ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はダイワがリリースするバーサタイルディープクランク、スティーズクランク300の特徴と実力を解説していきます。
Contents
スティーズクランク300のスペック
出典:ダイワ様
Length : 61.0㎜
Weight : 18.0g
フローティング
Hook :サクサストレブル #4×2
カラー :8色
スティーズクランク300の構造と外見の特徴
ここではスティーズクランク300の主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
ディープクランクらしく、ロングリップを搭載したスティーズクランクのリップ形状は、半円状で先端の幅が広く、ウィードやボトムへのコンタクト感を大切にしたリップ形状になっています。
ラウンドとスクエアリップの中間的形状のこの様なリップは、先端側でしっかり水を受け、心地良い巻き抵抗とバランスのとれたアクションを生み出します。ウィードへのタッチ感にかなりこだわったとみられるリップはディープクランクながら軽い巻き抵抗で、適度にウィードへ引っ掛かりながらも絶妙な抜け具合を実現しています。
リップの角度
スティーズクランク300のリップ角はシリーズ中最も水平な角度に設定されていて、ディープクランクらしいタイトなウォブロールに設定されています。
ラインアイがちょうど中央にあるので、先端側ではしっかり水を受けますが、絞りの入るラインアイ後方では一転して水を逃がし、逃げた水はボディ両サイドとルアー上部に抜けて安定したスイム姿勢を作り出してくれます。
潜行レンジは約3mとなっていますが実際にはかなり潜ります。体感的な感覚ですと、フロロ12LBで約3.8m、14LBで3.5mに届くかな?というレンジくらいまでダイブしてくれます。
ボディ形状
スティーズクランクのボディ形状は一般的なラウンドクランクと同様の浮力の高いボディ形状を採用しています。
内部には大型のタングステンウエイトが搭載され、このメインウエイトがテール方向へ重心移動する事でディープクランクには必要不可欠なキャスタビリティーを生み出す構造となっています。
スティーズクランク300の特徴と長所
ここではスティーズクランク300が持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
ディープクランクながら軽快な巻き心地と扱いやすい使いやすさ
皆さんもご存知の通りクランクベイトというルアーはボディやリップの形状、また、その2つのバランスによって巻き心地や巻き抵抗が大きく変わります。
最近ではあまり見なくなりましたが、一昔前のディープクランクにはもはや修行レベルの使い心地を持ったモノもたくさんありました。
やっかいなのは、そんなクランクベイトほど良く釣れるので使わざるを得なっかのですが、スティーズクランク300は長時間使用しても集中力が続く設定になっています。
重要なのは「ただ巻き心地が軽いだけではない。」ということ。
軽い巻き心地の中にも確かな使い心地、手元に伝わる使用感があり、常に水中をインフォメーションし続ける特性はアングラーの集中力を持続させる効果があります。
ボトムやウィードに対する絶妙なタッチ感と抜け具合
スティーズクランク300は琵琶湖などのウィードレイク攻略にフォーカスされて作られているためか、ウィードへのタッチ感と抜け具合がとても優秀です。強いこだわりを感じるほどのタッチ感は、リップがどのくらいウィードをつかんでいるか明確にわかるほどの感度で、アングラーのスキル次第ではスティーズクランク300を思いのまま操る事が出来るでしょう。
また、この特性はウィードレイクだけでなくリザーバーや霞水系のブレイクなどでも非常に有効。様々なストラクチャーに強い独自のセミラウンドリップはスナッグレス性能も高く、あらゆる沈み物やハードボトムに対して圧倒的なアドバンテージを得る事が出来ます。
ディープクランクの性能を最大限引き出すロングキャスト性能
投げて巻くを基本とするファーストムービングルアーにおいて、効率良く広範囲をサーチするための優秀なキャスタビリティー性能は必須の性能と言えるでしょう。
特にスティーズクランク300のようなディープクランクにとって高いロングキャスト性能は絶対に欠かす事の出来ない必須の性能。より遠くへキャストすればするほど広いエリアをサーチでき、長く取れるプロダクティブゾーンはバスのバイト率を大きく引き上げてくれます。
スティーズクランク300の感想と今回のまとめ
ダイワと言えば日本屈指の総合釣りメーカーですが、釣れるルアー作りの歴史は古く過去にもたくさんの名作をリリースしています。
過去にはT.Dスーパークランクという優秀なディープクランクをリリースしていました。
このルアーも基本性能が高く、当時のディープクランクとしては圧倒的な実釣性能と使いやすさでトーナメントシーンを席巻した名作として知られていますが、今回紹介したスティーズクランク300もディープクランクとしての基本性能、ストレスのない遠投性能と障害物回避能力、そして心地よい使いやすさは他のクランクベイトと比べてもずば抜けて高性能で、かつての名作に通ずるところがあります。
ベーシックフォルムに息づく名作クランクの血統を、ぜひ皆さんも体感してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。
クランクベイトの性能をフルに引き出せるおすすめタックルセッティングはこちら!!


https://bassmania.site/%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%97%e3%82%af%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%af5%e9%81%b8%e3%81%a8%e9%87%a3%e3%82%8c%e3%82%8b%e4%bd%bf%e3%81%84%e6%96%b9%e3%80%81%e7%90%86