大きなボディによるインパクトと強い水押しで大型のバスに非常に効果的なスイムベイト。
その起源は現在主流となっているビッグベイトよりもかなり古く、私が現役のトーナメンターだったライトリグ全盛期の頃から一部のコアなアングラーの間で愛用されていました。
現在では各社から様々な特徴を持ったスイムベイトがリリースされていますが、あまりにも広い選択肢は逆に本当に実釣性能の高いモノを選ぶのに苦労してしまいます。
そこで今回は、20年近く様々なスイムベイトを試してきた私が、今でも「一軍」として使用しているスイムベイトを5つに絞ってご紹介いたします。

スイムベイトは大型のバスに非常に効果的なルアーの一つ。しっかりとした使い方をすればわずか数投でモンスタークラスのバスを仕留める事も十分可能な実力を持っています。
Contents
おすすめスイムベイト5選
ここでは各社からリリースされているスイムベイトの中でもトップクラスの実釣性能を持つスイムベイトを5つご紹介します。それぞれのルアーが持つ特性と使い方を理解して使用すれば大型のバスに非常に有効な武器になります。
おすすめその1 フィッシュアロー ビビッドクルーズ150
Length : 150㎜
Weight : 28g
フィッシュアローのリリースするビビッドクルーズ150は非常にボディバランスが良く、デットスローからファーストリトリーブまで幅広いリトリーブスピードに対応します。スイミング時にテールだけでなく頭を振るアクションが特徴的で、これによってルアー前方へのバイトが集中し高いフックアップ率を誇ります。
また、ボディウエイトの重くなりがちなスイムベイトの中にあって、28gの自重はタックルを選ばないので通常のMHクラスのロッドでキャストが可能。150㎜のオリジナルモデルの他に、ひと回り大きくてアピール力の高い170㎜と野池や小規模フィールドで活躍する115㎜モデルもリリースされています。
おすすめ その2 シグナル デビルスイマー
Length : 150㎜
Weight : 28g
シグナルはまだスイムベイトが一般的になる前から、積極的にスイムベイトを開発しているメーカーで、これまでに数々の名作スイムベイトをリリースしてきました。今回紹介するデビルスイマーはそんなシグナルがリリースするスイムベイトの最新作で、独特なテール形状はすごく小さなバイブレーションをボディ全体に発生させながら、スイムベイトにとって理想的なアクションを生み出します。他のスイムベイトには無い唯一無二の神アクションは、他のスイムベイトでは反応しないビッグバスを思わず反応させてしまう実釣性能を持っています。
おすすめ その3 10TEN FEET UNDER H・B バブゥ
Length : 125㎜
Weight : 34g
ノーシンカーで幅広いボディを持ったH・B バブゥは表層レンジのデッドスロー攻略に特化したスイムベイトで、アングラーの操作しだいで水面直下から約50cmまでのレンジを強烈な波動でアピールし、バスを惹きつけます。特徴的であるクイックなウォブリング&ローリングアクションはスイムベイトの中でも特にアピール力が高く、スイムベイトの苦手とする濁り気味の状況でも有効で、平たいボディシェイプは、オカッパリと言う限られた足場から、オーバーハングなどの奥へスキッピングさせたい状況等で威力を発揮する設計になっています。
おすすめ その4 ジャッカル ダンクル7
Length : 7inch
Weight : 62g
リリース以降全国のフィールドで数々の実績を残しているダンクルは、やや浮き上がりやすくスローリトリーブがメインの使い方になりますが、バランスの良いナチュラルなウォブンロールアクションでバスを惹きつける事が出来ます。ビッグヘッドから生まれる水押しインパクトとの相乗効果で、抜群の集魚力ながら、バスのバイトを誘発するアクションに仕上がっており、チューニングに対する懐の深さも魅力的で、アシストフックはもちろん、背バリチューンなどアプローチする状況に応じ様々なセッティングが可能。水面からボトムまで狙ったレンジをストレスなく攻略する事が出来ます。
おすすめ その5 デプス ラドラビット
Length : 5.8inch
Weight : 1.5oz
デプスのリリースするラドラビットはデッドスローに特化し、オカッパリで威力を発揮するスイムベイトになっています。レンジキープ能力が高く、水面直下~1mレンジに特化させたその性能はスイムベイトの基本性能「追わせて食わせる」をどこまでも追求し、極限までスローリトリーブできるセッティングと、わずかな水流でもすぐさま反応するほどのレスポンスを持っています。これにより野池など小規模フィールドで多い短いトレースラインや限られたストライクゾーンをより長く泳がすことができ、少ないチャンスを最大限活かせる設定になっています。
スイムベイトの効果的な使い方
ただ巻きが基本的な使い方のスイムベイトにもその性能を引き出すための効果的な使い方やコツあります。ここではスイムベイトで釣果を伸ばすために注意したい事や性能を引き出すコツをご紹介します。

スイムベイトの元祖と言えばオスプレイのタロン。他のルアーには無い高いアピール力は透明度の高いフィールドで圧倒的な存在感を放ち、数々のビッグバスを魅了してきました。
様々なリトリーブスピードを試す
スイムベイトはその高いアピール力でバスにルアーを追わせ、バイトさせるメゾットになります。基本的にはスローよりのリトリーブスピードがメインになりますが、使用するシチュエーションやバスの状況によっては止めてみたり、少し早めに巻いてみる事も非常に重要です。「バスは付いてくるけどバイトしない。引き返してしまう。」その様な状況が続いたら様々なリトリーブスピードを試してみましょう。今まで見に来るだけだったバスが急にバイトしてくる事が往々にしてあります。
追加ウエイトでレンジやリトリーブスピードを調整する
基本的にはバスを引き付ける釣りのスイムベイトも、時としてこちらから歩み寄る必要があります。メインボディがワーム素材で出来ているスイムベイトはネイルシンカーなどで簡単にウエイトを調整する事が可能で、追加ウエイトによって同じリトリーブスピードでもよりディープレンジをトレース出来るようになったり、ボディの安定性がアップして早いリトリーブスピードでもしっかりアクションする事が出来る様になります。

必要であればアシストフックも・・・
スイムベイトはソフトなボディとハードベイトには無いナチュラルなアクションで、とてもバイトの多いルアーですが、バイトしてもフックアップまでに至らない事が多いルアーでもあります。比較的クリアウォーターで実績の高いスイムベイトは、バスからもフックの存在がまる見えで、フックの無いテール部分やボディサイドにアタックされる事がほとんどです。私の経験では10バイトのうちフックアップする確率は1バイトくらいでとても悔しい思いをしましたが、フックシステムの見直しでかなり改善する事が出来ました。
フェザーフックはフックの存在を隠し、簡単にバイト率を上げる事が出来ます。

アシストフックも非常に効果的なフックシステムの一つ。多すぎるアシストフックはスイムベイトのアクションそのものを変えてしまうばかりか、バスへも余計なダメージを与えます。効率良くシンプルに追加するのが釣果を伸ばすためのコツになります。
おすすめスイムベイト5選と使い方 まとめ
スイムベイトはルアーの中でもトップクラスのアピール力を持ち、非常に勝負の早いルアーです。そのボディサイズから必然的に釣れるバスのサイズも期待でき、シャローレンジで繰り広げられるビッグバイトはとてもエキサイティングです。今回紹介したスイムベイト達はそれぞれが個性的な特徴を持ちつつも基本性能は高いルアーばかり。きっと皆さんのスイムベイト・フィッシングを信頼のおけるメゾットとして確立してくれるでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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