小型ボディとナチュラルなアクションはバイト率高し!!
ハードボトムを手加減無しで攻められる本格派タイニークランク!
自称クランカーのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は独創的な発想で今まで数々のクランクベイトをリリースしてきたイマカツの最新タイニークランク、ランボルト80Vの特徴と実力を解説していきます。
Contents
ランボルト80V のスペック
出典:イマカツ様
Length : 45.0㎜
Weight : 8.0g
フローティング
Hook :フロント#8 リア#6
カラー :16色
ランボルト80V の構造と外見の特徴
ここではランボルト80Vの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いていきます。
リップの形状
出典:イマカツ様
ランボルト80Vのリップ形状は非常に特徴的な形をしています。
ひと言で表現してしまうとコフィン型のダイビングリップとなりますが、ラインアイを境に急激な絞りの入るリップはかなり水を逃がしやすい特性で、アクションは控え目な設定としながらもワイドなリップによる優秀なスナッグレス性能を上手に引き出しています。
リップの角度
出典:イマカツ様
ランボルト80Vのリップ角度も非常に特徴的。基本的なリップ角度は水平に近く、シャロークランクとしては珍しい角度ですが、ワインディングリップと呼ばれるアールのついたリップは狙ったアピール力を持つアクションと水平に近いスイミング姿勢、高いスナッグレス性能を確立させています。
潜行レンジは80Vの名が示すように80㎝程度の設定で、フラットレイクのオカッパリゲームや全体水深の浅い野池や小規模なフィールドで抜群の使いやすさを発揮します。
ボディ形状
出典:イマカツ様
ランボルト80Vのボディ構造はボディ下部の固定されたメインウエイトのみと非常にシンプルですが、この固定ウエイトは意図して甘く固定されています。そのためアクションさせるとコトコトとワンノッカーサウンドを発生させ、低重心化はカバー接触時のバランス復元力もアップさせ、カバー回避にも貢献しています。
また、空気抵抗を考えてデザインされたボディは逆風でもしっかりとキャストでき、フロントフックを根掛りから守るデザインを両立。小さなボディに様々な工夫を詰め込んだランボルト80Vは不要なストレスを避け、アングラーが釣りに集中しやすくなっています。
ランボルト80Vの特徴と長所
ここではランボルト80Vが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
タフフィールドに強いナチュラルなアクションとスイム姿勢!
近年のフィールドは年々タフ化が進み、バスもかなりセレクティブとなっているのでかんたんに反応を得ることが出来ません。特にハードベイトの持つ強すぎるアピール力というのは時として周囲のバスをスプークさせてしまうことも多く、状況に合わせたルアーセレクトが重要となりますが、的確なルアーセレクトには長年の経験と状況を読み解く力が必要です。
このような状況ではハードベイトでの攻略をためらってしまいがちですが、ランボルト80Vのアクションはタフコンデションに強く状況を選ばない設定で様々な場面で安心して投入出来る仕様となっています。
特にコンパクトなボディと水平に近いスイム姿勢は非常にバイト誘発力が高く、その実力はカバークランクながらも何もない中層を泳がせるだけでバイトに持ち込めるほど。
タフな状況での使用を考えて設計されたランボルト80Vの基本性能は常に安定した結果をもたらしてくれます。
大型フック搭載でビッグバスに対応!
タイニークランクというルアーは数釣りや小型のバスを釣るためのモノではなく、そのエリア一帯にいるバスを根こそぎ釣るためのルアーです。もちろん、その中にはキッカーと呼ばれる大型のバスもいるわけですが、通常のタイニークランクに搭載されるレギュラーフックは一般的に小さくて弱いので大型のバスと対等に渡り合う事が出来ません。
そのような状況を克服するため、タイニークランクの基本的なチューニング方法として、大型フックへの交換が主流となりましたが、ボディの小さいタイニークランクの中にはフックを大きくしてしまうと十分な浮力が確保できずに著しくアクションが弱くなってしまったり、中にはシンキングになってしまうモノもあります。
また、フック交換によってフロントとリアのフックが絡まるようになってしまうモノも多く、タイニークランクのフック交換には細心の注意が必要となりますが、最初から大型フックを搭載しているランボルト80Vであれば、そのような心配はすることなく、安心してビッグベイトロッドと対峙出来ます。
カバーを徹底的に攻略出来る高いスナッグレス性能!
非常に特徴的なリップを持つランボルト80Vは、カバークランクとしての能力がとても高く、ゴロタエリアやリップラップなどのハードボトムやオダやレイダウンといったカバーに強い性質を持っています。
バスが付きやすいこれらのカバーや地形変化を大胆に攻め込めるということはそれだけ釣果に直結しやすくなり、ランボルト80Vが釣れるスモールクランクの座を欲しいままにしている最大の理由となっています。
ランボルト80Vの感想と今回のまとめ
ハードボトムや沈み物全般にめっぽう強いランボルト80Vは実釣性能も高く、これからカバークランキングに挑戦したいアングラーさんを全力でサポートしてくれます。
タイニークランクは最近になってようやくその実力が認知され始めたルアーで、現在は様々なメーカーが独自の強みを盛り込んだタイニークランクをリリースしていますが、その中でも今回紹介したランボルト80Vは非常に完成度の高いモデルに仕上がっています。
特にスナッグレス性能は非常に優秀でタイニークランクの中では確実にトップクラスの実力と言えるでしょう。基本的なアクションもしっかりしていて実釣性能も高く、釣れるタイニークランクを探しているアングラーさんにはぜひともその実力を確かめてほしいクランクベイトです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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