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フリーリグ【フリリグ】の実力を10倍引き出す最強のロッドとおすすめタックルセッティングとは?

ここ数年、国内のバスフィッシングにおいて高い実績を積み上げているフリーリグ。

もともとは韓国のローカルアングラーの間で使われていたものを参考に、国内のシチュエーションに合わせて仕様変更を施したものが原型とされており、テキサスリグの食わせ能力を抜き出してさらにブラッシュアップしたような特性は中層にサスペンドする高難易度のバスに有効なリグとして注目を集めています。

また、ラインに細長いダウンショットリグ用のシンカー(リングアイ型)を通しただけの作りはとてもシンプルで、初心者でも使いやすく、キャスタビリティーやスナッグレス性能も十分ですが、フリーリグはその特性上非常に繊細なリグであるのも事実。大きくたるんだラインから水中の状況やワームの状態を知るにはロッド自体のポテンシャルもなくてはならない大切な要素と言えるでしょう。

そこで今回は、サスペンドバスを攻略するための最終兵器であるフリーリグにマッチするおすすめのロッド5本とその実力を引き出す事の出来るタックルセッティングをご紹介します。

先生
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実は私、韓国で何度かバス釣りをした事があります。当時からすでにフリーリグの存在は知っていましたが、今回は「本場仕込みのフリーリグ」を国内でブラッシュアップした私なりのセッティングをご紹介します。

Contents

フリーリグ【フリリグ】と相性の良いロッドスペックとは?

フリーリグをかんたんに説明すると、「より食わせ能力を引き上げ、中層攻略に特化したテキサスリグ」と言ったイメージを持っています。どちらかというとオープンウォーターでの使用率が高いため、テキサスリグよりもロッドのパワーを必要としない分、ノーシンカー状態のワームやラインスラッグをイメージ通り操れる正確で繊細な操作性必要不可欠。ロッドの性格を決めるテーパーについては、たるんだラインからもちょっとした違和感を感じ取れる感度と、細かい操作性をあわせ持つファーストテーパーのロッドがフリーリグ向きとなります。地形変化や沈み物をメインにサーチしながら幅広い状況に対応する場合はM~MHのパワー番手をメインに、フィールドのシチュエーションや良く使うシンカーのウエイトやワームによって調整すると良いでしょう。また、取り回しや操作性に直結するロッドのレングスは、あまり長すぎる物はフリーリグに必要とされる繊細な操作がやりにくくなってしまう反面、ラインスラッグのさばきやすさと、フリーリグのメインアクションとなるリフト&フォールのしやすさでメリットが生まれます。広いエリアを効率良くサーチするためにはキャスタビリティー性能も必要ですが、様々な長さのロッドを色々試した結果、6.6フィート~7フィート程度の長さが一番扱いやすく、アングラーのスキルや体格、フィールドに左右されず安定した実力を発揮するスペックとなっています。

先生
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ベストなロッドレングスは使う方の体格はもちろん、フィールドのシチュエーションや状況によっても大きく変わります。メインで使用する予定のフィールド状況や自分のスタイルとよく相談してから選びましょう。

おすすめのフリーリグ【フリリグ】ロッド5選

ここでは実際に使ってみて、フリーリグと相性の良かったロッドを5つ紹介します。
テキサスリグを扱うようなロッドで問題ありませんが、フリーリグ独特の他のリグを圧倒するような実釣性能を存分に引き出すには「さらに一歩踏み込んだスペックを持つロッド」を使ってみる事をおすすめします。

レジットデザイン ワイルドサイド WSC610M


幅広い用途に使えるオールラウンド系ワーミングロッド

スペック
■全長:6’10”(2.08m)
■自重:100g
■適応ルアーウエイト:5~18g(3/16-5/8oz)
■適応ライン:8~16lb
■おすすめ度

レジットデザインのWSC610Mは5g~14g程度のフリーリグをはじめ、テキサスリグ、ヘビーダウンショットリグ、など様々なリグを正確に、繊細に操る事の出来るロッド。シャープな操作感と軽さはシェイクやリフト&フォールなど小技を効かせる際の高い操作性と感度を実現しています。ファーストテーパーならではの掛け感としっかりとしたトルクは、琵琶湖で繊細にウィードを撃つ際や霞ケ浦、北浦水系でアシを正確に撃つようなシチュエーションで重宝するロッドとなるでしょう。

ホーネットスティンガープラス HSPC-6101MMHS MGS


ソリッドの搭載で操作性と食わせを両立した特化モデル

スペック
■全長:6’10”(2.08m)
■自重:158g
■適応ルアーウエイト:5~21g(3/16-3/4oz)
■適応ライン:8~20lb
■おすすめ度

アブガルシアのリリースするコアな用途特化型モデル、ホーネットスティンガープラスの中でも特に異色なスペックを持つHSPC-6101MMHS MGSはソリッドティップを搭載し、より繊細なジグ・テキサスなどのカバー撃ちをメインに設計されたカバー攻略モデル。感度と剛性を損なうことなく、「ルアー操作性」と「違和感を感じさせないフックアップ」を実現し、「喰わせの釣り」に特化した特性はフリーリグとの相性も良く、様々なシチュエーションで大きなアドバンテージをもたらします。

シマノ エクスプライド168MH


軽量、剛健。高い感度と抜群の取り回しを持つワーミングスペシャル

スペック
■全長:6’8”(2.03m)
■自重:112g
■適応ルアーウエイト:10~30g(3/8-1・1/16oz)
■適応ライン:10~20lb
■おすすめ度

非常に優秀なロッドバランスで、軽量かつシャープな特性のエクスプライド168MHはフリーリグはもちろん、ジグ&ワーミングの操作性にフォーカスしたロッドとなっています。ややパワーを持たせたティップはボトム感知能力に長け、ブレを抑えたベリー~バットは精度の高い操作を可能にし、ワーミングロッドらしく全体的に掛け感のあるブランクはしっかりとフックを貫通させることが出来るのでバラシも低減。絶妙なレングスは取り回しも良く、中層レンジを高精度にサーチするフリーリグにはうってつけのスペックとなっています。

ダイワ リベリオン 671MHXB-ST


ソリッドティップ搭載の次世代スローダウン専用機

スペック
■全長:6’7”(2.01m)
■自重:102g
■適応ルアーウエイト:7~28g(1/4-1oz)
■適応ライン:10~20lb
■おすすめ度

喰わせ重視の柔軟なソリッドティップでは無く、チューブラーティップでは感じ取れないボトムやルアーの情報を感じとり、地形の変化やカバーをタイトにトレースためのソリッドを搭載したダイワのリベリオン671MHXB-STは、従来のソリッドティップではスタックしてしまいそうなハードボトムでもしっかりかわして抜群のコントロール性能を発揮する次世代ロッドの基準となるようなモデル。6.7フィートのレングスはカバー打ちからオープンウォーターでの高い取り回し性能と操作性を両立させ、フリーリグやライトテキサスはもちろん、ヘビダンからフットボールジグまで高次元で対応する操作系ロッドに仕上がっています。

ノリーズ ロードランナー ストラクチャー NXS STN6100MH 


独特のテーパーデザインでエキスパートに愛用者が多い銘竿

スペック
■全長:6’10”(2.09m)
■自重:128g
■適応ルアーウエイト:7~42g(1/4-3/4oz)
■適応ライン:12~16lb
■おすすめ度

ワーミングロッドとしては珍しく強く長めのティップセクションを持ち、ロッド全体がしなやかに曲がるモデレートテーパーを採用したSTN6100MHは、ロングキャストしてラインが長く出ている時や、カバー絡みでクッションが効いてしまうような状況でもしっかりと、かつ細かくリグをコントロールできる高いコントロール性が際立つ1本。たるんだラインからでもちょっとした違和感を感じとれる感度と、しっかりとフッキングを決めてロッドを曲げていれば自然にバスを浮かせるトルクはロードランナーならでは言える味付けで、フリーリグのみならず、様々なリグに対応するバーサタイル性が魅力的なロッドとなっています。

フリーリグ【フリリグ】に理想的なリールスペックとは?

ラインスラッグの操作が釣果を左右するフリーリグのリールはギア比の高いハイスピードのベイトリールが理想です。とくにカバー周りではいち早くバスをカバーから離す必要がありますが、ラインを大きくたるませてフォール中のバイトを取る事が多いフリーリグはバイトからフックアップまでのタイムラグが生じやすく、ハイギヤリールの持つスピーディーなライン処理能力はメリットしかありません。

またフリーリグは先ほども触れたようにラインスラッグを大きくとってフォール中にバイトを誘発させる繊細なリグ。ラインの重さすらも手に取るように感じ取れる感度は強力な武器となりますが、そのためには「リール自体の軽さ」も大切になってきます。


スペック
■自重:175g
■ギヤ比:8.1
■巻き取り長さ(㎝/ハンドル1回転):81㎝
■ラインキャパシティー:12LB‐90m 14LB-80m
■ベアリング(ボール/ローラー):7/1

ダイワの誇る次世代バーサタイルリールであるアルファス SV TW800XHは32㎜のスプール径ながらギヤ比8.1のハイスピードセッティングでフリーリグとの相性が抜群と言えるリールの1つ。マグネット式ブレーキならではの実戦メリットを最大限に引き出したSVコンセプトやエアブレーキシステムはバックラッシュなどのトラブルを極限まで抑え、ストレスフリーな特性でアングラーを最大限にサポートしてくれます。


スペック
■自重:175g
■ギヤ比:8.1
■巻き取り長さ(㎝/ハンドル1回転):86㎝
■ラインキャパシティー:12LB-100m 14LB-90m 16LB-80m 20LB-65m
■ベアリング(ボール/ローラー):10/1

シマノの人気リールであるメタニウムXGは、剛性感、重量、サイズ感などトータルのバランスが非常に優れたモデルで様々なルアーやスタイルに対応する懐の深さはフリーリグとのマッチングも抜群。どんなシチュエーションやリグと組み合わせても高いマッチングを見せる素性の良さは、様々なレベルのアングラーから幅広く信頼されるバーサタイルな1台となっています。

フリーリグ【フリリグ】にベストなラインとは?

フリーリグはラインスラッグを操りながらフォール中のバイトを量産させるリグのためラインは感度と操作性を重視するとフロロラインがベストなセッティングと言えるでしょう。
キャスタビリティーや操作性を優先させるなら細いラインの方が有利ですし、水の抵抗も受けにくくなるので、ラインのたるみが重要なファクターを握るフリーリグ向きと言えますが、このリグはその特性上バイトに気付く事が遅れてしまう事も多いので細すぎるラインは厳禁。12~14LBをメインに釣れるバスのサイズやシチュエーションによって微調整すると良いでしょう。

ちなみに最近主流となっているPEラインはメリットも多いですが、フリーリグはラインスラッグを多用するリグのために扱いに慣れていないと「アワセ切れ」が多発します。トータルバランスを考えればフロロラインの方がベストなセッティングと言えるでしょう。


感度、耐久性、そしてしなやかさ。フロロラインに求められる性能を高い次元でミックスしたサンラインのFCスナイパーは数あるフロロラインの中でも圧倒的な実績と使用率を誇り、フリーリグとのマッチアップでも互いの特性を補いながら優秀なパフォーマンスを発揮するおすすめラインの代表格となっています。


バスフィッシングはもちろん、ソルトルアーゲームからトラウトゲームまで様々なシーンで絶大な信頼を勝ち取っているシーガーのR18フロロリミテッドは、シリーズ最高クラスの強度としなやかさ、優れた結節強度、耐摩耗性、高感度性能を持ち合わせ、たくさんのアングラーを支え続けているライン。長い期間、ハードに使い込んでも基本性能が劣化しにくい特性はラインの操作が釣果を大きく左右するフリーリグにおいて最も適したラインと言えるでしょう。

フリーリグ【フリリグ】の性能を引き出すおすすめロッドとタックルセッティング 最後に・・・

今まで全く釣れなかったのに、フリーリグを試してみたらあっさり釣れた!

ワーム自体を限りなくフリーとする事で、高い実釣性能を発揮するフリーリグはある種独特の力を持ったリグと言えるでしょう。「テキサスリグとキャロの中間的な存在」と表現される事も多く、まだ挑戦した事のないアングラーさんにとってはどうしても釣れるイメージが先行しますが、その実力を引き出すためにはセンシティブなラインとワームの操作が必要不可欠。しっかりとセットアップされたタックルはフリーリグが持つ本来の実釣性能を引き出し、時としてテキサスやキャロライナはおろか、ノーシンカーの出番でさえも奪ってしまうほどのポテンシャルを発揮します。

今回紹介したタックルセッティングは私が長年フリーリグをやり込み、1つ1つ積み上げた経験を元に、要となる大切な要素を抜き出してまとめたもの。この記事が皆さん価値ある一匹の手助けや、フリーリグが持つ”本当の実力”を引き出すためのきっかけになれば幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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