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ハードベイトの基礎知識 ルアーのアクションを決めるルアー形状とルアーアクションの種類

こちらのカテゴリーでは主にちかみやの独断と偏見でルアーのインプレッションを展開する予定をしていますが、まずは皆さんにもそのルアーの持つ本質を自分の目で判断出来るようになってほしいと思い、この記事を書きました。幸運なことにバス業界には数え切れないほどのハードベイトが存在しています。私たちはこの広大なマーケットの中から自分が欲しいものを探し出し手に入れていきますが、膨大な量のルアーの中には残念なことに見た目は素敵でも全然性能が伴ってない”アングラーを釣るためのルアー”が多数存在しているのも事実です。もちろんその逆もたくさんありますが、実釣性能の高い”本物”は自分で見る目を養い、選ぶしかないのです。今回は最低限知っておきたいハードベイトを選ぶ時の基本と知識をこの記事に書き出しておきました。このカテゴリーの記事が皆さんのルアー選びの基準となって、あなたのボックスにおける不動のエースルアー発見のお手伝いが出来れば幸いです。

ショップに行くとルアーがたくさんあってどれを選べば良いか分かりません。バスが良く釣れるルアーは欲しいけどハードベイトは高いので買い物を失敗したくないし・・・
先生
先生
ルアーの基本的な構造とアクションの関係を知っておくとルアー選びの基準になりますよ。

Contents

ルアーのアクションを決定する3要素

ここではルアーのアクションを決定する要素を簡単にご説明します。本来はいろいろな要素が複雑に絡み合ってアクションを決めているのでここで説明している内容は、あくまでもこういった特徴はこんなアクションがつきやすい程度に大まかにとらえてください。

リップ形状

リップ形状はルアーのアクションを決定つける一番重要なパーツです。

ボディに対して垂直なほど潜らずに受けた水圧をアクションに変換するため、アクションしやすくなります。反対にボディに対して水平なほどルアーは潜るようになり、動きはどんどんタイトになっていきます。

リップ横幅は広いほど水の抵抗を受けてワイドウォブルになります。幅が狭いほどタイトになります。特に重要なのはボディの根元部分で、この部分が細くくびれていると水を逃がしやすくなってタイトになります。

また、リップが大きければ大きいほど空気抵抗を受けて飛距離が落ちてしまいます。

このような根元部分まで幅広のリップはワイドウォブルが強くなります。

根元がくびれているものは水を逃がしやすく、ウォブルが弱くなります。

ボディ形状とボディの重量

ハードベイトはボディにも水の抵抗を受けています。

シーバスなどで多用されるリップレスベイトやバイブレーションなどがわかりやすいでしょうか?

ボディ形状もアクションに影響を与え、抵抗を受ける程にウォブル方向に作用しますが、一定以上の負荷がかかるとバランスを崩してチドリやすくなります。

テールの形状も非常に重要な要素で、水平なものほどウォブル方向に強くなり、ロールが抑えられます。垂直なものは逆にウォブルが抑えられてロールが全面に出てきます。

ボディの重量は重くなればなるほどレスポンスが鈍ってノタノタとアクションするようになりよりタイトになります。対してボディが軽量なものはハイピッチになりやすく、バランスを崩しやすくなります。

このルアーはおでこから背中にかけて水の抵抗を受けやすい形状をしています。

テールが水平なボディはロールを抑えられてウォブル主体のアクションになります。テールが丸いものはバランスの良いアクションをします。

ラインアイの位置

ラインアイの場所がボディに近いほどダイレクトにアクションしやすくなります。

ディープクランクのようにアイがリップの真ん中にあるものはリップ前半で抵抗を受けて潜り、後半は水を逃がしながら水の抵抗をアクションに変換します。

アクションの質と種類

こちらの項目ではアクションの質について簡単に解説していきます。

ウォブリング

ルアーでのウォブリングとは、ルアー本体が左右に揺さぶられるような動きのことをいいます。ウォブルは英語で、日本語に直訳すると「ぐらぐらする」「震える」「動揺する」などの意味合いになります。簡単に覚えるなら”おしりを左右に振る動き”がウォブルです。

ウォブルは水押しが強く、ハイアピールのアクションなので濁りが入った状況やマッディウオーターなどでその威力を発揮しやすいです。

ローリング

ローリングとはルアーを中心にして、左右に身体をパタパタと倒すような動きのことを言います。ルアーを泳がせ、上から見ているとルアーの腹部が交互に見える動き(明滅アクション)になります。

ロールは水を切るようなアクションが特徴的でウォブルと比べると非常にアピールの質がナチュラルです。バスが視覚に頼っている割合の高いクリアウォーターで活躍する傾向にあります。

ウォブロール

ハードベイトというのは各々で比率の違いはあれど、ほとんどのものがウォブルとロールが混ざったウォブロールと言うアクションをします。重要なのはその割合なのですがハードベイトは様々な要素が複雑に絡み合ってアクションを構成していますので見た目だけではその傾向しかつかめないというのが実際のところになります。

最後に

ここまでで基本的な知識の解説は以上になります。次回からは実際にハードベイトをちかみやの独断と偏見でインプレッションしていきたいと思います。

先生
先生
フィールドや季節によってバスが好むアクションも変わります。たくさん釣りに出掛けて、そのフィールドに有効なルアーアクションの傾向を掴むとルアー選びも早く上手になりますよ。
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