ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回紹介するのはO.S.Pがリリースする大本命ミッドランナーであるブリッツMR。このルアーの特徴と本当の実力を解説していきます。
Contents
O.S.P ブリッツMRのスペック
Length : 51.5㎜
Weight : 9.5g
フローティング
Hook :#6×2
カラー :42色
O.S.P ブリッツMRの構造と外見の特徴
ここではブリッツMRの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
出典:O.S.P様
ブリッツMRのリップ形状はにコフィンリップを採用しています。このリップ形状はレイダウンやオダ系のウッドカバーに強く、カバーにヒットしてもなめるようにかわす特性があり、カバークランクとしても高い性能を発揮してくれます。十分な幅のあるリップはフックポイントをガードするのでスナッグレス性能も高く、0.8mm厚のサーキットボードを使ったHPスラッシュビルはキレのあるアクションでストラクチャーやボトム接触時の感度も非常に高くなっています。
リップの角度
出典:O.S.P様
ブリッツMRのリップ角度はかなり水平なセッティングになっています。ワイドなリップは水を良く掴みますが、幅の細い付け根部分で不要な水は逃がすのでアクション的にはロールとウォブルのバランスが良いアクションになっています。
設定された潜行レンジは約2mちょっとでオカッパリでもボートでも使いやすいセッティングとなっています。絶妙なレンジ設定は幅広いシチュエーションで活躍するので通年を通して安定した実績を誇ります。
ボディ形状
出典:O.S.P様
ラウンドクランクとフラットサイドのメリットを良いトコ取りをしたセミフラットボディはフラッシング効果と水押しを上手に両立させています。大胆な軽量化と強度を両立できるO.S.P独自のハニカムスーパーHPボディはローポジションに固定したタングステンウエイトによりワイドなアクションと、ノンラトルならではのタフコンディションに強いアピール力を発揮。固定ウエイトながら飛距離が伸びる究極のセッティングは、同クラスクランクの中でもトップクラスと同等の数値をマークするほどのキャスタビリティーを実現しています。
O.S.P ブリッツMRの特徴と長所
ここではブリッツMRが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
様々なシチュエーションに対応できる高いトータルバランス
2m前後ダイブするクランクベイトというのは非常に使い勝手が良く、様々なフィールドで活躍してくれる便利なルアーなのでその日の釣りを組み立てる時にとても重宝します。
特に地形変化もわからないような初見のフィールドでは先発させるルアーによってその日の展開が大きく変わってきますが、トータルバランスが高いブリッツMRは様々な使い方が出来るうえに程よいアピール力でシチュエーション左右されにくく、ただ巻くだけでも高い実釣性能を発揮する特性は、その日の状況を推し量るためのサーチベイトとして非常に優秀な働きを見せてくれます。
根掛かり知らずの高いスナッグレス性能
ブリッツMRはカバーに強いワイドなコフィンリップでボディの浮力も高く、根掛かりしにくい特性を持っています。リーリングと止めれば浮き上がってオートマチックに障害物をかわしてくれるので初心者アングラーでも安心。レイダウンやオダなどの沈み物からゴロタやブレイクなどの地形変化まで、バスが潜んでいそうなスポットならどんなところでも果敢に攻め込む事が出来ます。
固定重心ながらトップクラスのロングキャストが可能
固定重心を採用しながらも、抜群のロングキャスト性能を誇るブリッツMRは同カテゴリートップクラスの飛距離を誇ります。
クランクベイトのようなファーストムービングルアーにおいて、広範囲を効率良くサーチ出来るキャスタビリティー性能は必要不可欠。特にオカッパリではキャスタビリティー性能が大きく釣果に影響を及ぼす事も多く、優秀なキャスタビリティーは優秀なクランクベイトにとって必須の性能と言えるでしょう。ブリッツMRはストレスフリーな使いやすさと高いキャスタビリティー性能を高次元で両立。ボートはもとより、オカッパリアングラーにとっては強力な武器になるでしょう。
O.S.P ブリッツMRの感想と今回のまとめ
細部まで作り込まれているブリッツMRはミッドランナークランクに求められる基本性能を高いレベルで持っています。特に霞水系などのマッディシャローでは2mレンジがキーとなる事が多く、優秀なミドルランナーの有無がそのまま釣果に大きく影響します。
ミドルランナーとしてほとんど欠点が無い素晴らしいクランクベイトですが、強いて言うなら個性が薄い感じがします。全ての基本性能が高いからなのか、とびぬけて優秀な部分が見当たらないのが少し残念な気もするので個人的にはヤスリでリップを削ってアクションを変えて使っています。この手のミドルランナーはコフィンリップよりもアクションを少し弱めたラウンドリップの方がオープンウォーターでの使い勝手が良く、バイトに持ち込める力も格段に向上します。
2mレンジのクランクベイトカテゴリーは各メーカーの主力製品がしのぎを削る激戦区です。様々なクランクベイトが様々な謳い文句でリリースされていますが、本当に優秀なクランクベイトはごく少数。
その中でも今回紹介したブリッツMRは私の知る限り間違いの無いクランクベイトだと言えるでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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