バス釣りの本質集

様々なマキモノに使える魔法のロッド!シマノ 20ゾディアス170M‐G実釣インプレッション

リーズナブルな価格と高い基本性能で人気のゾディアスシリーズは本場アメリカと日本のフィールドで鍛えられ、様々な特徴と個性を持ったモデルがリリースされていますが、その中でも特に人気なのがグラスコンポジットのブランクを使用したファーストムービング専用のラインナップ。エントリーモデルと位置づけられるゾディアスですが、グラスブランクをハイパワーXで補強しただけの本格的なスペックはグラスロッドに初めて触るアングラーはもとより、様々なグラスロッドを使いこなしてきたエキスパートアングラーでさえも唸らせる実力を持っています。

今回はそんなゾディアスのグラスコンポジットシリーズの中でも、モデルチェンジ後にいち早くリリースされた20ゾディアス170M‐Gを実釣で使い込んできました。はじめてのグラスロッドにゾディアス170M‐Gを買おうか迷っている、ゾディアス170M-Gが気になっているという方向けにこのロッドはどんなロッドなのか?元ロッドテスターとして公平な目でその特徴をお伝えしていきます。

20ゾディアス170M‐-Gのスペック

長さ:2.13cm(7.0ft)
継数:2本
仕舞寸法:181.1cm
重さ:132g
適合ルアーウエイト:7~28g
適合ライン(フロロ・ナイロン):8~20ポンド
グリップ長:265㎜
テーパー:R(レギュラーテーパー)

先生
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グラスロッドとしてはベーシックなスペックを持つゾディアス170M‐Gですが、その使い心地と基本性能の高さは完全にエントリーモデルの領域をはみ出しています。

 

20ゾディアス170M‐Gの外観とデザインの特徴

全体的なデザイン

旧モデル時代からシリーズを通して採用されるブラックをメインに、アクセントのレッドカラーが入った外観はとてもカッコ良く引き締まったイメージを受けます。コストパフォーマンスを重視したロッドとして初めて採用されたカーボンモノコックグリップは、感度の向上ばかりフォーカスされますが、実際には軽量化したことによってロッド全体のバランスが良くなっています。

グリップの長さ

出典:シマノ様

扱いやすさや使用感、取り回しに影響するグリップ長は265㎜。気持ち長めのグリップ長は様々なウエイトのルアーを快適に扱うことが可能で、しっかりとしたキャスタビリティーとアキュラシーを持っています。

ブランク

このロッド一番の特徴でもあるブランクはグラス含有率53.7%のグラスコンポジットブランクです。カーボンの利用率は46.3%となっていますが、そのほとんどはリールシート周りで使われているので実質的にはピュアグラスをハイパワーXで補強しただけのダイレクトな使用感となっています。

非常にしなやかで何ともグラスらしい特性は小さな負荷でもしっかり曲がり、5g程度の軽いルアーから、1oz位のルアーまでストレス無く扱うことが出来ます。

リールシート

出典:シマノ様

コストパフォーマンスを優先しながらもリールシートはシマノの最新型リールシートであるパーフェクションシートXTを採用。独自のカーボン強化素材CI4+を使用しコンパクトで手の小さい方でも握りやすく、ロッドの軽量化にも一役買っています。使いやすいリールシートは感度と操作性が高いのはもちろん、長時間の使用でも疲れにくく、集中力の途切れやすい初心者には強い味方となってくれます。

ガイド

旧モデルで評価の高かったステンレスフレーム+アルコナイトリングのガイドは今回もゾディアスシリーズに搭載されています。必要にして十分な性能を持つガイドは一般的なモデルの10個よりも一つ少ない9個搭載。あえてセミマイクロガイド仕様としないガイドはロッドブランクのしなやかさを大幅に引き出すセッティング。トップガイドはSicを採用し、必要な部分にはしっかりコストをかけて高い実釣性能とコストパフォーマンスを両立させている部分は旧モデルと同様でゾディアスが高く評価されている理由となっています。

先生
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アルコナイトはPEラインでけずれてしまうというウワサがありますが、そんなことはありませんよ。アルコナイトの特性に関してはこちらの記事で解説しています。
アルコナイトってどうなの?導入が心配な方に教えたい本当の性能2015年に登場したシマノの「ゾディアスシリーズ」が採用して一躍有名になったアルコナイトリング。最近では多くのエントリーモデルに採用され...

20ゾディアス170M‐Gの特徴

ここではゾディアスゾディアス170M‐Gが持つ大きな特徴を3つご紹介します。
このロッドが持つ特徴や長所、強み理解していれば状況に応じて正確にロッドを使い分けられるようになり、その性能をフルに発揮させることができます。

当日テストしたルアーの一部。その他にも様々なハードベイトをテストしています。

様々なハードベイトの性能を引き出すウエイト適応能力の高さ

20ゾディアス170M‐Gを使用して最初に感じたのはルアーに対する適応能力の高さです。7フィートのロングレングスなのでロッドワークを多用するペンシルベイトやポッパー、ジャークベイトの類は使いにくさを感じますが、トレブルフックを搭載し、ただ巻きで使うハードベイトであればほぼ全てのルアーに対応出来ます。

特にクランクベイトは7g程度のタイニーなモノからマッドペッパークラスのディープクランクまでストレス無く使うことが可能。その適応能力の高さは同じグラスロッドの中でもトップクラスの性能となっています。

ピュアグラスながら使いやすさが目立つシャープなブランク

ゾディアスグラスシリーズ特有のピュアグラスをハイパワーXで補強したブランクは、グラスとは思えないようなシャープさとハリを持っています。非常に素直なブランク特性は低弾性カーボンに迫るフィーリングで、はじめてグラスロッドを手にするアングラーさんでも使いやすく感じるでしょう。キャスト時のリリースタイミングも掴みやすくファーストムービングルアーで重要となるキャストアキュラシーも高いので、ハードベイト上達を目的とするグラスロッド初心者にとっては、うってつけの一本になっています。

グラスロッドながら自重132gの超軽量設計

ロッド自体の重さが重くなりがちなグラスロッドにとって、ゾディアス170M‐Gの132gというロッド重量は驚異的な軽さです。通常、7フィートのグラスロッドであれば150g以上のものがほとんどで、重いロッドでキャストを続けるにはアングラーへの負担も大きく、大切な場面でキャストミス!なんて事になりかねません。ゾディアス170M‐Gは必要最低限の厚さで出来たブランクをハイパワーXで締め上げる事で、しっかりとしたパワーと軽さを両立。カーボンロッドに匹敵するその自重はキャスト時の取り回しの良さや使いやすさにもつながり、ハードベイトで釣果を重ねるために大切な質の高いキャストをストレス無く続けられるようになっています。

グラスロッドは上級者向けのロッドというイメージがありますが、今回使用したゾディアス170M‐Gはグラスとは思えない軽さで扱いやすく、グラス特有のメリットを存分に体感できるロッドに仕上がっています。

シマノ 20ゾディアス170M‐G インプレッション まとめ

以上でゾディアス170M‐Gのインプレッションは終了となります。もう一度このロッドにマッチするルアーをまとめますと・・・

ゾディアス170M‐Gにマッチするルアー
・1ozまでのただ巻き系トップウォータープラグ
・クランクベイト全般(マグナムクランクを除く)
・バイブレーションプラグ
・80㎜以上のただ巻きミノー
・大きめのシャッド

以上が実際に使い込んでみて使いやすく、このロッドにマッチしたハードベイトになります。

トレブルフックを搭載した通常ウエイトのハードベイトであれば、ほとんどカバーできるような適応能力と、グラス特有のノリの良さを持ちながらも、シャープで使いやすいゾディアス170M‐Gはグラスロッドにありがちな「重い」「ダルい」「感度ない」を極力打ち消したような仕上がりになっています。

実際に使ってみるとやや先重りを感じますが、ストレスを感じるほどの極端なモノではなく、逆にクランクベイトやバイブレーションなどロッドを下に構えるリーリングスタイルにはちょうど良く感じます。通常よりもガイドが少なく、ブランクのしなやかさが生きるセッティングは軽いルアーもキャストしやすく快適なキャスタビリティーとアキュラシーを持っているので、グラスロッドに挑戦してみたいけど、どのロッドを選べば良いか分からない方や初めてのグラスロッドで失敗したくない方、様々な使い方が出来る懐の深いグラスロッドが欲しい方にとっては最高におすすめなロッドと言えるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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