小柄なボディとナチュラルなスイミングアクションはハイプレッシャー時の切り札!
圧倒的な使いやすさでタイニークランクの歴史を塗り替えた超高性能クランク!!
ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はO.S.Pがリリースする高性能小型クランクであるタイニーブリッツの特徴と本当の実力を解説していきます。
Contents
O.S.Pタイニーブリッツのスペック
Length : 46.0㎜
Weight : 6.5g
フローティング
Hook :#8×2
カラー :31色
O.S.P タイニーブリッツの構造と外見の特徴
ここではタイニーブリッツの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
出典:O.S.P様
タイニーブリッツのリップ形状は通常のABS樹脂では不可能な薄さである極薄0.8mmのサーキットボードを使用したHPスラッシュビルを使用し、極限のキレとレスポンス、ストラクチャー接触時の感度を獲得しています。先端がフラットでワイドな形状が針先をガードし、ストラクチャーへのタップ回数が多くなっても姿勢を崩しにくくする事で高いスナッグレス性能を実現。しっかりと水を掴むリップはハイピッチなアクションを生み出して中層のただ巻くだけでも高いバイト率を誇ります。
リップの角度
出典:O.S.P様
タイニーブリッツのリップ角度はしっかりと水を掴みやすい、シャロークランクらしい角度で取り付けられています。水押しが強く、アピール力の強いウォブルと食わせ要素の高いロールのバランスが絶妙なリップ角は極めてハイピッチなアクションを発生させてオープンウォーターでもバイトを誘発出来る実釣性能を発揮します。
設定された潜行レンジは水深0.3~1.0mとかなり浅いレンジを泳ぐセッティングでとても特徴的。このセッティングを見ればタイニーブリッツがどれだけ中層タダ巻きをより強く意識しているクランクベイトかが分かるセッティングとなっています。
ボディ形状
出典:O.S.P様
タイニークランクながら、高い浮力でスナッグレス性能を保ちつつ、ボディをセミフラットにすることによってフラッシング効果と強い水押しのよってアピール力をUPさせているタイニーブリッツは、大胆な軽量化と高浮力が期待できるO.S.P独自のハニカムスーパーHPボディと特徴的なワンウエイトアンダーバランスシステムで極限まで低重心化。極薄HPスラッシュビルの組み合わせは、アクションやスナッグレス性能など全ての性能の底上げに大きく貢献し、極限のハイプレッシャーにも対応できる特化型クランクベイトとなっています。
O.S.P タイニーブリッツの特徴と長所
ここではタイニーブリッツが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
小型ボディとハイピッチアクションがハイプレッシャー時に効果的
タイニーブリッツのようなボディの小さなクランクベイトは、高いサーチ能力を持ちながらも魚をだましやすいのでハイプレッシャー時でも高いバイト率を誇ります。特にローライトコンディションや少し水が濁っていて、プラスな要因がありながらもアングラーのプレッシャーで口を使わないような状況ではタイニークランクの出番。高いアピール力と食わせ要素の高いスモールシルエットは最強の組み合わせとなります。
固定重心のタイニークランクながら規格外のロングキャスト性能
スイムアクションを最優先した固定重心ながらも、ボディ内部の作り込みで抜群のキャスタビリティーとスナッグレス性能を誇るタイニーブリッツはどんなレベルのアングラーでもただ投げて巻くだけでその性能を発揮し、ストレスフリーで使いやすタイニークランクとなっています。
今までのタイニークランクと言ったら一帯の魚を根こそぎ釣ってしまうような実釣性能と引き換えに扱いにくいモノが多く、特にキャスタビリティー性能に関してはお世辞にも満足できるスペックの物はごく少数でした。
しかながらタイニーブリッツの登場で小型クランクは一気に使いやすいルアーとなりました。反則級の実釣性能はバス釣り初心者にとって非常に心強い味方となり、クランクベイトの釣りを覚えるのにとても役に立っています。
中層攻略に特化したスイムアクションでクラストップの食わせ能力
一見すると通常の小型クランクに見えるタイニーブリッツですが、実は“中層の攻略に特化したクランクベイト”となっています。
シャロークランクというのは一般的にカバーやストラクチャーに強く、障害物周りを釣る事が多いルアーですが、タイニーブリッツはそのスモールシルエットと絶妙な強さのアピール力でオープンウォーターでもバイトさせやすく、その優れた性能はスローな釣りに反応しないビッグバスをバイトさせる破壊力も持ち合わせています。
O.S.P タイニーブリッツの感想と今回のまとめ

扱いにくいモノが多く、エキスパート向きだったタイニークランクの世界を一瞬にして大きく変えたタイニーブリッツ。それほどまでにこのクランクベイトが持つスペックと性能は圧倒的なモノでした。スイムレンジが浅く、ボトムノックやカバータッチではなくオープンウォーターで高い実釣性能を発揮する設定は意外と知られていないようで、兄弟機であるMRやDRと比べると使用率がイマイチな気がしますが、他のルアーには全く反応しないようなハイプレッシャー時でも中層をただ巻くだけでたくさんのバスを連れてくる特性はまさに切り札と呼ぶに相応しいもの。エキスパートはもとより、クランクベイトで釣ってみたい初心者の方にこそ使って欲しいクランクベイトに仕上がっています。
どうしても釣れない・・・そんな時はあきらめる前に5分間だけタイニーブリッツをキャストしてみてください。そこにはきっと思い描いていた結果とは違った結末が待っていることでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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