バス釣りの本質集

実釣比較!シマノゾディアス VS ダイワブレイゾン 結局はどっちが良いのか白黒つけてみた

ミドルクラスも真っ青な実釣性能を誇るシマノのゾディアスシリーズとダイワのブレイゾンシリーズ。エントリーモデルとしては申し分ない性能でエキスパートも思わず納得の仕上がりは様々なレベルのユーザーから高い人気を集めています。非常に評判も良く関心してしまうほどのスペックを持つ両者ですが、日本が誇る2大メーカーが自信を持ってリリースしているハイパフォーマンス・ロッドのため比較されることが多いのも事実。果たしてこの両モデルの違いや性能差はどのようなものなのでしょうか?今回は実釣を交えながらゾディアスとブレイゾン、両モデルを使い比べて見たので個人的な使用感や感想、抱いたイメージを皆さんにお伝えしてみたいと思います。

先生
先生
ゾディアスとブレイゾン。実際に使い比べて見たら想像以上に違いがありました。もちろん、ちかみやはどちらのメーカーからもスポンサードされていないので忖度無しのインプレッションになっていますよ!

※今回使い比べたモデル
・ゾディアス1610MHーブレイゾン6101MHB
・ゾディアス1610M-ブレイゾン6101MB
・ゾディアス166M-ブレイゾン166MB
・ゾディアス264L-ブレイゾン642LS

ゾディアス VS ブレイゾン外観とデザインの特徴

釣り具、特にロッドのルックスはとても大切な要素です。
カッコイイデザインはユーザーのモチベーションを上げて集中力を持続させてくれます。
「機能は美に追従する」という言葉があるように優秀な道具というのは見た目も美しいものです。

全体的なデザイン

ゾディアスシリーズ

旧モデルと同じく全体的にブラックをメインに、アクセントのレッドカラーが入った外観はとてもカッコ良く引き締まったイメージで、非常にスパルタンな印象を受けます。コストパフォーマンスを重視したロッドとして初めて採用されたカーボンモノコックグリップは、ロッド全体を軽量化して設定された価格とは不釣り合いな性能を持っています。

ブレイゾンシリーズ

ブレイゾシリーズも最新のモデルチェンジでブラック×レッドのカラーリングパターンに変更しました。ゾディアスとはまた違った上品で精悍なルックスは非常にシャープな印象を受けます。直接アングラーが触れるグリップ部分は質の高いコルクを採用し、コストを使う部分にはしっかり使うスタンスが表れています。

 

 

グリップ

ゾディアスシリーズ

出典:シマノ様

ゾディアスと言えばこのカーボンモノコックグリップがとても目を引きます。ブランクスを介して手元に伝わる水中の変化は、クリアかつ明確。従来比130%の高感度を実現する情報伝達能力に加え、かつてない軽さを身に付けた革新的な機構は、優れた機能とデザインを両立。よりシビアなコンディションでその差を体感できます。

ブレイゾンシリーズ

フロントはコルクグリップ、リアはEVAのミックスアップが特徴的なブレイゾンのグリップ周りはそれだけでも目を引くセットアップになっています。

質の高い硬質なコルクグリップは軽量で感度も抜群。少し細めのグリップはパーミング性能も高く使いやすさも良好。標準装備のフックキーパーは何かと重宝しありがたい存在です。

ブランク

ゾディアスシリーズ

ゾディアスのブランクは中弾性カーボンをメインマテリアルにハイパワーXで補強したブランクを採用しています。
しなやかな中にも全体的にハリを感じるブランクは操作性も悪くなく、曲がりやすい特性で軽いルアーのキャストもラクラク。もっちり感のあるブランクは絞り込まれると驚異的な粘りを発揮します。

ブレイゾンシリーズ

ブレイゾンのブランクはダイワ独自の高密度HVFカーボンをブレーディングXで2次補正する事で、エントリーモデルとは思えないようなシャープさを持っています。非常に軽くてバランスも良く、振り抜きやすい特性は繊細な釣りと最高のマッチングを見せ、タフな状況になればなるほど心強い味方になるでしょう。

 

リールシート

ゾディアスシリーズ

出典:シマノ様

コストパフォーマンスを優先しながらもリールシートはシマノの最新型リールシートであるパーフェクションシートXTを採用。独自のカーボン強化素材CI4+を使用しコンパクトで手の小さい方でも握りやすく、ロッドの軽量化にも一役買っています。使いやすいリールシートは感度と操作性が高いのはもちろん、長時間の使用でも疲れにくく、集中力の途切れやすい初心者には強い味方となってくれます。

ブレイゾンシリーズ

大胆な肉抜きが施されたブレイゾンのリールシートはブランクタッチ性能に優れ、握りやすい形状です。とてもスタイリッシュな外観は所有感を満たしてくれます。

ガイド

ゾディアスシリーズ

ブレイゾシリーズ

ガイドに関しては両モデルとも必要にして十分な性能を持ったステンレスフレーム+アルコナイトリングをセットアップしています。トップガイドはSicを採用し、必要な部分にはしっかりコストをかけて高い実釣性能とコストパフォーマンスを両立させている部分は両モデル共通で、コストパフォーマンスを優先しながらも必要な部分にはしっかりとコストを掛ける所はゾディアス&ブレイゾンが高く評価されている理由となっています。特にブレイゾンシリーズの旧モデルはステンレスフレーム+sicリングだったモノを変更し、その分のコストをブランクに回しています。

ガイドというパーツはロッドの中でも最もコストが掛かる部品。この様な細かい調整がハイパフォーマンスとローコストを実現させた要因なのかもしれませんね。

先生
先生
アルコナイトはPEラインでけずれてしまうというウワサがありますが、そんなことはありませんよ。アルコナイトの特性に関してはこちらの記事で解説しています。
アルコナイトってどうなの?導入が心配な方に教えたい本当の性能2015年に登場したシマノの「ゾディアスシリーズ」が採用して一躍有名になったアルコナイトリング。最近では多くのエントリーモデルに採用され...

ゾディアス VS ブレイゾン 実釣比較

テストしたルアーの一部。ここに写っているモノ以外にも様々なサイズのスイムベイトやポッパー、ジャークベイト、シャッド、ヘビキャロ、ヘビーダウンショット、大型のネコリグやなどをテストしています。

ファーストムービング

ハードベイトとのマッチング評価が非常に高いゾディアスは予想以上の幅広いウエイトに対応出来ます。ミディアムパワーのロッドで例えると表記上のMAXウエイトは21ℊとなっていますが、実際には1oz程度のハードベイトも無理なくキャスト出来ます。

特に3/8~1/2ozクラスのスピナーベイトやバズベイトなどのワイヤーベイト、バイブレーションなどは非常に使いやすく、キャスタビリティーの優れないクランクベイトであってもロッドが曲がってくれるのでストレスは感じにくいキャストフィールとなっています。

一方のブレイゾンもファーストムービングルアーを扱う上で不自由はありません。ゾディアスと比べてシャープでハリのあるブランクは感度も高く、スピナーベイトのバイブレーションも手に取るように明確です。しっかりとしたウエイトを持つルアーであれば十分なキャスタビリティーを発揮してくれますが、ゾディアスと比べてややストライクゾーンが狭く感じます。特に軽めのルアーをキャストする時は少しストレスを感じる部分もあり、しっかりとしたルアーチョイスが重要となります。

ワーミング

しなやかながらも感度と操作性を優先し、しっかりとしたハリを持たせたゾディアスはワーム系の釣りもそつなくこなしてくれます。皆さん気になる感度面は決して良いとは言いませんが必要十分と言ったレベル。5~10ℊ程度のウエイトを使用したリグであればほとんど対応出来ますがシリーズを通して多少先重り感があり、ワームの釣りで必要になる繊細な操作がやりにくく感じます。

対してブレイゾンシリーズは非常にロッドバランスが良く、ゾディアスと同じパワー表記でも硬く感じるほどシャープでハリのある特性はワームの釣りで必要不可欠な操作性と感度を持っています。特に大きめなネコリグやヘビーダウンショットなどシェイクを多用するリグでは絶妙なマッチングで、ハイエンドモデルに勝るとも劣らない性能を発揮します。

キャスティング(キャスタビリティー、ロングキャスト性能)

キャスティングではゾディアスの方がキャストしやすくマイルドなイメージ、ブレイゾンの方がピーキーなイメージがあります。

ゾディアスと比べ、同じパワーでも全体的にハリが強く、硬く感じるブレイゾンは扱えるルアーウエイトのストライクゾーンが狭いかわりにしっかりとしたウエイトを持つルアーであればゾディアスよりもロングキャストが可能です。アキュラシー(キャストの正確さ)についてもブレイゾンの方が上手ですが、ゾディアスはルアーのウエイトに左右されず幅広いルアーを安定してキャスト出来ます。

ロッドパワー

ロッドパワーに関してはゾディアスの方がトルクフルですね。

ブレイゾンは非常に軽くてバランスも良く、シャープなイメージで必要十分なパワーを持っていますが、同じパワー番手のゾディアスと比べたらゾディアスの方が上でしょう。

そのくらい、両者には差を感じます。

ゾディアスには一度握っただけで感じられるもっちり感や重量感があります。

弾性率の低いカーボンを厚巻きしたロッドだけが持つ独特のパワーは難攻不落のヘビーカバー攻略やビッグバスハンティングのサブロッドとして大いに役に立つでしょう。

とは言ってもブレイゾンでも安心してカバー攻略出来るのでご心配なさらずに。

ゾディアスVSブレイゾン実釣インプレッションまとめ

ゾディアスもブレイゾンも非常に優秀なロッドです。ひと昔前までは3万円出したってここまでのロッドは買えませんでした。ロッドに詳しいエキスパートであればあるほど今回紹介した両モデルの素晴らしさが良くわかるのではないかと思います。

ゾディアスの特徴
・ロッド自体が曲がりやすくてキャストが楽
・対応ルアーウエイトの幅が広い
・先重りのあるバランスとしなやかな特性はハードベイト向き

ブレイゾンの特徴

・非常にシャープで軽量、全体的なバランスが良くて感度も高い
・ルアーウエイトの幅は狭いがマッチした時の性能はミドルクラス級
・少しピーキーな特性で実力を発揮させるにはアングラーのスキルも必要

あくまでも個人的な意見ですが、両モデルの代表的なロッドを使い込んでみた感想がこちらです。

ゾディアスはとてもしなやかなロッド特性で、アングラーの実力に左右されずに誰でも安定したキャストが出来ます。少し先重りのあるロッドバランスはロッドを下向きに構えた時にちょうど良く、ハードベイトのフックアップ率も優秀。ワーミングよりもハードベイトが使いやすい味付けとなっています。一本のロッドでカバー出来る守備範囲も広く、まさにバーサタイルロッドという性格をしています。

一方ブレイゾンは非常にシャープでロッドバランスが秀逸。感度も高くエキスパートも納得のスペックです。エントリーモデルというよりもエキスパートモデルの廉価版というイメージで、操作性や高い感度がアドバンテージとなるワーミングの釣りやスローな展開で真価を発揮します。ゾディアスと比べると一本一本がピーキーな特性で、その実釣性能を引き出すにはその時のシチュエーションや使用するルアーによって各モデルを的確にチョイスする必要があります。

上記の点を踏まえ、両モデルのメリットを考えてロッドを選ぶなら、ファーストムービングルアーをキャストする機会が多い方は曲がりやすくてキャストしやすいゾディアスを、ワーミング主体のゲームや繊細な操作性を求めるならシャープで操作性が高いブレイゾンを選ぶと良いでしょう。

同じような価格帯で作られ、ライバル視される機会が多い両者ですが、実際には意外なほど性格が違っていました。

良く考えてみればゾディアスは本場アメリカでの使用も視野に入れて開発されたグローバルモデルであるのに対し、ブレイゾンは年々タフ化が進む国内フィールドで限られた条件の中、エキスパートも納得するような性能を持たせたモデルです。

そもそものコンセプトが違うのでお互いに性格が違うのも当然と言えますね。

しかしながらこの両モデルの実力は確実に本物です。

この先は私達アングラーがこの両モデルの性能をいかに引き出してあげるか?の問題なのかも知れませんね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

※今回、私が使ったモデルの中でも一番おすすめな2機種を紹介しておきます。
ボートはもとより、オカッパリメインの方はこちらで紹介したどちらかのモデルを持っていると釣りの幅が広がりますよ!!


ゾディアスのインプレッションはこちら!!

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