ロッドやリールと並び非常に重要なタックルの一つであるライン。皆さんはどんなラインを愛用していますか?人と魚をつなぐラインはとても大切なアイテムですが、使用すれば使用するほど性能が劣化する消耗品であるという一面を持っています。ラインが疲れてきたらその度に巻き変えるわけですが頻繫に釣行される方やたくさんのタックルを使い分けるエキスパートにとって、そのランニングコストはとても大きなもの。そこで今回はちかみやが実際に使用してこれはおすすめ出来る!と思ったバルクラインを5点ご紹介します。コストパフォーマンスに優れ、しっかりした性能を持っているバルクラインはお小遣い制お父さんや初心者の強い味方です!
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フロロカーボンラインの特徴
バルクラインではありませんが、個人的にネーミングが大好きなラインである「シーガーではありません。」コストパフォーマンスは非常に高いですが、少し硬めで同メーカーのフロロマイスターがいかに優秀かわかります。
おすすめラインを紹介する前にここではフロロカーボンラインが持つ特徴や特性をご紹介します。どんなに高性能なラインでも特性を良く理解して使い分ける事がとても大切です。
・伸びが少なく感度が高い
・比重が重いので水に沈む
・水中で目立ちにくい
・引っ張り強度と結節強度が非常に強い
・吸水性がないため劣化スピードが遅く、水切れに優れている
おすすめ300m巻きバルクライン5選
ここでは私自身や仲間たちが実際に長期間使用して本当におすすめ出来る高性能バルクラインを5つご紹介します。
おすすめバルクライン その1 サンライン ベーシックFC
巻き替えに便利な75mカウントに加え残量がわかるメーター表示マークシールと、側面のライン取り出し口からラインを引き出してケースのままで巻き取れる親切設計のベーシックFCは充実の基本性能を持つリーズナブルなフロロカーボンラインです。使いやすくてクセの無いその特性はたくさんのアングラーに愛される製品です。
おすすめバルクライン その2 シーガー フロロマイスター
バルクラインと言えばフロロマイスター!という方も多いのではないでしょうか?しなやかさと強度のバランスが絶妙でとても使いやすく、他のラインと比べて劣化した時の強度低下も少ないその性能はここ一番で頼りになります。初心者からエキスパートまであらゆるアングラーに評価される実績は、信頼性の高く圧倒的な使用率を誇るバルクラインです。
おすすめバルクライン その3 ダイワ BASS‐X
通常は高級ラインに採用される平行巻DPLS仕様と一目で残糸量が判るマーキングシールで管理しやすく、番手別設計により細番手はハリを持たせ結節強力と感度を、太番手ではよりソフトに仕上げて糸グセが少なく、トラブルレスで飛距離にこだわって設計されたBASS-Xは、全体として高強力でしなやかなラインを目指して作られており、コストパフォーマンスを優先したバルクラインとは思えないほどの性能を発揮します。
おすすめバルクライン その4 ヤマトヨテグス フロロバリュースター
糸ヨレが少なくハリの強い性格のフロロバリュースターは、感度が高く耐摩耗性が優秀なのでカバーやストラクチャー周りの釣りやPEラインを使用したタックルのリーダー、ヘビキャロやヘビーダウンショットの先糸に向いています。ブラックバスからソルトのロックフィッシュゲームまで幅広く使え、75m毎に残数mシールが貼付してある親切設計はライン消耗が激しいアングラーのマストアイテムと言えるでしょう。
おすすめバルクライン その5 ラインシステム ALL BASS
ラインシステムという会社はバスフィッシングの方ではまだ馴染みが少ないかもしれませんが、日本を代表するゲームフィッシュであるヘラブナや海釣りなど様々なジャンルで多くのシェアをとっており、高い実績のあるラインメーカーです。ラインに関する多くのノウハウをたくさん持っていて、過去にはG7という高品質バルクラインをリリースしトーナメンターの間で高い人気を誇っていましたが、今回紹介するALL BASS はそんなG7の後継機となります。
非常に高品質で、高性能。とてもしなやかでありながら適度なハリを持ち、4LBで0.170㎜/2.03kg(4.47LB)の直線強力を誇るそのスペックは高級ラインに勝るとも劣らないハイスペックが非常に特徴的ですが、他のバルクラインと比べるとお値段がちょっとお高めになっており、価格も品質も譲りたくないエキスパートには持って来いのラインになっています。
バルクラインを選ぶ際に注目したい性能とは?
必要十分な性能と高いコストパフォーマンスでファンの多いフロロマイスターは、初心者からエキスパートまで圧倒的な使用率を誇り、キングオブバルクラインの座を欲しいままにしています。
バルクラインはコストパフォーマンスも重視しているため、厳しい条件の中で必要な性能を両立させています。中にはあきらめなくてはならない性能もあるので製品によって大きく性格が異なりますが、長く付き合って信頼関係を築くには優先したい性能というモノがあります。ここではそんなバルクラインに求められる必須の性能をご紹介します。
ラインの柔らかさ、しなやかさ
バルクラインはそのメーカーが優先した性能や製法、ラインの太さでラインの硬さやしなやかさが劇的に変わります。コストパフォーマンスが高い=硬いとなりがちなバルクラインですが、しなやかさになればなるほど使いやすさが増し、硬いものはトラブルが多くなることもあるので使ってみてイメージするより硬く感じたり、ライントラブルが多発しない商品を選びましょう。
劣化した時の強度低下と性能の変化
バルクラインを使用する上で一番気を付けたい部分がこちらの項目です。高級なラインとバルクラインに決定的な違いは劣化した時の残存強度で、高級ラインは劣化しても高い強度を残しますがバルクラインは劣化してしまうと強度の低下が大きく、かんたんにブレイクしやすくなってしまいます。ラインに求められる性能の低下も著しく、「ラインが疲れてきたな。」と感じたら直ぐに巻き変える事をおすすめします。
コストパフォーマンス
バルクラインを選ぶ最大の理由。それは優れたコストパフォーマンスではないかと思います。ラインという道具は高性能で高価なラインを長く使うよりも最低限の性能しかないラインでも短いサイクルで入れ替えて性能を維持した方が良い結果につながります。現にトーナメンターやコアなアングラーでもフロロマイスターなどのバルクラインを使っている方は思っている以上に多く存在し、そういった面からもコストパフォーマンスという”性能”は決して見過ごすことの出来ない要素となっています。
おすすめ300m巻きバルクライン まとめ
絶対的な性能では高級ラインに劣るバルクラインでも、しっかり管理してあげれば大きな魚相手でも安心してやり取り出来ます。
バルクラインというと低価格=低品質というイメージが強いかもしれませんが、ひと昔前までは安かろう悪かろうが常識だった釣具の世界も、今では低価格でハイパフォーマンスな製品が増えてきました。特にラインの進化はすさまじく、コストパフォーマンスに優れたバルクラインでも最高級ラインに迫る性能を持った製品モノも非常に多くなり、私達ユーザーには嬉しい限りです。使いやすくて高性能なラインはアングラーの釣りをサポートしてより多くの魚を連れてきてくれるでしょう。今回紹介したラインの中で気になる製品があればぜひ手にとって自分の目でその性能を確かめてみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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