バス釣りの本質集 PR

エキスパートも愛用!実績豊富なパワーフィネス用おすすめPEラインと太さの選び方 まとめ

カバー攻略の最終兵器として絶対的な実釣性能を持つパワーフィネス。

ライトリグが持つ強力な食わせ要素と、込み入っヘビーカバーを大胆に攻略できるアグレッシブさをあわせ持つ特性は、ハイプレッシャー時やタフコンデションに強く、釣果を求めるコアなアングラーやトップクラスのトーナメンターの切り札として、今や無くてはならないメゾットとなっています。

私達のようなサンデーアングラーに対してもその実釣性能は絶大ですが、パワーフィネスはタックル自体が少し特殊で、しっかりと「獲れる」セッティングを組むには豊富な知識とたくさんの経験が必要となり、完成度の高いタックルはそうそう組み上げる事は出来ません。

そこで今回は、パワーフィネスの中でも最も重要度の高いメインラインにフォーカスして解説します。これから紹介する内容は全て私の実戦と経験をバックボーンにしたリアルなモノ。これからパワーフィネスに挑戦したい方、現在のパワーフィネスのスキルをもっとレベルアップさせたい方のご参考になれば幸いです。

先生
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様々な質問の中でもパワーフィネスのタックル(ロッドとラインシステム)に関してはたくさん問い合わせを頂きます。今回は私がトーナメンター時代に得た経験や、今でも現役トーナメンターの仲間達から教わった内容をフィードバックします。

Contents

パワーフィネス用PEラインに求められる性能とは?

パワーフィネス最大の特徴といえば強いスピニングロッドとPEラインの組み合わせ。パワーフィネスのパフォーマンスを大きく左右するPEラインの性能は、ロッドやリールなどのメインタックルと同じくらい重要な役割を持っています。

現在ではバスフィッシングシーンでも一般的となったPEライン。パワーフィネスではほとんどの場合PEラインを使用しますが、たくさんリリースされているPEラインの中でもパワーフィネスに向いているラインとそうでないラインが存在します。

では、どんなPEラインがパワーフィネス向きなのか?

ここではパワーフィネスには外せないラインの性能を3つご紹介します。

ライン自体の強度

細いラインを使ったライトリグでヘビーカバーを攻略する事がパワーフィネスが持つ最大の強み。通常のリグでは反応しないバスをバイトさせ、確実に取り込むにはカバーの中で掛けたバスを多少強引にコントロール出来るだけの強度が求められます。パワーフィネスにPEラインが使われるのには様々な理由がありますが、やはり一番の理由は細いラインで高い強度を発揮出来るからで、本当にコアなアングラーの中にはあえて太めのフロロライン(8~10LBくらい)を使う方もいます。

バイトに持ち込んだバスを確実に取り込み、キャッチ率を大幅に向上させるラインの強度は、パワーフィネスにおいて最も重要な要素であり、絶対に欠かす事の出来ない基本と言える性能です。

耐摩耗性

PEラインはナイロンやフロロラインと比べ一般的に摩耗性(ストラクチャーなどにこすれる事)が低いとされていますが、込み入ったカバー内を主戦場とするパワーフィネスラインにとって、カバーを形成するストラクチャーやボトムマテリアル、バス自身との接触やスレは避けて通る事ができず、いかに耐摩耗性が高いラインを選ぶか?が大切となってきます。

最近では各社から様々なPEラインがリリースされています。少し見ただけではどれも一緒に見えますが、それぞれしっかりとしたコンセプトを持って作られていて、使い込んで見るとそれぞれのラインで特性は異なります。パワーフィネス専用のラインはもちろん、シーバス用やロックフィッシュ用のラインは比較的耐摩耗性が高い傾向にあるので、その辺りのラインをチョイスするようにしましょう。

トラブルの少なさ

最近の高性能PEラインは非常に使いやすく、トラブルも少なくなっていますが、やはりPEは他のラインと比べてトラブルが多く、小さなトラブルが再起不能となるような致命傷になる事が少なくありません。これはPEラインが持つ特性そのものによるものですが、ここ一番!というシチュエーションで信頼して使えないくらいトラブルが多発するラインではカバーを大胆に攻めることなど出来ません。様々なラインを使い、パワーフィネスを長年愛用して来た私にとって常に安定して使えるトラブルの少なさは本当に大切。一瞬のミスが勝敗を分けるシビアなカバーゲームだからこそ、トラブルの少ないラインが重要と言えるでしょう。

先生
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適度なハリとしなやかさ、滑らかさを持つラインはノットのすっぽ抜けやガイド絡みなどが少なく、良いラインを選ぶ基準となります。

パワーフィネスで使うPEラインの太さの選び方

パワーフィネスはスピニングタックルで扱うようなライトリグでヘビーカバーを攻略出来る事が最大の魅力。「どのようなシチュエーションで使いたいのか?」を明確にすると理想とするラインの太さや性能がハッキリしてきます。

パワーフィネスで使うPEラインの太さは一般的に0.8~1.5号が基本となっていますが、パワーフィネスの持つ圧倒的な実釣性能を引き出すにはそれぞれのシチュエーションにあったラインを選ぶのがベスト。特に理想とするメインラインの太さは以下の3項目で決まります。皆さんがパワーフィネスを良く使う場面や、これから攻略したいシチュエーションをイメージしてセレクトしてみましょう。

カバーの濃さ

パワーフィネスで使用するラインの太さを選ぶ基準は、なによりも攻めたいカバーの濃さ(厚さ)で選びます。カバーが濃く、複雑であればあるほどバスに主導権を与えればキャッチ率は低下します。カバー内でバイトしたバスに主導権を与えず、こちらのワンサイドゲームにするには圧倒的なパワーが必須。ラインの太さは太ければ太いほど無理が効き、パワフルなゲーム展開はカバー攻略で大きなアドバンテージとなります。

メインで使用するリグの重さ(大きさ)

使用するラインの太さはメインで使用するリグの重さ(大きさ)で決めるというのも非常に有効な方法の1つ。超軽量なリグ(例えば2インチワームのノーシンカーなど)はラインが太すぎるとラインの浮力でしっかりとカバー内に入らない場合があります。それほどシビアに考える事ではありませんが、どうしてもカバーにアプローチしにくい、カバー内にリグが落ちにくい場合はラインの太さを少し細くすると釣りが快適になります。

操作性

ライトリグは繊細な操作が命。イメージ通りにリグを操れる操作性は、ライトリグの釣果を伸ばすために必要となりますが、太すぎるラインは自重の軽いリグを操作しにくくします。パワーフィネスの場合、しっかりとカバーにアプローチする事が出来れば、細かい操作をしなくてもバイトに持ち込める事が多いですが、高い操作性は使いやすさにも直結します。使いやすいタックルはアングラーの集中力を上げ、長時間に渡ってレベルの高い釣りを可能とするので結果として釣果に差が出ることも多く、トップクラスのエキスパートやトーナメンターなどはこの操作性と使いやすさにこだわる方も多くいます。

初心者向け!一目でわかるカバー別ラインの太さの基準

アシの手前やカバー周りを狙う場合・・・0.8~1号
倒れたアシやちょっとしたウィードポケット・・・1~1.2号
複雑なレイダウンや厚めのマットカバー・・・1.5号以上

※しっかりとパワーのあるロッドの使用が前提条件です。池原ダムや琵琶湖などアベレージサイズの大きなフィールドではこれよりも1~2ランク上のタックルをおすすめします。

パワーフィネスにおすすめ!高性能PEライン3選

ここではPEラインが登場してから様々なラインを使い、長年パワーフィネスを愛用して来た私が本当に自信を持っておすすめ出来る高性能なパワーフィネス対応のPEラインを紹介します。意外に思うかもしれませんが、「パワーフィネス専用」と言えるPEラインはリリースが少ないのも事実。パワーフィネスの基本とも言えるPEラインは、タックル自体の性能を大きく左右する重要なアイテムとなっています。

ダイワ UVF タトゥーラ センサー×8+Si2


バスフィッシング用のPEラインとしては非常に優れた性能を持ち、オールラウンドに使えるスペックはパワーフィネスにも高次元で対応します。高価になりがちな高性能PEラインとしてはコストパフォーマンスも高く、ライムグリーンのラインカラーはパワーフィネスで多発するフォール中のバイトも取りやすく使い心地も抜群。初心者からエキスパートまであらゆるアングラーの要望に応えられるラインに仕上がっています。コストパフォーマンス度外視、絶対的な性能を最優先したい方はソルトウォーター用のPEラインとなりますが、UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Siと言う最上位機種もあります。

Nogales デッド オア アライブ ウルトラパワーフィネス PE X8


パワーフィネスで使用する事を前提に開発されたバリバスのウルトラパワーフィネス PE X8はスピニングタックルでヘビーカバーを完全攻略するために作られた進化系パワーフィネス専用8ブレイドPEライン。高品質な8本撚り製法のPEは高強度を実現し、ライン表面に独自のスーパーフッ素加工(SP-F)を施したことで、摩擦抵抗を極限まで抑え、優秀な飛距離と耐久性を実現しています。ヘビーカバーやブッシュの奥に潜むバスにリグを届かせ、圧倒的パワーで引きずり出すことができる性能はパワーフィネスメゾットと非常に相性が良く、ダークグリーンとモーショングリーンのラインマーキングにより、クリアーウォーターではステルス性能が高く自然に馴染み、マッディウォーターでは視認性が高いためナチュラルなアプローチが可能となっています。

シーガーR18 完全シーバス ステルスグレー


某人気プロアングラーがパワーフィネスで使用している事で一躍有名となったシーガーのR18完全シーバスは、その名の通り元はシーバス用のPEラインですがパワーフィネスに転用可能なほど高い性能を持っています。PEラインとしては非常に結束力が強く、ライン自体は適度なコシを持ったソフトなラインなので、滑りもよくガイド抜けが良好で飛距離を出しやすい特性を持っています。また、ラインの色落ちが少々激しい欠点があるもののフラッシュグリーンとステルスグレーの2色がリリースされており、目立つカラーの多いPEラインの中でステルスグレーというカラーは本当に見えづらく、リーダーを使用しない”直結派”の方にはうってつけのラインとなっています。

パワーフィネス用おすすめPEラインと太さの選び方 まとめ

ベイトフィネスでは扱えないような超軽量なスモラバやネコリグ、ノーシンカーを扱えるパワーフィネス。ベイトリールの進化が早く、ライトリグ=ベイトフィネスと言うイメージが強い現在ですが、スキルの高いエキスパートほどパワーフィネスのパフォーマンスを良く知っています。

数あるメゾットの中でも圧倒的な実釣性能を持つパワーフィネスは専門性の高いタックルと知識が必要でどちらかと言えばマニアックな上級者向けのメゾットと言えます。ロッドの特性とパワー、ラインの性格、メインで使用するリグのトータルバランスが非常に重要なパワーフィネスで結果を残すには少なからず経験が必要ですが、本当に高性能で良いタックルはアングラーを助け、強力にサポートしてくれます。今回紹介したPEラインはどれもがパワーフィネス専用というわけではありませんが、その高い実力はきっと皆さんのパワーフィネスをより釣れる魔法のメゾットに変えてくれる事でしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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