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デプス DC300キックバッカー ルアーインプレッション

水平なスイム姿勢と独特のワープアクションでバスにアピール!
中層でもバイトに持ち込める特性が印象的な個性派ディープクランク!

よく見たらゴースト系カラーのハードベイトが極端に少ないちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はデプスのリリースするディープクランク、DC300キックバッカーの特徴と、個性的な性能、その性質について解説していきます。

Contents

DC300キックバッカーのスペック

Length : 79.5㎜
Weight : 24.0g
フローティング
Hook : フロント#4 リア#2
カラー :28色

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
先生
名前が似ているので良く兄弟機と思われる DC 400カスカベルとDC300キックバッカー。見た目は非常に似ていますがカスカベルをベースに魔改造したキックバッカーの中身はぜんぜん違うディープダイバーとなっています。正統派ディープダイバーとしての性能を磨き上げたカスカベルに対してキックバッカーはいったいどの様なクランクに仕上がっているのでしょうか?

DC300キックバッカーの構造と外見の特徴

ここではDC300キックバッカーの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

DC300キックバッカーのリップ形状は、DC‐400カスカベルで採用されたポインテッドノーズ・リップをさらに改良したリップになっています。カーブの入った先端部分は良く水を掴みますが、限界が非常に低く、直ぐに体制を崩して水を逃がそうとするアクションを発生させます。この一定の条件下で自発的に発生する水を受け流すアクション自体が、このクランクの「ワープする」ギミックとなってます。ディープダイバーとしては極端なほど前方にあるラインアイは水の抵抗を受けにくいセッティングなので、本来ディープレンジを主戦場とするクランクにしてはかなり緩やかなダイブ角度となっています。

リップの角度

出典:デプス様

DC300キックバッカーのリップ角はボディに対してほぼ水平と呼べる角度で、大きさの割には非常に水抜けの良い特性を持っています。そのため、ディープクランクとしては巻き抵抗が軽く、独特なワープアクションも分かりやすいセッティングで大きなシャッドを巻いているような使用感。潜行能力は12LBで3.5m、16LBで3.2mとされていますが、先ほど触れた通り潜行角度自体は緩やかなので、目的のレンジに到達するには少し根気が必要となります。

ボディ形状

出典:デプス様

ディープクランクの性能を左右するプロダクティブゾーンのロングトレース性能はそのルアーの持つキャスタビリティーに比例します。

細かいところまで作り込まれ、ディープクランクとして十分なキャスタビリティを確保したDC300キックバッカーのウェイトセッティングは、フロントラトル移動式のムービングウェイトシステムを採用。同時に左右のブレを抑えたラトルチャンバーが飛行姿勢を安定させるので、オールステンレス製のウェイトでもタングステンに負けない飛距離をたたき出します。

DC300キックバッカーの特徴と長所

ここではDC300キックバッカーが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

中層クランキングでもバイトに持ち込めるワープアクション!

DC300キックバッカー最大の特徴であるワープアクションは、非常にリアクション効果が高く、ディープクランクながら中層でもバイトに持ち込める特性を持っています。

ただリトリーブするだけで、断続的にリップが受ける抵抗が一瞬“抜ける”事で発生するDC-300キックバッカー独自のアクションは、ボトムやストラクチャーへコンタクトせずともストライクチャンスを作り出してしまうこのクランクだけのオリジナルトリックアクション。ニュートラル状態のバスをも中層域でバイトさせるその実力は、たくさんの実績が効果を証明しています。

また、浅い潜行角は中層域でのロングトレースで非常に効果的。水平に近いスイム姿勢と緩やかにダイブする独自のリトリーブコースがサスペンドバスを追わせて食わせるだけでなく、ウィードボトムへのスタックも大幅に軽減。リトリーブ開始直後からピックアップ寸前までがストライクチャンスとなる極めて高いサーチ能力は、広大なフラットウィードにおいても回遊バスを効率良く見つけ出す大きな武器となります。

ディープクランクなのに軽い巻き心地!

ディープクランクとは思えないような軽い巻き心地のDC300キックバッカーは、長時間使い続けても疲れにくい特性を持っています。大きなボディとリップを持つディープクランクはどうしても巻き心地が重く、中には長時間巻き続ける事が大変なクランクもありますが、ディープクランクもファーストムービングルアーである以上巻き続けなければ釣果には結び付きません。
そのためディープクランクにとって、軽い巻き心地というのは使い続けるために外せない要素と言えるでしょう。DC300キックバッカーの持つストレスフリーな軽い巻き心地は長時間巻き続けても疲れにくく、手元に伝わる確かな手ごたえと、時々起きる抜ける感覚はアングラーの集中力を長続きさせるのに一役買っています。

しっかりとしたキャスタビリティー性能!!

キャストしやすいボディウエイトと空気抵抗を考えたボディデザイン、大掛かりな重心移動システムを採用し、飛行姿勢を安定させラトルチャンバーを備えたDC300キックバッカーは、ディープクランクとして十分なキャスタビリティーを発揮します。

優秀なキャスタビリティーは、少ないキャスト数で効率良く広範囲を探れるためファーストムービングルアーには無くてはならない性能と言えます。特にディープクランクにとってロングキャストは狙ったレンジを長くサーチできるようになる重要な要素。戦闘力の高いディープクランクには必須と言えるでしょう。

先生
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DC300キックバッカーは、DC-400カスカベルと比べて非常に個性的。独特なセッティングとワープアクションは、一定の場面で非常に有効な性能と言えるでしょう。

DC300キックバッカーの感想とまとめ

独特のワープアクションとスイム姿勢が特徴的なデプスのDC300キックバッカーは、中層での使用に特化したディープクランクと言えます。

ディープクランクというのは本来、いち早く目標のレンジに到達して狙ったレンジを効率良くサーチ出来るように作られていますが、DC300キックバッカーにはそれがありません。

ディープクランクとしては最も大切な機能を犠牲にして獲得した様々な個性は、結果としてこのクランク最大の魅力と言えるでしょう。

「狙った性能を特化出来るなら、多少の基本性能の劣化はいとわない。」

そんなデプスのモノ作りの姿勢を、DC300キックバッカーは最も色濃く表現しているルアーの一つと言えるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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