初心者にオススメな基本の詰まったベーシックペンシル
ちかみやが実際に使用してのレビューとインプレションを織り交ぜながら、ルアーの外観や形状、構造からそのルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説していくルアーインプレッションのコーナー。今回はDUO レアリスペンシル110について掘り下げてみたいと思います。
Contents
レアリスペンシル110のスペック
出典：株式会社デュオ様
Length : 110mm
Weight : 20.5g
フローティング
カラー：8色
目指したのはスタンダード＋α。
シンプルな後方重心設計に極限まで軽量化を計った肉薄ボディ。
回頭性能の向上に効果的な球Rを水受け面に追加加工したスウィングデザインにより、
誰でも綺麗なドッグウォークアクションを簡単に演出できます。
・TECHNICAL DETAILS
キャスティングパフォーマンス
空気抵抗を軽減したボディフォルムと、テイルのフックアイポジションを腹側にずらすことで、強風や投げ方に影響を受けることなく、安定した飛行姿勢で抜群の飛距離を実現。
・アクションパフォーマンス
スウィングデザインにより、左右へ同じストロークで小気味良い振り幅の少ないドッグウォークアクションを演出。
・スプラッシュ＆ダイビングアクション
十分な浮力を活かし、ドッグウォーク中に浮き上がりが頂点に達した瞬間に、少し強めにラインスラックを取ると、水を前に押し出すようにスプラッシュしながらダイビング。
・2ノックラトルシステム
テール部に固定された硬球メインウエイトに、硬球移動ウエイトがぶつかることで高音質なカチカチ音を発生。マディーからクリアーまで、水色を問わず離れたバスに強烈にアピール。出典：株式会社デュオ様
レアリスペンシル110の構造と特徴
出典：株式会社デュオ様
レアリスペンシル110のラインアイは下向きにセッティングされていて、ドックウォークアクションを容易にする作りになっています。アゴ自体の形状は水の抵抗を逃がしやすいものの、先端に取り付けられた球体で水を受けることによって強制的左右に首を降らせる仕組みになっています。
浮き姿勢は約80度程とかなり垂直に近い浮き姿勢になっています。
これはキャスタビリティーを上げるために後方重心＋重心移動を備えている影響で、ドックウォークアクションに移行するとウエイトが移動し、姿勢は多少水平気味になります。
基本的には振り幅の狭い、ハイピッチなウォーキングアクションを基本アクションとしています。初心者の方には少し操作が難しいかも知れませんが、ターンやスプラッシュも意図してアクションさせられるポテンシャルもあって、意外と懐の深い一面も併せ持っているルアーです。
アクション中は重心移動用のウエイトが後部に固定されたウエイトに当たる事でかなりアピール力の高いワンノッカーサウンドを発し、アングラーのスキル次第ではアピール力の強弱を調整出来る器用さを持っているペンシルベイトと言えますね。
レアリスペンシル110を使った個人的レビューと使い方のまとめ
・ドックウォークアクション自体は容易に出来る親切設計
・アクションの自由度は意外と高いが難易度も高め
・コストパフォーマンスが高いのでガンガン攻められる
以上の3つがレアリスペンシル110の大きな特徴になります。
初見では「あまり特徴がなさそうなルアーだな。」と思っていましたが、とてもドックウォークさせやすく水押しもそれほど強くないので初心者の方が基本をマスターするには持って来いのペンシルベイトだと思います。やや難易度は高くアクションさせるには少しコツが必要ですが、腕が上がればターンやスプラッシュなども可能なルアーなので一緒に成長していく過程を過ごせるルアーともとれます。ペンシルベイトに必要な性能をしっかりと持っていて基本に忠実な作りなのですが、スキルの高い中級者やエキスパートアングラーは少々物足りなく感じてしまうかも知れませんね。
以上で初心者にオススメな基本の詰まったベーシックペンシル、レアリスペンシル110のインプレッションはおしまいになります。誰でも簡単にきれいなドックウォークアクションを演出させることができ、初心者の方が基本をマスターするにはうってつけのペンシルベイトと言えます。ぜひレアリスペンシルを使って自身の釣りスキルをステップアップさせて下さい。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
