極めて高い基本性能は確実にトップレベル!
使えばわかる実力は本当に名作と呼べるクランクベイト!
小学生の頃、村田基さんに直接教わったパールホワイトのシャッドラップでその後のバス釣り人生が大きく変わったちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はその村田基さんが監修したDUOのクランクベイト、レアリスクランクM65 8Aにフォーカスし、その特徴と性能についてお伝えしていきます。
Contents
レアリスクランク M65 8Aのスペック
Length : 65.0㎜
Weight : 14g
フローティング
Hook : #4×2
カラー :16色(限定カラー含む)
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
レアリスクランク M65 8Aの構造と外見の特徴
ここではレアリスクランク M65 8Aの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
レアリスクランク M65 8Aのリップは、先のとがった形状で、横幅もしっかりとしたラウンドリップとなっています。フロントフックをすっぽりカバー出来るリップは基本的なスナッグレス性能は優秀なものの、このクランク特有のなめるような回避アクションは、レイダウンのような3次元的なストラクチャーが少し苦手。ゴロタやリップラップなど、ハードボトムの地形変化を広く探るような釣りで真価を発揮します。必要な水流をしっかりと掴みながらも積極的に水を逃がす特性のリップは、ハイレスポンスでアピール力抜群なウォブルアクションを発生させながらも巻き心地はとても軽く、非常に使いやすくなっています。
リップの角度
出典:DUO様
ミドルレンジクランクとしてはオーソドックスなセッティングのリップ角は、リップの付け根部分で受けた水を多少逃がす作りながらも基本的なアクションはクランクらしいアピール力高めなウォブリング設定。中央よりもややボディ寄りなラインアイは受けた水流を効率良くアクションに変換するのでレスポンスも高く、早い動き出しと適度な巻き心地を両立させています。
潜行レンジは約2.0~2.5m。8Aというネーミングはボーマー社のクランクベイトと同じく潜行能力を表しています。太いラインでもしっかりと泳ぎ、ハイピッチでワイドなウォブリングアクションは、プリスポーン時期やウィードの陰に潜むバス等にとても有効。一年を通じてミディアムレンジ攻略で威力を発揮します。
ボディ形状
出典:DUO様
高性能ミドルランナー=ファットなボディというイメージの強いクランクとしては、ややスリムなボディシェイプが特徴的なレアリスクランク M65 8A。65㎜というボディサイズは、ベーシックなスペックの国産ミドルランナーよりもやや大きめですが、しっかりとウエイトの乗る設計で基本性能は抜群。固定重心を採用しながらもウエイト配置、ボディデザインを徹底的に作り込むことでクラス最高レベルの飛距離とハイレスポンスなアクション、使いやすさを実現しています。
レアリスクランク M65 8Aの特徴と長所
ここではレアリスクランク M65 8Aが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
どんな条件でもきっちり泳ぐアクションレスポンス!
あらゆる状況下で通用するバーサタイル性能をコンセプトに、基本性能を高めたレアリスのMシリーズクランクは、奇をてらったギミックなどは採用せずにオーソドックスな作りをベースにとことん作り込んだ実戦仕様。名作と呼ばれるクランクの大多数が採用する固定重心はハイバランスなボディと相まって非常に優秀なレスポンス実現し、どんな条件下でもクランクらしいアピール力の高いアクションでバスを引きつけてくれます。
ボトムトレース時の圧倒的なレンジキープ能力!
多くのクランクベイトはボトムやストラクチャーにヒットした際、少なからず飛び跳ねるようなアクションをしますが、レアリスクランク M65 8Aはボトムノック時でもなめるようなボトムトレースが非常に特徴的。飛び跳ねてしまうとトレースコース変化し、多少なりともバイトチャンスは減ってしまいますがレアリスクランク M65 8Aはそれがありません。スルリと障害物を抜けるような身のこなしは、レイダウンなど奥行や高さのあるストラクチャーに早い弱い面もありますが、ちょっとした沈みオダやスタンプならかんたんにかわすことも可能なので、ゴロタやリップラップなどのハードボトムの地形変化を広範囲にサーチしたい状況ではとても頼りになるクランクと言えるでしょう。
固定重心ながらクラス最高レベルのキャスタビリティー性能!
クランクのようなファーストムービングルアーにとって、サーチ能力に直結するキャスタビリティーは最も重要な要素の一つ。一回のキャストで広範囲をサーチ出来る特性はメリットも多く、優秀なパイロットルアーには欠かすことの出来ない性能と言えますが、レアリスクランク M65 8Aはアクションの質を優先した固定重心を採用しながらもクラストップのキャスタビリティー性能と使いやすさが特徴的なクランク。強い横風や向かい風の中でもしっかりとキャスト出来る特性は他のクランクではなかなかお目にかかれないレベルで、厳しい条件下ではもちろん、平常時でもアングラーを強力にバックアップしてくれます。
レアリスクランク M65 8Aの感想とまとめ、使い方
非常に優秀な総合性能で、使用したアングラーからの評価がとても高いレアリスクランク M65 8A。感動すら覚える高性能なスペックは、クランク好きならた思わずウットリする仕上がりです。
5年、10年と第一線でありつづけ『これさえ持っていればいい』、そう言い切れるルアーを作りたい・・・これがレアリスMグレードシリーズの開発コンセプトだそうです。
このクランクを監修した村田基さんはボーマー社のモデルAシリーズを愛用している事でも有名ですが、レアリスMグレードシリーズのクランクを使うと「なるほど!」と納得する部分がたくさんあります。
今でこそモデルAシリーズは誰に聞いても名作と言われるクランクの代表的な存在で、レアリスMグレードシリーズは使用感もモデルAに近く親近感を感じますが、全く一緒というワケではなく、かんたんに表現するならば「名作を現在の技術力でリメイクした感じ」といった感じです。設計の古いクランクは優秀な反面、強烈なネガを抱えていたりしますが、このクランクにはそれがほとんど無く、どこまでも使いやすいイメージ。本当にクランクらしいクランクなのでクリアアップした状況やバスがタフな状況など、基本的にクランクが苦手なシチュエーションは不得意ですが、クランクが活躍するようなシチュエーションであればその実力を存分に発揮し、クランクベイトの本質を体感できるでしょう。
正直なところ、久しぶりに本物を見た感じがします。コストパフォーマンスも申し分なく、買って損はない数少ないクランクの1つであることは間違いありません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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