ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はダイワが送り出すエポックメーキングなノイジークランク、デカピーナッツII SSR ブレードチューンの特徴と実力を解説していきます。
Contents
デカピーナッツII SSR ブレードチューンのスペック
出典:ダイワ様
Length : 60.0㎜
Weight : 16.0g
フローティング
Hook : バーブレスダブルフック #2×1
カラー :12色
デカピーナッツII SSR ブレードチューンの構造と外見の特徴
ここではデカピーナッツII SSR ブレードチューンの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
出典:ダイワ様
デカピーナッツII SSR ブレードチューンのリップ形状はワイドななスクエアリップとなっています。
幅のあるワイドなスクエアリップは全面でしっかり水を受け、左右へ水を逃がす事によってアピール力の高いウォブルアクションを発生させます。ノタノタとボディを揺らす大振りなアクションは、このルアー最大の特徴でもあるブレードやテールのプロペラにも効率良く水を当ててくれるので、各パーツが最大限活躍しやすいセッティングとなっています。
リップの角度
出典:ダイワ様
リップ角度はサーフェイスクランクらしく垂直に取り付けられています。ラインアイはノーズアイなのでリップ全体に水を受ける仕組み。まるで水をかき分けるようなウォブルアクションはアピール力も高く、少し深めのレンジでステイするバスでさえトップへ引き出せるほどの実釣性能を持っています。
また、垂直でワイドなリップはスナッグレス性能も秀逸。リアのみに搭載されたダブルフックと相まって、際どいコースを攻め込んでもトラブルレスで帰ってきてくれます。
潜行レンジはSSRで約50㎝、SRは1m、DRは1.5m程度の設定され、様々なフィールドやシチュエーションで使いやすい設定となっています。
ボディ形状
出典:ダイワ様
デカピーナッツII SSR ブレードチューンのボディ形状は標準的なラウンドクランクと同様のボディ形状を採用しています。
特徴的なベリーのブレードは回転によるフラッシングと同時にボディに当たりサウンドを発生。テールのプロペラもサウンドとバブルを発生しサブサーフェイスでのアピールを強化ています。バスだけでなくナマズのアタックにも対応するバーブレスのダブルフックは驚異的なスナッグレス性能とフックアップ率を両立し、ここ一番で信頼できる性能を持っています。
デカピーナッツII SSR ブレードチューンの特徴と長所
ここではデカピーナッツII SSR ブレードチューンが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
フィールドやシチュエーションを選ばない使いやすさ
ノイジー系トップウォータープラグと言えばハイアピールで強烈なインパクトが特徴ですが、優秀なノイジーというのは基本的に大型のボディ設計で、場合によっては通常のタックルでは持て余してしまう事もしばしば。本来の性能を発揮させるには専用のロッドが必要となることもあります。しかし、デカピーナッツブレードチューンはノイジーとして優秀な性能を発揮しながらも60㎜、16gの扱いやすいスペックでとても幅広いタックルの適応し、様々なシチュエーションや状況で安定した性能を発揮します。
また、デカピーナッツブレードチューンの持つ独特なアクションや釣れる要素は基本的にただ巻くだけで引き出すことが可能。難しいスキルや出しどころを必要とせず、間違った使い方をしなければ誰でも高い実釣性能を引き出せる特性は数あるノイジー系ハードベイトの中でもトップクラスの使いやすさと言えます。
ロッドアクションで様々なアクションを発生させるレスポンス
デカピーナッツブレードチューンはとてもレスポンスが高く、ロッドワークにも素直に反応し、ドックウォークやテーブルターンなど様々なアクションを演出する事が出来ます。
垂直に張り出したワイドなスクエアリップをはじめ、このルアーに搭載されるブレードやプロップなどの様々なパーツは、ルアーの移動距離を抑えてロッドワークをアクションに変える効果があります。
多彩なアクションに対応するスペックは様々なシチュエーションや状況に対して非常に有効で、一つ持っていると何かと重宝する仕上がりとなっています。
際どいスポットも大胆に攻め込める秀逸なスナッグレス性能
おおきなスクエアリップとテールにのみ装着されたダブルフックで驚異的なスナッグレス性能を発揮するデカピーナッツブレードチューンはカバーやストラクチャーにとても強く、どんなタイプのカバーに対しても強い耐性を持っています。
特にオッカパリゲームなどで遭遇するちょっとしたレイダウンなどは目立つストラクチャーなので日常的にプレッシャーが掛かっていることも多く、一回で最高のアプローチをしないと結果を残す事が難しいスポットでもあります。
正確でベストな位置にルアーを運ぶには大胆で思い切りの良いキャストが必要不可欠。デカピーナッツブレードチューンの持つ高いスナッグレス性能は皆さんの大胆なアプローチをそっと手助けしてくれます。
デカピーナッツII SSR ブレードチューンの感想と今回のまとめ
ピーナッツに関しては昔から様々なチューニング方法が熱心なアングラーの間で試されて来ました。特にブレードを搭載するブレードチューンは一般的な手法として人気がありましたが、今回紹介したデカピーナッツブレードチューンはまさにその様なチューニングをメーカーが実践したファクトリーチューンと呼べるでしょう。
特に様々なパーツを取り込んでもバランスを崩さない作りと使いやすさ、高いスナッグレス性能とノイジーらしいアピール力を持ちながらも一般的なハードベイトサイズにまとめ上げる部分は、個人で展開するガレージクラフトでは絶対に実現できない仕上がりです。
トイルアーにも見えてしまうほどかわいらしい見た目に隠されたノイジークランクの本質をぜひ皆さんも味わって見てください。
一日に何度も水面を割ってアタックしてくるバスを目のあたりにすれば、このルアーが持つ真の実力に気付く事が出来るハズです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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