ラバージグやスモールラバージグ(スモラバ)は使用前にいろいろと手を加えてから使うということを知っていますか?
各メーカーからリリースされているラバージグ、スモラバは、誰が、どこで、どの様に使ってもラバージグやスモラバとしての役割を果たすようにかなり大味なセッティングでリリースされています。
もちろん、そのままでも十分釣れますが、皆さんが通っているフィールドの傾向、普段からバスが追いかけているベイトやそのサイズに近づけてあげることで格段に釣れるようになります。
特にスモールラバージグはそのコンパクトなシルエットと相反するアピール力がとても魅力的なリグですが、市販されていたままの状態では、スカートもかなり長めに設定されている為、その性能を十分に発揮しているとは言い難いのが現状です。
そこでこの記事では、現場でも直ぐに出来るうえに極めて効果の高いちかみや式ラバージグ&スモラバの代表的なチューニング方法をこっそりとお教えします!
なんとなくラバージグ系のリグに対して苦手意識のある方や、逆にこの手のリグが得意な方、単純に今よりも釣れるようになってステップアップをしたいと思う方は必見です。


Contents
スカートの長さ、量の調整
ラバージグ&スモラバにとってスカートはとても重要なパーツです。
使うフィールドやシチュエーションに合わせたり、組み合わせるトレーラーとのバランスを考えて調整してあげると、より一体感が生まれて釣れるようになります。
また、スカートの量はフォールスピードの調節が出来る他、キャスタビリティーが向上するメリットがあります。
スカートの長さ調整


スカートの長さ調整はラバージグもスモラバも調整のやり方や目安は同じです。
目安としてはフックの最下部(フックがカーブした一番下の部分)よりもスカートが1㎝ほど長くなるように調整して下さい。
スカートのボリューム(量)の調整
続いてはボリュームの調整です。
ボリュームの調整は全体のバランスに注意しながらスカートを引き抜いたり、切ったりして調節して下さい。
ガードの長さ、硬さの調整
ガードの長さや硬さの調節は、ラバージグにとって今や必須のチューニングとなっています。
ガードの調整は根掛かりの減少やフッキング成功率の向上に大きく貢献します。
最近のスモラバに関しては、ヘッドの重さによって始めからガードの硬さが調節されているものが多くなって来たので、無理に手を入れなくても大丈夫ですが、気になる方は調整して下さい。
ノーマルの状態
ガードの長さ調整

ガードの長さはこのようにフックポイントの方にブラシガードを押込み、
ブラシガードがフックポイントに1㎝程度被るように長さを調整します。
長すぎるとフッキングが上手くいかなかったり、短すぎると根掛かりが増える原因になります。
一度短くしてしまうと元に戻せないので慎重に調節しましょう。
ガードを広げる調整

ガード付け根の下側から親指でうえに押し上げると、ブラシガードが扇状に広がります。
上から見た時にフックポイント全体がすっぽりと隠れるように調節します。
この時に、あまりガードを押し上げすぎてしまうと、フックポイントとガードの間に間隔が空きすぎてしまいます。
ここの部分が開き過ぎないように調整して下さい。
フックポイントとガードが離れていると根掛かりしやすくなるので、押し上げてガードを広げた後は上からガードを押し戻して、ガードの角度を戻すようにしましょう。
ガードの硬さ調整


ガードの硬さはこの画像のようにカッターナイフでブラシガードを一本一本切り落として調整します。
ガードの硬さは、使うラバージグの重さやカバーの種類と厚さに合わせて調節してください。
ガードが柔らかくなりすぎた時は・・・
ガードを切りすぎて柔らかくなりすぎた時は、画像のマーカーの部分(ガードの根元部分)に瞬間接着剤を一滴垂らすとガードが固くなります。
比較的ガードの弱いスモラバで濃いカバーを打ちたい時にはとても有効な手段ですが、瞬間接着剤を使うと、かなりガチガチになるので注意が必要です。
どうにもならない時の最終的な手段にしましょう。
番外編:トレーラーのワームがずれてしまう時は・・・
スモラバの中には、このようにワームキーパーがないものもあります。
しかしながら、キャストをする度にトレーラーがずれてしまうのはとてもストレスがたまりますし、バスも釣れません。
そんな時は・・・
この部分に瞬間接着剤を一滴垂らしてトレーラーのワームを装着しましょう。
この方法はトレーラーのワームが全くずれなくなりますが、注意点が2つあります。
一つ目はくれぐれもスカートに瞬間接着剤がつかないように注意してください。
スモラバが使い物にならなくなってしまいます。
それともう一点、この手法は全くずれなくなるかわりに、基本的にはトレーラーのワームが交換出来なくなります。
どうしても交換する場合はトレーラーのワームを壊して交換する事になりますので注意してください。
釣れるラバージグ&スモラバの作り方 最後に・・・


チューニングが完了してトレーラーのワームを装着しました。
ラバージグとスモラバの代表的なチューニング方法の解説は以上で終了となります。
このチューニングはコツを掴むまでにある程度の経験がが必要な為、はじめのうちは上手くいかない事があるかもしれませんが、すぐに上達しますので心配はいりません。
今度は誰よりも自分のホームフィールドを知っている皆さんの手で、その場所に特化したラバージグやスモールラバージグを作ってみてください。
きっと今までの何倍も釣れるラバージグ&スモールラバージグが出来るハズです!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。



