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O.S.P パワーダンク ルアーインプレッション

高い潜行能力とスナッグレス性能はオリジナル譲り!
絶妙なアピール力とサイズ感で活躍する場所を選ばないハイブリッドシャッド!!

新しいルアーは試さないと気が済まないちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的な構造や形状、実際に使用した感想と、独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーをインプレションしています。今回はO.S.Pリリースするクランキンシャッド、パワーダンクを掘り下げていきます!

Contents

O.S.P パワーダンクSPのスペック

Length : 57.0㎜
Weight : 7.9g
サスペンド
Hook  : #8×2
カラー14色

先生
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パワーダンクにもオリジナルのダンク48と同じく、ステイを織り交ぜながらスローに誘えるサスペンドモデルとスナッグレス性能をさらに強化したフローティングモデルがリリースされています。

O.S.P パワーダンクの構造と外見の特徴

ここではパワーダンクの外見や内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いてみましょう。クランクベイトとシャッド、両方の特性を持っているパワーダンクには様々なオリジナリティが詰まっています。

リップの形状

ボディレングスに対してかなり縦長のリップは、フックをストラクチャーから守り高い障害物回避能力と潜行能力をあわせ持っています。しっかりと水を掴んで背中方向に水を流す設定は軽い引き抵抗でも急潜行を可能にしていますが、リップの付け根付近から水をどんどん逃がすためアクションはワイドにならずシャッドらしいややタイトな設定になっています。

リップの角度

リップの角度はボディに対してほぼ水平で、背中に水が抜けやすくなるような角度にデザインされています。正面で受けた水を背中へ流し、リップと背中で水の抵抗を受けることでシャッドらしいタイトなアクションはそのまま、必要な潜行能力を持たせる事に成功しています。水平なリップ角はウォブリングをおさえロール主体のアクションとなるので、クランクベイトではアクションが強すぎる状況では非常に効果的なセッティングとなっています。

また、このルアーの潜行性能は12℔ラインで約2.5~3m。立派なリップにふさわしく、しっかりと潜る作りになっています。

ボディ形状

パワーダンクのボディ形状はクランキンシャッドらしく、少しファットなボディシェイプとなっています。側面をフラットにしたハーフスクエア形状はカバーに当った際にボディが横に倒れることで起きる根掛りを防止し、高い障害物回避能力と適度な水押しで程よいアピール力を持たせています。内部に低く収まるローライドアイによって、自由度が高い大型のタングステンウエイトボールを搭載し、ボディレングスを目一杯使った重心移動システムは非常に効果が高く、ロングリップを持ったルアーとは思えないようなキャスタビリティーを発揮します。

O.S.P パワーダンクの特徴と長所

ここではパワーダンクが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

ロングリップがもたらす驚異的なスナッグレス性能

パワーダンクが持つ縦長のロングリップは、リップ先端からフロントフックまでの距離を長く取り、深い前傾姿勢で泳がせる事によって根掛りを極端に減らす事に成功。特にリップラップやゴロタに強い特性は、地形変化や沈み物を強気に攻める事が出来ます。

タフコンディションに強い絶妙なアピール力

シャッドとクランクベイトの中間的な個性を持つパワーダンクは、クランクベイトでは反応しないようなタフコンディションでも有効で、シャッドではアピール不足になりがちな状況でも活躍する事が出来ます。特にミッド~ディープレンジのクランクベイトのフォローベイトとしてはとても優秀で、高いバイト誘発力はクランクベイトで取りこぼしてしまった魚達を根こそぎ拾い集めるだけの実力を持っています。

高いキャスタビリティーとルアーとしての使いやすさ

ロングリップを持つルアーとしては、優秀なキャスタビリティーを持つパワーダンクは、しっかりと飛んで良く泳ぎ、スナッグレス性能も高いので非常に使いやすく感じます。

一見するとディープレンジだけに的を絞ったように見えるロングリップは水深0.5mから3mまで使え、シチュエーションを選ばず活躍するその守備範囲の広さは注目に値します。リップラップやハードボトムなどで特に際立ったスナッグレス性能を発揮する特徴はパワーダンク独特のモノで、ただ巻いているだけで高い実釣性能を発揮するポテンシャルを秘めています。

先生
先生
パワーダンクのシャッド以上クランク未満の立ち位置はタフコンディションに強く、どんなシチュエーションやコンディションでも巻き続けるだけで釣果につながる特性は初心者にとって強い味方になります。

O.S.P パワーダンクの感想と今回のまとめ

パワーダンクがリリースされた当時、シャッドとクランクのハイブリッドのようなこの手のルアーが流行っていて各社から似たようなルアーが発売されましたが、いつのまにやらそのほとんどが姿を消してしまいました。絶妙なアピール力とスペックで使いやすく、クランクベイトのフォローかリップラップエリアなどで使用すると非常に効果的で、高いスナッグレス性能は根掛かり知らず。ただ巻き続けるだけでオートマチックに釣れるルアーなので人気のあるルアーですが、あまりのオートマチックさゆえ、エキスパートには物足りなく感じるルアーなのかもしれません。

今となってはクランクとシャッドの中間として、とても個性的な存在となったパワーダンク。

タフコンディション化が急速に進む日本のフィールドにおいて、今後も安定した釣果を残すには、この様な立ち位置のルアーが必要となってくるのかも知れませんね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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