ルアーインプレッション

ラパラ DT-10 実釣インプレッション!

数ある3mダイバーの中でも実力は最強クラス!!
高次元で融合した必要性能と高い戦闘能力がウリの実戦型クランク!

元トーナメンター兼フィールドテスターのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は各モデルが様々なトーナメントで輝かしい実績を残し、一気に世界的地位を確立したシステムクランクの中枢、ラパラのDT-10にフォーカスし、その特徴と実力、使い方を解説していきます。

  ラパラ DT-10のスペック  

Length : 60.0㎜
Weight : 17.0g
フローティング
Hook :ラパラ VOCフック#4×2
カラー :23色

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
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システムクランクとしてリリースしてはいるものの、各モデルが専用設計を採用して高い実釣性能を誇るラパラのDTシリーズ。その中でも特に優れたトータルバランスと基本性能でシリーズの中核を担うDT-10の実力とは!?

  ラパラ DT-10の構造と外見の特徴  

初期のDT-10と言えば、ノーマルの状態で装着されているVMC製のスコーピオンフックが特徴的。(しかも赤針w)ビジュアル的インパクトは絶大ですが、メリットらしいメリットもないため、現在ではノーマル形状のVOCフックが純正採用されています。

ここではラパラ DT-10の主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

ラウンド形状をベースに、ワイドな先端側と極端に絞り込んだ付け根部分が印象的なDT-10のリップ形状はフロント部分でしっかり水を掴み、後半部分(付け根の部分)でバランス良く水を逃がす作りが特徴的。リップの前半部分と後半部分でしっかりと役割を分担し、狙ったアクションと必要な性能をキレイに引き出しているところは、このクランクがカテゴリートップクラスの性能を発揮している最大の要因と言えるでしょう。リップ先端をワイドにしたことにより物理的なスナッグレス性能も十分高く、大規模なストラクチャーなども大胆に攻める事が出来ます。

リップの角度

潜行レンジ約3mを誇るDT-10のリップ角度はボディに対してほとんど水平と言える角度を採用。リップ先端部分をわずかに上に反らしてある手の込んだリップメイキングは、キャスト時の空気抵抗を極力抑えながらもミドルレンジを回遊するスクーリングバスをバイトに持ち込めるほどのナチュラルなスイム姿勢と、このクランク最大の特徴でもあるクラストップの潜行性能を見事に融合させています。中央よりややボディ寄りのラインアイは、泳ぎ出しとアクションのレスポンス、スナッグレス性能をさらに強化する要因にもなっており、このクランクの動力性能をさらに引き上げてます。

ボディ形状

まるでフグの様なでっぷりとしたお腹と、フラットサイドな形状を持つDT-10のボディは、ボディ素材にクランクベイトに最適なバルサを使用し、固定重心としたシンプルな構造が特徴的。(バルサ製クランクとしては珍しくラトル入り。)徹底した低重心化と極限まで煮詰めたボディバランスで、重心移動システム非搭載ながらダイビングクランクとして必要十分なキャスタビリティー性能を実現しつつ、ハイフロート+固定重心特有のアクション最優先セッティングは他の同ランククランクではお目にかかれないようなハイレスポンスでキレのあるアクションを発生させます。

  ラパラ DT-10の特徴と長所  

世界的にその実力を認められたDTシリーズにはカスタムペイントモデルもリリースされています。どことなくクラシカルな雰囲気のあるカスタムカラーのDT10は、クランクマニアの間で絶大な人気を誇ります。

ここではラパラ DT-10が持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

ナチュラルながらキレのある独特なアクション!

ダイビングクランクと言えば、ロールメインで落ち着いたアクションが多い中、DT-10はハイレスポンスでキレのあるアクションを持ち味としています。他のダイビングクランクではなかなかお目にかかれない控え目なウォブルメインのアクションは、ナチュラルさとアピール力のバランスがすばらしく、その特性はまさに唯一無二と言えるでしょう。ややタイトながらしっかりとアピールするアクション設定は、季節やフィールドを問わず様々なシチュエーションでその実力を発揮するだけでなく、オープンウォーターはもちろんの事、カバー周りでも活躍できるスペックはオールマイティーのひと言。サーチベイトとしての役割が強いクランクの中でもDT-10は状況把握のためのベースクランクやローテーションのメインクランクとしても破格の性能を持っています。

狙ったレンジを効率良くサーチ出来る潜行性能とレンジキープ力!

クランクベイトにとって目標レンジにいち早く到達し、プロダクティブゾーンを効率良くサーチを行う潜行能力とレンジキープ能力は必要不可欠な性能。特にダイビングクランクにとってはいかに狙ったレンジを効率良くサーチ出来るか?が釣果アップにつながる重要なファクターとなりますが、数あるクランクベイトの中でも高い潜行能力を持つDT-10の潜行能力とレンジキープ能力は同クラスクランクの中でも1,2を争うほどの性能を持っています。短い助走距離でもしっかりとに急潜行し、狙ったストラクチャーや地形変化対してイメージ通りにコンタクト出来る特性は、それだけでも大きなアドバンテージになり、広大なウィードエリアやリップラップなどの”面”の攻略と同時に、レイダウンのトップやブレイクラインの変化など”点”の変化も自在に直撃出来る性能は、今までにない高精度なクランキングを可能としています。

アクション優先の固定重心ながらしっかりとしたロングキャスト性能!

アクションを最優先した固定重心にバルサボディと言うシャロークランク顔負けのセッティングながら、空気抵抗と一点集中のウエイトバランスによってもたらされた抜群のキャスタビリティー性能こそが、DT-10最大の特徴にして特筆すべき部分。特にダイビングクランクのように一定のレンジに達するまで助走距離を必要とするルアーにとって、キャスタビリティーは欠かす事の出来ない重要な要素であり、ストレスを感じることのないキャストフィールは必要最低限の性能と言えるでしょう。しかしながら通常のダイビングクランクにとって、キャスタビリティーとアクションレスポンスはその構造上、相反する性能となる事が多く、両立はなかなか難しい要素となっているのもまた事実ですが、DT-10は絶妙なトータルバランスで両立の難しい性能を高い精度で実現したある種特異なモデル。このキレのあるアクションとキャスタビリティー性能の融合こそが、このクランクの突出した実釣性能を下支えする根幹であり、秘訣となっています。

先生
先生
ナチュラルさとアピールバランスの取れた独特かつ上質なアクションに、高い基本性能をハイレベルで融合させた事がDT-10の桁外れな実釣性能のヒミツ。正直このクランクめっちゃ釣れますよ!!

  ラパラ DT-10の感想とまとめ  

上:初期モデルのノーマルDT-10

下:定番チューニングを施したカスタムDT-10

DT-10と言えば2020年10月に霞ヶ浦で行われたWBSジャパンオープンのウイニングルアーとしても超有名。その中で生まれた定番チューニングと言えば、ラインアイのスプリットリングを可動域の広いスナップに変更し、前後フックのスプリットリングを#2番に変更。フロントフックを#5、リアを#4のフックに換装する手法であり、素性の良いDT-10のアクションに見違えるほどのキレとレスポンスをプラスします。

私の知る限り、3mダイバーとしてはトップクラスの性能と実力を誇るDT‐10。システムクランクとしてはどのモデルも優秀な実釣性能を発揮しているDTシリーズですが、その中でも今回取り上げたDT-10はトータル面でのバランスがズバ抜けて整っているイメージの強いクランクとなっています。ミドルレンジを効率良く探れる独特なアクションとフラットサイドなボディが生み出すアピールは、他のクランクには無い個性的なセッティングで、時おり爆発的な釣果を叩き出してくれるだけでなく、ココ1番で貴重な1匹を連れて来てくれる事が非常に多く、色違いで何個かBOXに忍ばせておくととても頼りになります。2~3mラインは年間を通して外せないレンジになりやすく、いかに高精度で攻略するか?が釣果を大きく左右しますが、意外な事に優秀な3mダイバーというのは数える程しかありません。広大なウィードエリアはもとより、ブレイクラインやリップラップなどのハードボトムでも優れた性能で万能な活躍を見せてくれるDT-10。全方位でスキの無い仕上がりは、今までの3mライン攻略に更なる選択肢をもたらしてくれるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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