バス釣りはどちらかというと他の釣りよりも難易度の高い釣りに分類されます。特に初心者に多く見られるのは、せっかくタックルを揃えてもなかなか釣ることが出来ずに最初のバスを釣る前にくじけてしまう。という方が圧倒的に多いです。最近ではどこのフィールドでもバスの個体数が安定期に入って昔より減っているため、始めたばかりの初心者でも簡単に釣れるシチュエーションはなかなか遭遇出来ません。しかし、難しいとされるバス釣りでも、ちょっとしたテクニックやコツを知っているだけで一気にハードルを下げる事が出来たりもします。今回はどうしても釣りたい!上手くなりたい!という熱血アングラーの方におすすめな、今すぐ出来て効果的なテクニックをご紹介します。
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違う角度からキャストする
バスという魚はストラクチャーフィッシュである。というお話は過去の記事で触れましたが、ストラクチャーについているバスには必ず普段から向いている方向というのがあります。(一般的には水流れに向かって上流方向を向いている事が多い。)このバスの向きというのは時間帯や天候、フィッシングプレッシャーなどの影響で変化します。
また、バスには反応しやすいルアーの角度というものも存在しています。具体的にはバスを後ろから追い抜くイメージで、バスの尻尾側から頭の方向に泳いで行くものに反応しやすく、逆に正面から向かってくるものは嫌う傾向にあります。このことから同じストラクチャーを狙う場合でも2~3キャストごとに自分の立ち位置やロッドでルアーのリトリーブコースをアレンジしてあげると今まで無反応だったバスを反応させることができるようになります。
実はちかみや、この角度によるバスの反応の違いを体感した事があるのでご紹介します。
ちかみやはその日、とあるバス釣りの大会に参加していました。何日も前から練習していたので釣り方やポイントは分かっていました。具体的な釣り方はブレイクの下にあるストラクチャーに対してシャッドで釣るというものでした。唯一の心配は、自信のあるポイントを一か所しか見つけられなかった事です。
しかし、当日は心配が的中し、ちかみやの目をつけたポイントはすでに他のアングラーにとられてしまってました。ちかみやはその間一匹も釣れずに、目当てのポイントに入れたのは終了30分前の事です。急いで練習の時の釣りを再現して3キャスト目で一匹釣れました。そのさらに2キャスト後に痛恨のバラシ。その後はピタリと反応が無くなりました。焦るちかみや。残りあと10分のところで今までとは逆に風が吹いてる事に気付きます。上流側からキャストしていたちかみやは急いで下流側に回り、2キャストで一匹、さらにその後の5キャスト目でもう一匹を追加して見事、その大会で優勝することが出来ました。
キャストの角度を工夫するだけでここまで成果が出ます。ぜひお試し下さい。
最後にアメリカのとある雑誌で同じような内容のものがあったので引用しておきます。
”対象となるエリアやポイントに対して斜めにキャストし、1キャストで広いエリアをカバーできるようにしています。ルアーはできるだけ長くストライクゾーンをキープできるようにし、ルアーは魚のいる所と平行または平行に近いように通すことが望ましいです。多くの釣り人は盲目的に目標となるエリアに垂直にキャストしています(例えば、直接バンクや岩に向かって投げるなど)が、私はだいたい35-75度でルアーを通すことを勧めます。実際に角度を測るわけではありませんが、私の個人的な経験ではそうです。
最初に2、3回キャストしたら、垂直方向のキャストから平行キャストにしてそのエリアを細かく分析し、広い範囲を徹底的に探りましょう。”
人が攻めづらいポイントを狙う
バス釣りに限らず全ての釣りにおいて、他の釣り人が敬遠するポイントや入らないポイントは時として、非常に効果的なポイントになっている場合があります。いわゆる竿抜けと呼ばれる現象になりますが、この場合はバスがプレッシャーから解放されて素直になっている事が多いので正確なアプローチが出来れば直ぐに反応があると思います。
人がしばらく入っていないポイントを選ぶ
先ほどの人が攻めづらいポイントを狙う。というコツと重複してしまう部分が多いですが、常に他のアングラーの動向をチェックして人がしばらく入っていないポイントを選ぶのもとても有効になります。この場合でも先ほどと同じくプレッシャーの緩和効果でバスを反応させやすい状態になりやすいです。
まとめ
いかがでしたか?バス釣りの釣果アップにつながるテクニックやコツはまだまだたくさんありますが、今回は直ぐに実践出来る効果的なものに絞って3つご紹介しました。もし皆さんが次回の釣行時にいまいち釣果が伸び悩んだ時に思い出して試してみてください。きっと皆さんの釣果に貢献出来るテクニックになると思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。