクランクとしてはワイドなアクションでアピール高め!!
基本性能は優秀だけど実は5mも潜らない王道ディープダイバー!!
ディープクランクにはグラスより低弾性カーボンロッドを合わせる派のちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は名前に SIX 【シックス】(6)と付くのに普通に使うと潜行レンジは5mにも届かない謎のディープクランク、DEEP-SIXの特徴と性能について解説していきます。
Contents
DEEP-SIXのスペック
出典:メガバス様
Length : 80.0㎜
Weight : 7/8oz.
フローティング
Hook : #2×2
カラー :12色
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
DEEP-SIXの構造と外見の特徴
ここではDEEP-SIXの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
ディープクランクのリップとしてはオーソドックスなラウンド形状で、やや角ばったイメージを持つDEEP-SIXのリップ形状は、かなりしっかりと水を受けるタイプのリップで見た目よりも軽い巻き心地と非常に優秀な潜行能力を持っています。タイトなロールアクションが多いディープクランクの中では少しワイドなアクション設定でアピール力は高め。ウィードやレイダウン、ボトムのストラクチャーをかわすのには十分な大きさのリップはスナッグレス効果も高く、この手のクランクの中では使いやすい性格となっています。
また、超極薄リップは潜行能力を高めるだけでなく、アクションのキレも向上させます。ロッドアクションを加えれば、深層でのスライドアクションも可能。単調になりがちな巻きの釣りでこちらからバイトチャンスを作り出し、仕掛けることも出来ます。
リップの角度
出典:メガバス様
ディープダイバーらしい水平な角度で、ボディラインに沿ったデザインを持つDEEP-SIXのリップ角は積極的に背中方向に水を受け流し、ボディ全体で水を掴むセッティング。ラインアイもリップ中央とする作りは水流をアクションに変換しやすく、ディープクランクに必要な基本性能をしっかりと押さえています。
潜行レンジは公式の発表でMAX6.4mとなっていますが、これはフロロライン8lb.と組み合わせた時のお話。1ozに迫るボディを8lb.ラインでフルキャストするは難しく、実際にはドラッキングなどで叩き出した潜行能力と思われます。
私達が普段使用するタックルセッティングでは、12lb.ラインでだいたい5m、16lb.ラインだとおおむね4.5m前後の潜行能力。状況やシチュエーションによってレンジが少し浅めのDEEP-X300と上手に使い分けると非常に効果的です。

ボディ形状
出典:メガバス様
細身のボディシェイプで、非常に優秀な空力特性を持つDEEP-SIXのボディ形状は、高い潜行能力と、それを生かす十分なキャスタビリティーをバランス良く持ち合わせています。
ボディ内部には数々のメガバスルアーで採用され、実績豊富な多目的重心移動システムを採用。ディープクランクには必須の遠投性能はもちろん、アクション、レスポンスなど、様々な性能を引き上げる内部構造は、急潜行能力やスイム姿勢など、ディープクランクには大切な性能を底上げしてくれます。
DEEP-SIXの特徴と長所
ここではDEEP-SIXが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
アピール力高めのワイドなアクション!
ディープクランクというルアーは軽い巻き心地とキャスタビリティー、潜行能力を確保するためにロールアクションがメインとなるものが多い中、DEEP-SIXは良く動きアクションも少しワイドとなっています。
この特性はけっこう大きく、攻め込めるハードベイトが限られるディープレンジでは他のクランクと差が出やすい特徴と言えるでしょう。シチュエーションや状況によってアクション特性の違うディープクランクと明確に使い分けする事が出来ればディープレンジの攻略に幅を出すことが出来ます。
サーチ能力を引き上げる高いキャスタビリティーと優秀な潜行能力
ディープクランクにとって目標レンジにいち早く到達する潜行能力と、それをサポートするキャスタビリティー能力は必要不可欠な性能と言えますが、高い基本性能を持つDEEP-SIXはこの2つの要素を高次元で両立させています。
特にしっかりとしたボディ重量と細見のシルエット、完成度の高い多目的重心移動システムが作り出すキャスタビリティーは数あるディープクランクの中でもトップクラス。かなり急潜行なダイブ性能と相まってエリア一帯がスポットとなるウィードエリアやディープフラットでは効率良くサーチする事が可能です。
軽い巻き心地とストレスフリーな使いやすさ!
ファーストムービングであるディープクランクは手数が命。長時間巻き続ける事が釣果への近道になりますが、一般的にディープクランクには重たい巻き抵抗で巻き続ける事が重労働というイメージがあります。
しかしながら、DEEP-SIXの持つ巻き心地は非常に軽くその巻き心地はまるで3mダイバーとそれほど変わらないレベル。アングラーへの負担が少なく、ディープクランク初心者の方でも使いやすいスペックは長時間の使用でも集中力が持続し、結果として釣果につなげやすくなっています。
DEEP-SIXの感想とまとめ
メガバスのリリースする本格派ディープクランクとして登場したDEEP-SIX。本来であれば16lb.ラインでも余裕で5mオーバーまで到達し、ディープレンジのバスを根こそぎ釣ってくるイメージでしたが、実際にはMAX4.5m位と想像のナナメ上を行くクランクベイトとなっています。
兄弟機であるディープ-X300が4mダイバーとして優秀なため、その影に隠れがちなDEEP-SIXですが、持ち前のアクションはアピール力も絶妙で他のクランクとローテーションして使えばけっこう重宝します。その他にも弟分であるディープ-X300よりも少し潜るスペックは互いにフォローしあえる間柄です。
色々と言いましたが、単純に4~5mレンジで使うディープクランクとしては普通に優秀です。名前と潜行能力の食い違いが強力すぎてそのイメージが先行してしまいますが、しっかりと特性を理解して使えばその高いポテンシャルを体感する事ができるでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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