ルアーインプレッション

シマノ バンタム ラウドノッカー ルアーインプレッション

細部までこだわった釣れるギミック満載のペンシルベイト

ルアーの形状から構造、実際に使用してのインプレッションとレビューを織り交ぜながら、ちかみやが超個人的な目線でルアーを解説するルアーインプレッションのコーナー。
今回は日本が誇る総合釣具メーカーのシマノが満を持して掲げたバンタムブランドから送り出す渾身のペンシルベイト、ラウドノッカーをインプレッションしていきます。

バンタムと言えば、日本を代表するようなトッププロを開発陣に迎え、一切の妥協を許さずにルアーを作っているイメージが強いブランドですね。そのモノ作りの姿勢には共感を感じる方も多いと思います。

ちかみやもバンタムブランドの製品は発売当初から幾つか使ってみましたが、そのどれもに共通しているイメージとしては「決して派手さはないけれど、どのルアーも総合的なスペックが高く、高い完成度を感じるルアー。」というもので、その中でも今回紹介するラウドノッカーはとてもこだわりを感じるルアーになっています。

細部まで考え抜かれたであろう、他のペンシルベイトには無い複雑なボディデザインや独特の構造を持ったラトルルームなど、一見すると上級者向けのペンシルベイトに見えなくもありませんが、実際に使用して感じた感想はとても使いやすく、理にかなった作りのペンシルベイトでした。

そんなバンタムのこだわりがたくさん詰まったラウドノッカーはいったいどんなペンシルベイトなのか?少し解説をしてみたいと思います。

先生
先生
恐れ多くもバンタムのルアーをレビューするなんて・・・何だか怒られそうですね。

バンタム ラウドノッカー スペック

出典:シマノ様

・スペック
Length:110mm
Weight:20g
フローティング
■フックサイズ TBL930 #4×2
¥1,850

以下はメーカーホームページより製品紹介文を引用します。

大型鋼球のメトロノームサウンドに、甘美な水噛み音をプラス。

バンタム ラウドノッカー [Bantam Loud Knocker]

従来のペンシルベイトは、スライドが得意なタイプはスライドだけ、小ワザが利く立ち浮きタイプは、広範囲のサーチが苦手と一長一短がありましたが、ラウドノッカーではこれらを両立。やや立ち気味の浮き姿勢で、ドッグウォークやダイビングなど幅広いアクションで使えます。「マグネット重心移動2ノックラトル」により、キャスト時は3つのラトル球がボディ後方に集中。飛距離を伸ばしつつ、連続スライドにも潜りにくく水面をキープしやすい設計に。一方アクション時は前方の磁着鉄球と後方の固定鉄球に球がぶつかり甲高い音が発生。下アゴのスプラッシュカップが水面を叩く時の甘い水音も複雑に絡み合い、いかにも釣れそうなサウンドを奏でます。

・フィーチャー

マグネット重心移動2ノックラトル
バスを誘うラトル音と、確かな飛距離を両立した2ノッカータイプの新構造。

■スプラッシュギル
■オフセットフックアイ
■TBL930フック#4
※フック交換について
TBL930はハヤブサ社のフックになりますが、日本市場では現在販売されておりません。
そのため、トリプルインパクト・ラウドノッカー・リップフラッシュ・マクベス・サバイブには「トレブル ケンクロウ ストロング FF602」、チャグウォーカーには「オーナー社ST-36」を推奨させて頂いております。

出典:シマノ様

ラウドノッカーの特徴とアピールポイント

ラウドノッカーのアゴには独特な形状のカップがついていて、とても個性的な音とスプラッシュを作り出します。下向きのアイを備えていますが、アゴの形状が複雑なのであまり水を逃がさない作りになっており、グイグイと水を押す様なドックウォークをします。
浮き姿勢は直立に近い垂直浮きですが、内部に搭載された重心移動機構兼ラトルボールがワンアクション目で適切な場所に移動して、アクション中は水平気味な浮き姿勢に移行するのでアクション自体はかなりつけやすいペンシルベイトになっていますが、テーブルターンなどの小技はやや苦手な一面を持っています。

・重心移動の性能を併せ持った2ノックラトル

他のペンシルベイトには無い、様々なギミックを持つラウドノッカーですが、ちかみや的にはこの重心移動兼ラトルシステムが一番興味深いシステムだと思いました。

ラウドノッカーは垂直浮きペンシル(立ち浮き系)と水平浮き(スライド系)の良い所を併せ持ったペンシルベイトとされていますが、本来は使い方によって使い方を選べるという表現が分かりやすいかと思います。

出典:シマノ様

ラウドノッカーにはこのように3つのウエイト兼ラトルが搭載されていますが、アクションをつけると1アクション目でヘッド側のウエイト(マグネットによって固定)とテール側のウエイト(もともと固定)が固定されます。この時、自由に動けるのは真ん中のウエイト(赤いウエイト)だけですが、アングラーのロッド操作によって意図的に真ん中のウエイトをヘッド側に持っていくと水平気味な浮き姿勢になり、スライド幅の大きいドックウォークが得意なペンシルベイトになります。

逆に遊動ウエイトをテール側で動かさないように操作すれば、小技に効く垂直姿勢でアクションをつける事が可能になり、少ない移動距離でアピールする事が出来るようになります。アングラーの操作によって2タイプの使い分けが出来るのがラウドノッカー最大特徴と言えます。

また、メトロノームサウンドと呼ばれるラトル音もアピール力があって好感が持てる仕組みですね。1アクションで2回音を発する大型のラトルは珍しく、プリスポーン期に効果がありそうなギミックだと思います。

・簡単にアクションを引き出せる操作性の高さ

ラウドノッカーは基本的なロッドワークが出来れば、誰でも簡単に狙ったアクションを引き出すことが出来ます。

アングラーの操作に対するレスポンスが良く、イメージしたアクションを具現化しやすいペンシルベイトは基本的な性能が高い証拠ですね。

・独特なスプラッシュサウンドを生むスプラッシュギル

かなり特徴的な形状のスプラッシュカップを搭載していて、スプラッシュ自体はそれほど大きなものではありませんが、奏でるスプラッシュ音がペチペチと独特の音がします。

どことなく聞き覚えのある音の様な気がするな?と思っていたら、水面でハッチする虫を食べようとするベイトの音を意識しているそうです。

 

出典:シマノ様

ピンクというカラーは全天候型の視認色とされ、どんな天気でも視認しやすいカラーなのでトップウォータープラグとは相性の良いカラーなんですよ。

ラウドノッカーを使った個人的感想と活躍する場面

ラウドノッカーは簡単にアクションさせる事が出来て、ひと通りペンシルベイトとしてのアクションをこなす事が可能ですが、一番キビキビとレスポンス良く動くのは幅の広い連続ドックウォークをしている時で、おそらくはメーカー側が最も狙っているアクションもこのアクションになると思います。しっかりとスピードとテンポに乗ったラウドノッカーの連続ドックウォークは、水押し、ラトルサウンド、スプラッシュのアピールバランスが良く、非常に頼りになるサーチベイトとして活躍してくれます。

独特のスプラッシュとラトル音でペンシルベイトとしてはアピール力の高いラウドノッカー
はバスが浮き気味な初夏のアフターはもちろん、プリスポーンの時期にも活躍が期待されるペンシルベイトと言え、バスが大型のベイトを捕食している時や、通常のペンシルベイトとはアピールの質を変えてアプローチしたい場合などにローテーションの一角としてボックスに常備しておくと心強いペンシルベイトになります。

先生
先生
ラウドノッカーは連続ドックウォークが一番良いアクションをします。

まとめ

バスフィッシング界最王手のメーカー、シマノのバスブランド、バンタムが作りだしたラウドノッカーのインプレッションはここで終了となります。

細部までこだわりを持って、一切の妥協無く作られたラウドノッカーは実に独特で個性的なギミックを持っていましたが、全てはバスを釣りたいアングラーの思いに答えるために用意された”釣る為の仕掛け”で、今回このルアーを使ってみて強く感じたのは、その使いやすさとラウドノッカーを手に取ってくれた方にバスを釣って欲しいと思うメーカー側の熱意でした。

ラウドノッカーの基本性能は確かに高いですが、決して芸達者なペンシルベイトではありません。

それでも、他のペンシルベイトには無い独特な強さがあり、時としてラウドノッカーでなければならない状況がある限り、ボックスの中に潜めておく価値はあるとちかみやは思っています。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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