ローライトコンディション。俗にローライトと一括りに表現されることが多いですが、ローライトとは”光量の少ない状態、通常より暗い状態”を指します。主に曇天や雨天時、朝マズメ、夕マズメ時など天候によって発生し、皆さんご存知の通り、ローライトは我々アングラーに様々なメリットをもたらしてくれます。今回はそんなローライトコンディションのメリットと釣れるメカニズムの紹介、主だった攻略法などをまとめてみました。ローライトの特性を理解して頂き、皆さんの普段のバス釣りにお役立て下さい。
もしかしたら単純にアングラーが「ローライトは普段より釣れるから。」との思い込みから集中力が普段以上に高い状態で維持しやすく、結果として実績が伴うと言うのも一理理由としてあるかも知れないですね。
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釣れる理由その1 バスの活性が高い
ローライトコンディション時は1日を通してバスの活性が高いことが多いです。バスに限らず全ての魚がローライト時にはアグレッシブに活動します。一部の魚を除き、魚という生き物は気圧が低い時ほど活動的になります。「気圧の低い状態(低気圧状態)ってなに?」と思うかもしれませんが、要は天気の悪い状態や、天候が下り坂の時(気圧が下がっていく状態)のことを指します。バス=天気の悪い時は活動的。と思ってもらえれば間違いありません。
また、バスがアグレッシブという事はいつもより強気な釣りの方が結果を伴い易いという側面も持っています。普段はスローダウンするような状況でもローライトの力を借りて強い釣りを続けたらエキサイティングな展開が待っているかも知れません。
釣れる理由その2 時合がぼやけやすく釣れやすい時間が長い
バス釣りに限らず魚釣りには”時合”と呼ばれる釣れやすい時間帯が存在しますが、ローライトの状況では時間経過による天候の変化が少なく、1日中バスのコンディションが釣れやすい状態で固定されやすい。という効果があります。少し乱暴かも知れませんが、簡単に例えるなら1日中朝マズメ状態が続く。と表現してしまっても過言ではありません。もちろん、毎回朝マズメに匹敵するほど釣れるわけではないのですが、普段よりもずっと長い時間釣れやすい時間が増える訳ですからローライト時はフィールドに出掛けるようにしましょう。ローライト効果で思わぬ大釣りができるかもしれません。
釣れる理由その3 バスをだましやすい
皆さんはもし仮に、照明のない暗い部屋で天井から何かが落ちてきた時、落ちてきたものが何か直ぐに判断出来ますか?暗い室内で瞬時に判断する事は難しいのではないかと思います。ちかみやが過去に体験した事でこんな悲惨な事件があります。ちかみやは小学生の頃、近所でも有名なカブトムシ捕り名人でした。夏になると毎日朝夕、近くの雑木林へカブトムシを追い求めて通っていました。あれは忘れもしないある夏の夕暮れ時、ちかみやはいつものように雑木林へ黒い宝石を追ってきていましたが、その日は予想以上に苦戦を強いられて思うようにカブトムシに出会う事は出来ませんでした。結果に納得できなかった少年ちかみやは仕方なく、友達にはひた隠しにしていたとっておきのクヌギの木に行くことにしました。その木は森の奥深くにひっそりと生えており、たどり着く頃には周囲は薄暗くなっていましが、期待を込めて木を揺らすと周囲に数匹ポタポタと落ちて来ました。ちかみやは歓喜して急いで落ちてきた虫を捕まえるとそれはカブトムシではなくgoき○りだったという痛ましい事件が発生し、以来ちかみやは人格崩壊級の黒歴史を乗り越えた勇者としてこの話を知っている仲間の間で語り継がれています。
過去のトラウマが甦り、思いもよらぬ長文の例え話になりましたが、バスにも同じことが言え、光量の少ない暗い中だと普段では起こらないようなミスが起こりやすいということです。特に普段から水質がクリアなフィールドに生息しているバスは物事を判断する際に視覚に頼ってる部分が多く、ローライトのような暗い状態だとルアーをエサと誤認しやすくなり反応が変わることが多いです。
ローライトが釣れる理由 まとめ
思わぬところでちかみやのダークサイドを垣間見る事になってしまいましたが、ローライト時は上記のようなしっかりとした理論の上で釣れやすいことが証明されています。特に雨天時は他のアングラーも減少傾向にあり、より釣りやすくなってチャンスが広がりますが、足元が滑りやすくなっているので、お出かけの際は十分に気を付けて風邪などをひかないようご注意下さい。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。