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買いか否か!?ダイワ 18 タトゥーラ LT 長期使用インプレッション

日本が誇る総合釣り具メーカーのダイワが「世界標準」を掲げてリリースしたスピニングリール「タトゥーラ」は、独自のLTコンセプトをベースに大口径ドラグノブ、ATD、などの先端技術を搭載した本格的なスペックと、非常に高いコストパフォーマンが魅力的なリール。バスフィッシングの本場アメリカでテストを繰り返した実力は、他の同価格帯モデルと比べて完全に頭一つ飛び抜けているスペックで初心者の方はもちろん、エキスパートの方でも気になる方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、今まで数々のスピニングリールを使い倒して来た私が、1年間使ったタトゥーラLTの使用感や長所や短所を余すところなくお伝えしたいと思います。

先生
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リールの良し悪しが手っ取り早くわかるのは他のリールとの使い比べです!タトゥーラLTを買おうかどうか悩んでいる方には必見の内容となっています!!

ダイワ 18 タトゥーラ LT スペック(LT2000S-XH)

重さ:170g
ギヤ比:6:2
最大巻取り長:81㎝
最大ドラグ力:5㎏
ラインキャパシティー(フロロ):3LB‐150m 4LB‐100m
ベアリング数(ボール/ローラー):6/1

先生
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他の同価格帯リールと比べ、非常にコンパクトで軽量なボディが特徴的なタトゥーラLT。タフな使用にも耐える剛性感とひと回り強いドラグパワーは本場アメリカでも通用するスペックと言えます。

ダイワ 18 タトゥーラ LTの外観とデザインの特徴

ここではダイワ 18 タトゥーラ LTが持つ全体的なデザインや、特徴的な点をご紹介します。

全体的なデザイン

出典:ダイワ

ブラックを基調に、レッドのアクセントカラーでまとめ上げられた外観は非常にスパルタンで引き締まったイメージを受けます。黒いスピニングリールというのは意外と少なく、その部分だけでもタトゥーラLTをチョイスする理由になるでしょう。

ダイワのLTコンセプトをベースに、軽量素材であるザイオンを使用したライトでタフなボディは同価格帯のリールと比べてかなり軽量。2000番台でわずか170g、2500番でも185gの自重はハイエンドモデルと変わらないスペックと言えます。大口径ドラグノブはもちろん、ATD、タフデジギヤ、ロングキャストABSスプールなどを搭載したリールとしては非常にコストパフォーマンスが高く、同価格帯のリールの中では完全に飛び抜けたスペックを持っています。

スプール

2000番台で4LB‐100m、2500番台で5LBフロロが120m入るスプールは、同じダイワの同型リールと比べて20%ほどキャパシティが大きめ。この点はさすが本場アメリカを見据えたスペックと言えるでしょう。6LBラインでも100m、8LBでも約75m入るスプールは琵琶湖などでも十分活躍可能なスペックで、逆台形のスプールとスプールエッジはラインを積極的に放出するというよりはラインの放出を抑え込む特性が強くなっています。そのため、スプールいっぱいにラインを巻いてもトラブルが少なくなっていますが、ラインが少なくなりすぎると極端に飛距離が落ちやすくなるので注意が必要です。

ボディ

ダイワ独自の軽量素材であるザイオンを採用し、大胆な軽量化を実現しながらもスピニングリールの心臓部でもあるメインギヤでは耐久性に評判のあるタフデジギアを採用。タックルを完全に道具として捉えているエキスパート達のラフな扱いにも十分耐えられる作りになっています。(ちなみにちかみやは平気でコンクリートブロックの上に投げ捨てたりします。)

ブラックをメインカラーにレッドのアクセントが入る精悍なボディカラーはとてもシックでカッコ良く見えますが、ボディ、スプール、ハンドルといった細部までの徹底した軽量化へのこだわりは、メッキパーツが少ないので見方によっては安っぽく見えてしまうかもしれません。良くも悪くも実戦第一主義を全面に押し出したリールと言えるでしょう。

ドラグ

ダイワ独自のATDを搭載したドラグシステムはなめらかな滑り出しを持っていながらも効きは良好。魚の抵抗に対して負荷の掛かり方が変わるような独特な特性は「真綿で徐々に締めつける。」と言った表現がぴったりくる使い心地で、バスを暴れさせずに短期間で寄せる事が出来ます。このボディで最大5㎏まで負荷を掛けられる部分も大きな特徴で、この辺りはさすがアメリカ仕込みといった感じ。ビッグバスのダッシュも高負荷で受け止めるパワフルさは琵琶湖などのビッグレイクでも頼りになります。

また、大型で調整がしやすいドラグノブも非常に使いやすく好感触。真冬など、グローブを着けた状態からでもつまみやすいノブはラフな操作でも急激にドラグパワーが変化しにくいセッティングとなっています。ドラグの負荷の変化が取り込み率に大きく関わるビッグバスとのファイトでは一瞬の操作ミスが命取りとなりますが、この設定ならば経験の少ない初心者の方でも積極的にドラグ調整が可能なので、バスとのやり取りを優位に進める事が出来ます。

先生
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ファイト中のドラグ設定は一瞬の勝負のうえ、「経験」と「感覚」が大切。タトゥーラのドラグは設定はアングラーを強力にサポートしてくれます!

ダイワ 18 タトゥーラ LTの使用感

ここでは私が実際にタトゥーラLTを使用して感じた特徴をご紹介します。
使った感じの“雑感”といった感じになりますが、このリールが持つ使用感が少しでも伝わればタトゥーラLTがどのようなリールなのかイメージしやすくなります。

テストしたルアーの一部。ここに写っているモノ以外にもおよそスピニングタックルでの使用が想定されるワームやリグはほとんど試しました。ラインはフロロ4LBとPE0.8号を使うルアーやシチュエーションによって変更。ロッドも使用するリグのによって6.2UL(ソリッド)、6.4L、610MLと使い分け、各リグのパフォーマンスを優先し、実戦に近い状態でテストしました。

タトゥーラLTをはじめて手に取った感想は非常に小さく軽く、扱いやすいイメージを受けました。2000番台と2500番台を使用しましたが、ラインキャパシティなどを考えると2000番台でも十分バス釣りに使えます。2000番と2500番では15g自重が違い、大きさもひと回り違うので操作性はかなり差があります。ダウンショットなどの繊細なライトリグを4LB以下のライトラインで使う前提の方は思い切って2000番をチョイスする方が良いでしょう。ライトリグ全般はもちろん、小型のハードベイトもかなり快適に扱うことが可能で、小型ボディには似合わないトルクフルな巻き上げ力は抵抗が大きめなディープダイビング系のシャッドやちょっとしたクランクベイトでもハイスピードリトリーブ出来る力を持っています。

非常に剛性感が高く、”カチッ”と戻るベールアームやメリハリのある動きを見せる可動部。持っただけでしっかり感が伝わってくるボディはタフユースに耐えられる事が直ぐに解ります。重心がハンドル下辺りでまとまっているデザインはバランスも良いですが、ハンドルの巻き始めがやや重く、思った以上にレスポンスは高くありません。一度回り始めたハンドルの慣性力も強く、ハンドルを回しはじめる時とハンドルを止める時は少し気を使います。このような特性はシャッドなどの巻きがメインなリグには向いていますが、少しの抵抗でリグが動いてしまうような極小ダウンショットやキャロ、ラインスラッグの管理がシビアなミドストなどを使う場合は少し扱いにくさを感じるかもしれません。

肝心なキャストフィールは極めて良好で、絶対的な飛距離よりもトラブルが少なくなるように設計されたスプールは本当にトラブルレス。ラインローラーやベールアームの完成度も高く、スプールからのラインの飛び出しはほとんどありません。キャスト時は、ややブレーキを掛けてラインのバタつきを抑えるセッティングですが、軽いウエイトのリグでも必要以上の飛距離が出せる作りは、バス釣りの基本とも言えるオッカパリゲームで大きなアドバンテージを実感出来ます。

ダイワ 18 タトゥーラ LTのココがすごい!

ここでは私がタトゥーラLTを使って素直に「ココがすごい!」と感じた点を紹介します。

高性能なのに高いコストパフォーマンス

タトゥーラLTはエントリーモデルとほとんど変わらない価格であるにも関わらず、非常に高性能。今まで様々なスピニングリールを使ってきた私の素直な感想を言うと、タトゥーラLTのスペックはミドルクラスとほとんど差がありません。価格=性能となりがちな釣り具の世界においてタトゥーラLTの存在は、今後のスピニングリールのベースとなるでしょう。

軽量・コンパクト

スピニングリールの世界のおいては価格が高いほど軽量・コンパクトになる傾向があります。繊細な操作が必要とされる事の多いスピニングでは、軽量でコンパクトな方が操作性も高くメリットも多くなります。そのためハイエンドモデルには軽量・コンパクトが必須の性能となっていますが、タトゥーラLTのボディサイズと重量はハイエンドモデルモデルに迫るレベル。ダイワ最高峰のバス用スピニングリールであるスティーズと大きさも重さもほとんど変わらない部分を見ればタトゥーラLTがどれほど強烈なスペックを持っているかお分かりいただけるでしょう。

タフユースにも耐えられる高い剛性感

ボディの軽量化が急速に進む昨今においてリールの”タフさ”も決して見逃せない部分。最近リリースされている機種の中には少しラフに扱っただけでベールアームが曲がってしまったり、ハンドルアームが変形してしまう物も少なくありません。

しかしながらタトゥーラLTは本場アメリカで鍛え上げられたタフユースモデル。

ひとたびバスが釣れればボートデッキにタックルをぶん投げるアメリカンアングラーの扱いにも余裕で対応出来るタフさは、遠征時やエキスパート達のサブリールとしてはもちろん、道具の扱いに慣れていない初心者の方や、ちかみやのように「そもそもタックルの扱いが雑」な方でも安心して使う事が出来ます。

ダイワ 18 タトゥーラ LTのココが気になる

ここでは私が長期間タトゥーラLTを使用して気付いた点や気になった点を紹介します。

慣性モーメントが高い(レスポンスが低い)

慣性モーメントとは、物理用語で「回しにくさや止めにくさ」を表す用語です。

慣性モーメントが高ければ高いほど回しにくく、止めにくくなりますが、タトゥーラLTのハンドルは残念ながら慣性モーメントが高めです。

正直なところ、それほど気になる部分ではないかもしれませんが、今まで様々なスピニングリールを使ってきた私からするとはじめにハンドルを回した時の感想は「イメージしていた以上にハンドルが重い」でした。

しかしながらもちろんこれはハイエンドモデルと比べての話。

他の同価格帯モデルと比べれば一般的な巻き心地ですし、巻取り自体もシルキー。この差がハッキリわかり、違和感として捉えるのは数々のリールを触ってきたほんの一部のエキスパートくらいでしょう。

高級感が無い

ボディ、スプール、ハンドルといった細部までの徹底した軽量化へのこだわりを持つダイワ小型スピニングのニューコンセプトであるLT(LIGHT&TOUGH)を冠するタトゥーラLTの外装は、メタルパーツやメッキが少なく、お世辞にも高級感があるルックスではありません。元々が、「世界基準」を目標に実釣性能だけをひたすら磨き続け、高いコストパフォーマンスと性能の両立を目指したモデルなので致し方ない部分はありますが、趣味の道具としての側面を持つリールとしては所有欲を満たすリールではない事を覚悟した方が良いでしょう。

プラスティック感が強く、一見するとおもちゃのようで安っぽい外見ですが、性能だけを重視した本物の道具、漁師やプロの道具の様なニュアンスが好きな方や、リールに大切なのは絶対的な性能。と考えるような方ににとっては好きなリールと言えます。

タトゥーラLTの実力を推し量るために用意した比較リールは、シマノが誇るバス専用機「13コンプレックスCI4+」。約10年前のリールですが、その実力は今でも超一級品で中古で買えばタトゥーラLTとほぼ同価格なので選びました。タトゥーラLTから見れば完全に格上な相手ですが、正直なところほとんど実力は変わりません。

ダイワ 18 タトゥーラ LT インプレッション まとめ タトゥーラLTは買いか否か!?

タトゥーラシリーズのトレードマークといえばこのクモのマーク。好き嫌いが別れ、賛否両論あるロゴですが、このマークがあることが「タトゥーラ」というニューブランドの象徴になっています。

「世界基準のスピニングリール」をテーマに本場アメリカのバスフィッシングシーンで鍛え上げ、破格のコストパフォーマンスと性能が非常に魅力的な18タトゥーラLTは、同価格帯のリールと比べ完全にスペックが頭一つ飛び抜けています。ミドルクラスはもちろん、時としてハイエンドモデルに迫る実力は本当に圧倒的で、その内容は長年バス釣りに携わってきたエキスパートやトーナメンターでも十分信頼して使えるレベル。これから本格的なスピニングリールを手に入れたい初心者の方や中級者の方でスピニングリール選びに失敗したくない方、一台のリールを長く大切にしたい方には本当におすすめ出来ます。

私の経験上、バス釣りにおいて本当に良い道具というのは強力にアングラーをサポートし、スキルアップを大きく手助けしてくれます。

私個人の意見としては、本当にバス釣りが上手になりたいと思っている方、他のリールとタトゥーラLTを比較してどちらにしようか迷っている方、タトゥーラLTが気になっている方にとって、このリールは間違いなく“買い”です。このリールは皆さんがイメージしている以上に高性能で絶対に後悔しないスピニングリールと自信を持っておすすめ出来るリールとなっていますよ。

先生
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これからリリースされる同クラスのスピニングリールは少なくともタトゥーラLTと同等クラスか、それ以上でないと売れないでしょう。それほどまでにタトゥーラLTの性能とコストパフォーマンスは圧倒的。本当の意味で次世代の新基準スピニングと言えるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

詳しい価格帯や各モデルのスペックは、こちら↑のリンクよりご確認ください。
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