ルアーインプレッション

エバーグリーン クラッチヒッター ルアーインプレッション

バスを引き上げるワイドなアクションはトップクラス!
高アピールでサブサーフェイスを疾走するハイレスポンスマシン!

SSRクランクは信頼関係が大切。が持論のちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はエバーグリーンのリリースする実戦型スーパーシャロークランク、クラッチヒッターの特徴とその性能について解説していきます。

クラッチヒッターのスペック

Length :58.0㎜
Weight : 12.5g
フローティング
Hook : EGトレブルマジック フロント#5 リア#6
カラー :17色

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
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サブサーフェイスをメインレンジとするスーパーシャロークランクというのはボディのセッティングで大きくアクションが変わります。個性も出やすく、釣れるルアーとそうでないルアーの差が開くルアーでもあります。

クラッチヒッターの構造と外見の特徴

ここではクラッチヒッターを構成する主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ本質的な性能や特徴、本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

出典:エバーグリーンインターナショナル様

クラッチヒッターのリップは、ラウンドリップの先端側をワイドにして全体を短くしたようなリップの形状となっています。高いレスポンスを期待できるサーキットボード製のリップはボディサイズに対してやや小さく感じるものの、しっかりと水を掴んで大きく左右へ逃がしてワイドなアクションが期待できる設定になっています。

リップの角度

出典:エバーグリーンインターナショナル様

クラッチヒッターのリップ角度はスーパーシャロークランクらしいほぼ垂直に近い角度となっています。少し角度のあるリップは下向きに取り付けられたラインアイの効果を最大限発揮させ、非常に泳ぎ出しが早く、低速でもしっかり水をつかみアクションし、高速でも水から飛び出さないセッティングとなっています。

設定されている潜行レンジは水面直下~約30cm程度。スーパーシャロークランクらしいレンジ設定は水面まで出きらないバスにとても有効で、あえて少し潜る作りはナーバスなバスをバイトに持ち込める力を持っています。

ボディ形状

出典:エバーグリーンインターナショナル様

高いレスポンスとアクションを優先したクラッチヒッターのボディ構造はメインウエイトにアイ一体成型の固定式を採用することで泳ぎ出しの早さを向上させています。メインウエイトを中心にアクションさせる事でスローからハイスピードリトリーブまで幅広く対応し、安定感のあるワイドなウォブルアクションは深いレンジからでもバイトを引き出す事が出来ます。

また、ボディ後方にもラトルの役割を持つウエイトを配置し、しっかりとしたボディ重量を確保する事でタックルのセッティングを選ばず安定した飛行姿勢と抜群のキャスタビリティーを実現。素材の違う2つのラトルによる複合低音サウンドはテール部に配置することで、より効果的にサウンドを発生しやすくなっています。

クラッチヒッターの特徴と長所

ここではクラッチヒッターが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

ハイレスポンスなセッティングで動き出しが早い!

サーキットボード製のリップに固定重心、ファットなボディで浮力もあるクラッチヒッターはアクションレスポンスをとことん追求したようなボディセッティングで非常に早い動き出しを持っています。

この特性はバスのストライクゾーンが狭い状況や、カバー際のピンスポットを重点的に攻略したいときにとても重宝します。短い移動距離で十分アピール出来るのでエリアをサーチする効率も上がり、早い段階での状況把握やバスからの反応を見てゲームに組み立てる際に有効なパイロットルアーとなってくれます。

 

低速でも高速でもしっかりアクションする対応力!!

クラッチヒッターのようなスーパーシャローランナーは、ハイスピードリトリーブだとアクションが破綻しやすく、水面から飛び出しやすくなります。スローリトリーブでは十分に水を押せずしっかりアクションしないルアーもあり、ベストなリトリーブスピードの幅が極端に狭いモノも数多くありますが、リトリーブスピードで大きく反応の変わる事の多いクランクベイトにとって、様々なリトリーブスピードに柔軟に対応できる能力というのは釣果を残すために無くてはならない性能と言えます。その中でもクラッチヒッターは高いレスポンスと運動性能で、通常のクランクではアクションしないようなデッドスローから極めてハイスピードなリトリーブまで決してバランスを崩すことなくキレイにアクションし、様々な状況変化に幅広く対応出来る仕様となっています。

あくまでもサブサーフェイス。少し潜る設定

サブサーフェイスレンジのクランクベイトにとって、潜行能力の設定は非常に重要なファクターです。スーパーシャローランナー=水面直下と思われがちですが、水面に波を立ててアクションするのと10㎝でも潜るのとではバスからの反応が大きく変わります。

特にバスがとてもセレクティブだったり、ナーバスな場合はこの小さな違いが大きく釣果を左右する事も少なくなく、各々のクランクが得意とするシチュエーションでしっかりと使い分けてあげることが結果を出しやすくします。

先生
先生
サーフェイスクランクスーパーシャロークランクは似ているようで全く違うルアーです。サーフェイスクランクはバズベイトやウェイクベイトなど、トップウォーター系に近いイメージですが、スーパーシャロークランクはあくまでもクランクというイメージと使い方をします。

クラッチヒッターの感想とまとめ

元祖スーパーシャロークランクと言えばマンズのワンマイナスかバンディットのフットルースかと思います。どちらも名作と呼ばれる優秀なSSRですが、極めて浅い潜行能力は全体水深の浅い野池や小規模フィールドでとても活躍します。

※SSR=スーパーシャローランナー

クラッチヒッターのリリースブランドである「Mo-DO」は、本当に信じて引き倒せる事をコンセプトに掲げる実戦至上主義のブランドとなっています。

特にクランクベイトはたくさんリリースしており、その作りからは強いこだわりを感じるものも多く、今回紹介したクラッチヒッターもその一つ。コアな特色を持つルアーの多いSSRカテゴリーにおいてフロントとリアのフックサイズを変えて理想のバランスを追求したり、リップで受けきれない水流をおでこの部分で受けてアクションと潜行能力を制御したりと細部までこだわった基本に忠実な作りは非常に高いパフォーマンスを発揮します。

ワイドなアクションでアピール力も高く、非常に優秀なバイト誘発力はまさにトップクラスの実力を持つ実戦型SSRと言えますが、一つ気になる部分はフロントフックがリップに絡みやすいというところ。

SSRのクランクにはよくある事ですが、このセッティングは意外と致命的。場合によってはせっかくのハイレスポンスも水の泡となってしまいますが、一番手大きなフックとやや小さなリップはそのトラブルを最大限避けるためのモノ。このあたりのセッティングが総合的なトータルバランスを突き詰めたこの手のクランクの限界点ということでしょう。

クラッチヒッターとはチャンスに強くそのような状況で特に活躍することの多い打者のことだそうです。「プレッシャーのかかる局面において良い働きをすること」の意で使われることも多く、このクランクに込められたメーカー側の願いが性能となって上手に再現できている良い例ではないかと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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