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ラパラ オリジナルフローター ルアーインプレッション

ラパラで釣れなきゃあきらめろ。
そんな格言を残した現代ミノーの原点!!

ラパラのオリジナルフローターには思い入れがあるちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はラパラの原点でもあるバルサ製フローティングミノー、オリジナルフローターをインプレションしたいと思います。

先生
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ラパラのフローティングミノーにはオリジナルフローターの他に独特なアクションが特徴的なジョイントというモデルがあります。皆さんも一度は見たことがあると思いますよ。

Contents

オリジナルフローター F9のスペック

 

Length : 9㎝
Weight : 5g
フローティング
Hook  :#7×2
カラー :16色(サイズによって違いあり)

先生
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オリジナルフローターはF3からF18まで全部で7種類のサイズ展開があります。ボディが大きくなるほど潜行能力が上がる特徴があります。

オリジナルフローターの構造と外見の特徴

オリジナルフローターの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。現代ミノーの基本ともいえるような作りがこのミノー最大の魅力です。

リップの形状

オリジナルフローターのリップ形状は標準的な形状ながらも気持ちワイドになっていて、しっかりと水を掴みやすく設計されています。元々はボートによるトローリングを想定して設計されたミノープラグなので、強い水流を受けてはじめて、フロントフックを中心としたウォブロールアクションが出るようにセッティングされていて、通常のリーリングではとても控えめなロールアクションを発生させます。

リップの角度

リップの角度はボディに対して45°に近い角度で取り付けられています。潜行深度は0.9-1.5m。ミノーとしては標準的な設定となっています。

ボディ形状

オリジナルフローターのボディ形状は非常にスリムで、水を逃がしやすい形状になっています。内部にはウエイト等が仕込まれていないため、9㎝のミノーでも、自重がわずか5gしかありません。元々がトローリング用のミノーなので最初からキャストして使うようには作られておらず、正直あまり飛びません。

オリジナルフローターの特徴と長所

ここではオリジナルフローターが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

立ち上りの早いキビキビとしたアクション

浮力の高いバルサボディを持つオリジナルフローターはとてもキビキビとしたアクションと早い立ち上がりを見せます。控え目なアピール力を持つタイトなロールアクションはバスのみならず、様々なフィッシュイーターに効果的なアクションとなっています。

先生
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オリジナルフローターといえば芦ノ湖のトラウト狙いで活躍したグリグリメソッドが有名ですね。(過去にはグリグリナナハンという専用のロッドもありました)

トゥイッチによるアクション変化

ただ巻きがメインに設定されているオリジナルフローターはトゥイッチにも対応します。かなり不規則なアクションは操作しているアングラーでさえ予測できないようなトリッキーなもので、現在のミノーのように上品なダートではありませんが、魚達には好評なアクションになっています。

細かいサイズ展開

オリジナルフローターは様々な魚種をターゲットにしているので他のミノーよりもサイズの展開が細かく設定されています。一般的なミノーは7~10㎝が主流のサイズとなっていますが、オリジナルフローターにはもっと小さいサイズのラインナップが充実しています。ミノーというのは、シルエットがとても大切な役割を果たすルアーでもあります。スモールサイズのミノーをメインに展開しているオリジナルフローターは非常にありがたい存在と言えるでしょう。

先生
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オリジナルフローターはまさに現代ミノーのベースとなったルアーです。性能面で見れば今のルアーには手も足も出ませんが、その実力はバスフィッシャーマンのみならず、ルアーフィッシングをする誰もが認めるモノになっています。

オリジナルフローターの感想と今回のまとめ

今回、久しぶりにF9を水に浮かべたら、今から30年近く前の少年時代に一生懸命親の手伝いをしてやっとの思いでラパラのフローティングミノー(今回のオリジナルフローター)を手に入れた事を思い出しました。一つ2000円近いラパラのミノーは小学生時代のちかみやにとって非常に高価なもので、やっとの思いで手に入れた初ラパラはF9のホワイトチャート(今回のアイキャッチ画像と同じカラー)とF7のレッドヘッドカラーでした。この2つのミノーはたくさんのバスを連れてきてくれ、とても大切にしていました。キャストミスして根掛かりすれば泳いで取りにいきましたし、純正フックは何度研ぎ直したかわかりません。最終的にF7の方は巨大なライギョのバイトでボディに穴があき殉職。相手がライギョでも魚が釣れたのはとてもうれしかったのですが、お気に入りのルアーが大破してしまい、複雑な気持ちになったのを良く覚えています。F9の方は長期間に渡る酷使のためか、ボディバランスが狂い、斜めに浮くようになりました。どんなにトゥルーチューンをしても真っ直ぐ泳がなくなったF9ですが最後まで魚を連れてきてくれ、かわいそうになって引退させました。確か中学2年の頃だったと思います。

「ラパラのミノーをキャストして釣れなければそこに魚はいない。」

当時はそう言われ続けてきたオリジナルフローターですが、今では使っている人をほとんど見かけません。現代のミノーと比べると、性能面ではどの要素を切り取っても太刀打ちできませんが、ちゃんと使いこなしてあげれば今でも魚を連れてきてくれる実力を十分に持っています。

「名品はいつまでも色あせない。良いルアーというのはいつの時代でも使い手次第で釣れるルアーになれる。」

様々なルアーがあふれている今だからこそ、本当に大切な事を今回のインプレを通してオリジナルフローターに教わったような気がしました。

出来ることであれば、皆さんも苦労して手に入れたルアーを大切に使い、その実力を存分に引き出してあげて下さい。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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