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へドン スーパースプーク ルアーインプレッション

名作の血統を持ったハイアピールコンセプトのペンシルベイト

ちかみやが実際に使用してのレビューとインプレションを織り交ぜながら、ルアーの外観や形状、構造からそのルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説していくルアーインプレッションのコーナー。今回はペンシルベイトの名作、スーパースプークをピックアップして掘り下げてみたいと思います。

スーパースプークといえば今でも名作と呼ばれるペンシルベイトで、オリザラ、チャグスプークと並ぶ御三家の一角として広く知られていて、最新の機能を持ったペンシルベイトがたくさんある現在でも第一線で活躍出来るほどの実力を兼ね備えています。

一目でそれとわかるような迫力のある大柄なボディと3フック、使った事が無い人ならばちょっと使うのをためらいそうになってしまう圧倒的な存在感を誇るスーパースプークはどんなルアーなのでしょうか?

本当の凄さを知ったらきっとキャストしたくなる。スーパースプークの魅力を一緒にひも解いてみましょう。

先生
先生
スーパースプークには弟分のスーパースプークJr.もあります。オリジナルのサイズに抵抗がある人はJr.から使ってみるのもいいかもしれませんね。

Contents

スーパースプークのスペック

Length : 5inch 12.25cm
Weight :7/8oz 24.5g
HOOK #4×3フック
フローティング
カラー:11色+ソルトカラー22色

ペンシルベイトの機能を極限まで高めた最高傑作
スーパースプーク
ザラスプークの血統を引く、スーパースプーク。タイイングアイからフックに至るまで、頑強なパーツを備えています。 3本のシャープなフックを備えフッキングも抜群。

誰が扱ってもしっかりウォーキング・ザ・ドッグアクションを容易に演出できます。低周波のシングル・ノッカー音を組み込んだ、トーナメンターやランカー・ハンターの必携ルアー。

ペンシルベイトの代名詞といわれるザラスプーク。

このザラに数年前同じプラドコのエクスカリバーというブランドからオリジナルよりも1センチ以上大きいスーパースプークが発売されました。オリザラとの一番の違いはラトル音です。この大きさでもバス用に設計されており、メキシコを始めアメリカなどでランカー用として人気があります。

1999年になって同じエクスカリバーブランドからこのモデルの小さいサイズ、Jr.が発売されました。これはオリジナルとザラパピーのちょうど中間にあたり、日本では最も使いやすいサイズとなっています。もちろんスーパースプークからのラトル音も健在です。 2002年からはエクスカリバーから製造元であるヘドンのブランドでの発売となりました。同じブランドで発売されたことにより、スペック等比べやすくなったと思います。

また、オリジナルとの釣り比べも面白いと思います。フィールドや状況によっての使い分けが今まで以上にしやすくなったザラファミリーを今までご存知の方も、そうでない方も是非一度使ってみてください。

出典:スミス様

スーパースプークとJr.それぞれのスペックとボディサイズの違い

 スーパースプーク   5インチ    12.25㎝  7/8OZ.  24.5g
スーパースプークJr 3-1/2 インチ 8.89 ㎝  1/2OZ.  17g

スーパースプークの構造と外見の特徴

スーパースプークはいったいどんな特徴があるルアーなのでしょうか?
外見の特徴や内部構造などからどんなアクションを得意とするルアーなのかを掘り下げます。

ラインアイの角度

スーパースプークのラインアイはアゴではなくノーズ(鼻)についていますが下向きにセッティングされていて、ドックウォークアクションを容易にする作りになっています。アゴではなくノーズアイなので若干スライディングの幅は狭くなる傾向があります。

アゴの形状

アゴの形状は水の抵抗を逃がしやすい形ではありますが、ノーズアイや浮き姿勢の関係でアクション時に意外と水を掴んでグイグイと押します。

しかしながら、アクションに影響が出るほどしっかりと水を掴んでしまうわけではないので、アピール力もあってアクションもさせやすい、とても心地良いバランスになっています。

浮き姿勢

スーパースプークとJr.の浮き姿勢
出典: SAVAM様

浮き姿勢はほぼ水平に近い浮き姿勢になっています。

トータルで見るとロッドワークにレスポンス良く反応する構造になってはいますが、大きなラトルを搭載している影響でオリザラほどアクションにキレが無く、やや不器用な傾向があります。それでも他のペンシルベイトと比べたら十分アングラーの要求に答えてくれるルアーと言えます。

スーパースプークの特徴と長所

ここではスーパースプークが持つ大きな特徴を3つに絞ってご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

ワンノッカーサウンドのラトルを搭載

スーパースプークの最大の特徴としてアピール力の高さがありますが、その象徴とも言えるのが、このラトルを搭載している部分です。「カコーン、カコーン」といった大きなラトル音は、本来ペンシルベイトが苦手とする荒れたシチュエーションでも十分に存在感をアピールしてくれます。

大柄なボディ

スーパースプークはオリザラと比べてひと回り大きいボディサイズなのでドックウォークアクションの際にボディサイドで水を押す量が多く、ひときわ大きなスプラッシュとポップ音を出すことが出来ます。

3フックでストライク率アップ

スーパースプークは3フックにすることでフッキング率を30%以上向上させているそうです。スーパースプークは非常にアピール力の高いラトル音を持っているので、反応するバスは単に捕食でバイトするだけではなく、威嚇目的のラフアタックも多いという特徴があります。反応するバスは全部絡めとる。スーパースプークの3フックにはそんな意味合いもあるんですね。

先生
先生
スーパースプークはオリザラのアピール力を特化したペンシルベイトという位置付けがしっくりくるルアーですね。アメリカでは本家のオリザラより評価が良く、使用率も高いそうです。

スーパースプークを使った感想と使い方のまとめ

スーパースプークの大きな特徴

・ワンノッカーサウンドのラトルを搭載
・大柄なボディ
・3フックでストライク率アップ

以上の3つがスーパースプークの大きな特徴になります。
上記した特徴に加えて、ボディサイズの割には操作しやすく、ロッドワークに対するレスポンスも良好なペンシルベイトとなっています。スーパースプークのような大柄なボディのルアーは自重が重いのでアクションにキレが無く、ノタノタとしたアクションになってしまいがちで、レスポンスが悪いモノが多いのですが、このルアーはオリザラと同じく、ほとんど欠点らしい欠点が見当たらない素晴らしいボディバランスをしています。

効果的な使い方としては、その高いアピール力を活かし、普段よりも波風が強く荒れている状況や濁りが入ってしまってオリザラではアピール力が足らない時、より広範囲をスピーディーにサーチしたい場合に効果的でしょう。また、春先のプリスポーンの時期はワンノッカーのペンシルベイトが非常に有効なルアーになります。まさにスーパースプークは持って来いのルアーと言えるのではないでしょうか。

先生
先生
スーパースプークはアピール型ペンシルベイトの完成形と言えるでしょう。一つくらいはボックスに忍ばせておきたいルアーです。意外と出番は多いはずですよ。純正のフックはあまり性能が良くないので出来れば実戦投入する前にフックは交換しておきましょう。

以上で名作の血統を持ったハイアピールコンセプトのペンシルベイト、スーパースプークのインプレッションはおしまいになります。操作も難しく無くて誰でもハイアピールペンシルの性能を体感出来るこのルアーは本当に高性能で優秀なペンシルベイトです。改めて使用し、こんなに凄いルアーを使わないなんてもったいない。と本気で思いました。バスと触れ合う機会を増やしたいと思っているアングラーさんは多いと思いますが、スーパースプークはそんな皆さんに是非とも使ってほしいペンシルベイトです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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