ルアーインプレッション PR

シマノ バンタム チャグウォーカー ルアーインプレッション

完成されたポップ音とイージードックウォークでバスを魅了。高い操作性と釣るためのギミックがたくさん詰まったニュースタンダード

ルアーのアクションテストは早起きして自宅裏の農業用水路でやっているちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして勝手にインプレションしてしまうマニアックなコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はバンタムチャグウォーカーをインプレッションしていきます。

バンタムチャグウォーカーを使って印象的だったのは比較的大きなカップを持つポッパーにもかかわらず、ドックウォークアクションがイージーに繰り出せる部分です。チャガー系ポッパーのように大きなカップを備えたポッパーと言うのはカップで思い切り水を受けてアクションさせるため、ルアーのアクションがスポイルされてしまってドックウォークなどの小技は諦めなければならないのが常でした。

しかしながら、バンタムチャグウォーカーは様々なギミックと工夫でこれを両立させています。その秘密と実力いったいどのようなものなのでしょうか?詳しく解説してみたいと思います。

Contents

バンタムチャグウォーカーのスペック

Length : 62
Weight : 8g
HOOK: #6 ×2フック(リアはフェザー仕様)
フローティング
カラー:13色
※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

先生
先生
バンタムチャグウォーカーにはパッと見ただけでもボディに様々な工夫をしている事が分かりますね。

バンタムチャグウォーカーの構造と外見の特徴

ここではバンタムチャグウォーカーの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。じっくり注意深く見てみると細部に渡って細かい作り込みと工夫を発見する事が出来ます。

カップの形状

バンタムチャグウォーカーのカップは浅めの構造ですが、ボディのサイズと比較して大胆にマウス部分の面積をとっているのが良くわかる構造になっています。面積の大きなカップは水をがっちり掴み、しっかりと前方に押し出す事に形状と言えます。このカップのおかげでバンタムチャグウォーカーは小柄なボディサイズの割にはアピール力の高いポッピングとチャガーアクションを可能にしています。

ラインアイの位置と角度

ラインアイの位置はセンターアイが採用されています。大きなカップ全体で水を受けるのに、非常に適したラインアイの位置で、操作性の向上にも一役買っています。

浮き姿勢

浮き姿勢は垂直に近い浮き姿勢を保ちます。
この浮き姿勢はオープンウォーターを幅広くサーチするというよりも、カバー際などの狭いスポットでじっくりアクションさせてバスを誘い出すのに向いている姿勢ですが、チャグウォーカーはボディに施された様々な工夫のおかげで従来のポッパーと比べてアクションレスポンスが向上しています。操作次第では広範囲のサーチに有効なドックウォークアクションが簡単に出せ、シチュエーションによって様々なアクションを使い分けられるようになっています。

バンタムチャグウォーカーの特徴と長所

ここではバンタムチャグウォーカーが持つ特筆すべき特徴を3つに絞ってご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

操作性の高いドックウォークとポッピングの融合

バンタムチャグウォーカーは、ドックウォークアクションを引き出すのがとても簡単です。浅めのカップが作り出す甘いポップ音もアピール力の強弱がつけやすく、操作性の高さが光るポッパーとなっています。アングラーの操作次第で、その時の状況によってアピール力の強さやアクションを自在に変更する事が出来るのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。

様々なギミックがもたらす高レスポンスボディ

フックアップ率を上げ、ドックウォークアクションのキレに貢献しているオフセットアイやウエイトを理想の位置で固定して、ルアー全体のレスポンスアップを実現させているリアフックアイ一体型ウエイトなどチャグウォーカーの小さなボディ内には日本が誇るトップブランド”シマノ”の最新技術がふんだんに盛り込まれています。

その恩恵は非常に大きく、様々なギミックが搭載されたチャグウォーカーはカテゴリー内トップクラスの高レスポンスボディを手に入れる事に成功しています。

多少雑なロッドワークでもしっかりアクションしてくれる

従来のポッパーは、ロッドワーク(特にアクションの強さ)に敏感な物が多く、アングラーが思い描く理想的なアクションを引き出すには力加減とラインスラッグの量に気を使う部分がありました。

ですが、チャグウォーカーはこの辺りのストライクゾーンがとても広く、多少乱雑に操作してもしっかりとアングラーの意思をくみ取ってアクションしてくれます。

チャグウォーカーが「勝手にアクションしてくれるポッパー」と評されるのはまさにこの特徴のおかげで、初心者でも釣れるアクションが出しやすいオススメのポッパーとなっています。

先生
先生
今までのポッパーというルアーはアングラーの技量次第で釣果が大きく変わるルアーでしたが、チャグウォーカーの登場で初心者でも簡単に釣れるアクションが出せるようになりました。

バンタムチャグウォーカーを使った感想と使い方のまとめ

バンタムチャグウォーカーの大きな特徴

・操作性の高いドックウォークとポッピングの融合
・様々なギミックがもたらす高レスポンスボディ
・多少雑なロッドワークでもしっかりアクションしてくれる

この3点がバンタムチャグウォーカーの大きな特徴になります。

以上で完成されたポップ音とイージードックウォークでバスを魅了する、高い操作性と釣るためのギミックがたくさん詰まったニュースタンダード、バンタムチャグウォーカーのインプレッションはおしまいとなります。

最近リリースされた他のポッパーと同じく、初心者の方でも簡単に釣れるアクションを引き出しやすい設計になっている上に、ドックウォークのアクションのさせやすさはトップクラスのものがあります。

しかし、操作性自体は高い部類ですが、やや器用さに欠ける印象があり、設定されたアクション以外への対応力はそれほど高くは感じませんでした。

初心者の方が初めてチャレンジするポッパーとしてはオススメ出来ますが、たくさんのポッパーを使い込んできたポッパーマニアには少し物足りなく感じる部分があるかも知れません。それでもイージーに釣れるアクションが引き出せる事は事実ですし、ドックウォーク+スプラッシュが全盛な今のポッパー界においてポッピング+ドックウォークという比較的難易度の高いアクションをメインにしている部分も個性的で好感が持てます。

それほどシチュエーションを選ばないルアーですが、特徴を考えると少ない移動距離でネチネチアピール出来るタイプのポッパーなのでカバー際やオーバーハングなど、ピンスポット攻略で最もハイパフォーマンスを発揮するポッパーと言えます。ポッパーの要であるポッピングの強弱もつけやすいのでアフターの時期からバスがディープに落ち始める初冬までバスが上を意識している限り、どのようなシチュエーションでも活躍してくれるでしょう。

高い操作性でアングラーの負担を減らし、フィールドやシチュエーションに幅広い適応能力を持ったチャグウォーカー。これからポッパーに挑戦してみたいと思っている方は一度手にとって見るといいかもしれませんね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今回のちかみやおすすめはこのカラー
チャグウォーカーのコットンキャンディーになります。
なぜかこのカラーはどのフィールドでも他のカラーよりもバイト数が多い不思議カラーになっています。
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