ルアーインプレッション PR

ラッキークラフト ベビーポッパー ルアーインプレッション

小さなボディとアピール力のバランスが絶妙な元祖タイニーポッパー!

昔、良く使っていたルアーを久しぶりに使うと当時の思い出がよみがえるちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして勝手にインプレションするコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はちかみやも若かりし頃にお世話になったラッキークラフトの名作タイニーポッパーであるベビーポッパーをインプレッションしていきます。
ベビーポッパーは小さなボディサイズに高いアピール力を持たせたタイニーポッパーで、しっかりしたポッピングをメインアクションにしたチャガー系ポッパーになります。通常サイズのポッパー顔負けのポッピングでバスに気付かせ、その小さなボディで違和感を感じさせずにバイトに持ち込める非常に合理的なセッティングは後に多くのタイニーポッパーを誕生させるほど強力なメゾットとなりました。そんな経歴を持ち、タイニーポッパーというジャンルを切り開いたベビーポッパーとはいったいどのようなルアーなのでしょうか?改めて掘り下げてみたいと思います。

Contents

ベビーポッパーのスペック

Length : 50㎜
Weight : 4.2g
HOOK: #10×2フック(リアはフェザー仕様)
フローティング
カラー:26色
※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

先生
先生
50㎜程度のタイニーポッパー、今はそれほど珍しいモノではありませんが、昔はベビーポッパーくらいしかありませんでした。現在のように虫パターンが確立されていなかった時代、一部のコアなアングラーの間では、ベビーポッパーを虫に見立てて使うシークレットが存在していました。

ベビーポッパーの構造と外見の特徴

ここではベビーポッパーの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。じっくり注意深く見てみると細部に渡って細かい作り込みと工夫を発見する事が出来ます。

カップの形状

ベビーポッパーのカップはそれほど深くはないものの、しっかりとしたカーブが作られていて水を逃がさずに掴みやすい構造をしています。一般的に強烈なポップ音が武器のチャガー系ポッパーは効率良く水を押すためにカップを深くしますが、カップが深くなると操作が重くなり、バランスも崩しやすくなります。そこでベビーポッパーはカップを浅くする代わりに絶妙なカーブを付け、相反する性能を両立させています。

ラインアイの位置と角度

ラインアイの位置はセンターアイが採用されています。ベビーポッパーのカップはボディサイズに対してやや大きな面積となっていて、浮き姿勢とのバランスを考えればカップ全体で効率良く水を押しやすくするのに非常に適したラインアイの位置と言えます。

浮き姿勢

浮き姿勢はほぼ水平に近い浮き姿勢を保ちます。
この浮き姿勢はドックウォークアクションなどの小技が効きやすく、オープンウォーターを幅広くサーチしやすい浮き姿勢でベビーポッパーに器用さを持たせるための工夫ではないかと思います。ベビーポッパーはドックウォークも出来ますが、ドックウォークを優先すると水噛みが甘くなり、最大の魅力であるアピール力が大幅に減少してしまうので、状況によって使い分けましょう。

先生
先生
バレーヒルの邪道ブランドからリリースされているベビーポッパーのカスタムモデルは喫水の深くして、浮き姿勢を垂直に近い状態にチューニングしてあります。これによってこのルアー最大の魅力である高いアピール力を引き出す事に成功しており、良い意味でさらに特化したポッパーとなっています。

ベビーポッパーの特徴と長所

ここではベビーポッパーが持つ特筆すべき特徴を3つに絞ってご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

小さなボディに秘められた高いアピール力

ベビーポッパーの特徴として挙げられるのが、ボディサイズに似つかわしくないアピール力の高さです。小型のポッパーというのはどうしてもアピール力不足になる事が多いのですが、ベビーポッパーは通常サイズのポッパーに負けない位のアピール力を持っています。

小型のボディがもたらす高いバイト率

スモールボディのベビーポッパーはトップウォータープラグの中でもトップクラスのバイト率を誇ります。特にプレッシャーが高く、通常サイズのポッパーでは水面付近までルアーを見に来るけれどもバイトには至らない。という状況も決して少なくありません。しかし、ベビーポッパーの場合、そのような現象は稀で、その小さなシルエットでスムーズにバイトまで持ち込める事がほとんどです。

ボディサイズを無視したキャスタビリティー性能

「ボディサイズを考えれば、それほど遠投には期待出来ないでしょ?」と思うかも知れませんが、ベビーポッパーは予想以上に飛びます。ちかみやが若かりし日に行脚していた数々の小規模野池では何度対岸に打ち込んでしまってロストしたことか・・・そのくらい飛びます。皆さんが想像そしている3~5割増しの飛距離が出ますので手加減するようにしてくださいね。

先生
先生
キャスタビリティーも高くて扱いやすく、高いアピール力でバスを浮かせ、だましやすい小さなシルエットでバイトに持ち込む。それがベビーポッパー最大の魅力であり理想的な使い方だと言えます。

ベビーポッパーを使った感想と使い方のまとめ

ベビーポッパーの大きな特徴

・小さなボディに秘められた高いアピール力
・小型のボディがもたらす高いバイト率
・ボディサイズを無視したキャスタビリティー性能

この3点がベビーポッパーの大きな特徴になります。

以上で小さなボディとアピール力のバランスが絶妙な元祖タイニーポッパー!ベビーポッパーのインプレッションはおしまいとなります。

ベビーポッパーは先にご説明した通り、見た目は小さくて頼りなさそうなポッパーですが、実際にはとても扱いやすく、他のポッパーと比べて圧倒的にバイトが多いポッパーです。通常のタックルでも不便なく扱えてサイズを問わずにたくさんのバスを釣れて来てくれるベビーポッパーはこれからトップウォーターゲームやポッパーそのものに挑戦しようと考えている初心者の方に結果を約束し、トップウォーターゲームの面白さを教えてくれる良き先生になってくれるでしょう。バスが水面を意識している状態なら時期やシチュエーションを問わずにオススメ出来るポッパーで、プレッシャーやコンデションによってバスがルアーにシビアな状況ではとても効果的なルアーです。サーフェイスゲームで結果を残して自信をつけたいアングラーさんにはうってつけのルアーと言えるのでは無いでしょうか?

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

こちらがバレーヒルのチューニングモデル、ベビーポッパーGPです。
ノーマルモデルとの違いは先ほど解説した通りで、ノーマルは数狙い、チューニングモデルはサイズが出やすい傾向にあります。
皆さんの目的やスタイルによって使い分けるとさらに幅が広がりますね!
こちらの記事もおすすめ!