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メガバス DOG-X DIAMANTE【ディアマンテ】 ルアーインプレッション

本場アメリカのトーナメントで勝つために作られたDOG-Xシリーズ最大級のペンシルベイト!

実際に使用してのレビューを織り交ぜながら、ルアーの外観、形状と構造から特性をひも解き、ちかみやが超個人的な目線でルアーを解説していくルアーインプレッションのコーナー。
本日は名作ペンシルベイトとして名高いDOG-Xシリーズの最新にして最大のペンシルベイトであるDOG-X DIAMANTE【ディアマンテ】について掘り下げていきます。

ディアマンテをはじめとするメガバスのルアーの中にはS.T.W.(Support to Win)と言う本場アメリカのバストーナメントで勝つためのプロジェクトで開発されたルアーが複数存在しています。ディアマンテはその S.T.W.プロジェクトを代表するルアーで、多くの契約プロが絶賛している所をメディアで目にすることが出来ますが、果たしてその実力はどれほどのモノなのか?アングラーとしては気になって仕方がないですね。

そこで今回も、このDOG-Xディアマンテをちかみやが完全な個人的視点からその特徴と有用な使い道をインプレションしてみたので、ディアマンテがどんなルアーか気になっている方は少しのぞいて見て下さい。

先生
先生
本場アメリカのトーナメントで勝つために生まれたペンシルベイトのDOG-Xディアマンテ。その実力はとても気になるところですね。

Contents

DOG-X DIAMANTEのスペック

出典:メガバス様

・スペック
Length 120mm
Weight 3/4oz.
Type RATTLE IN
SILENT
Other Hook : #5 x 3pcs
フローティング
カラー8色

以下はメーカーホームページより製品紹介文を引用します。

あのドッグXの完全トーナメント仕様が、遂に日本上陸!!

メガバスの創世記に誕生し、今なお世界に向けてメガバスの釣獲思想を発信し続けるDOG-X。そのDOG-Xの伝統を受け継ぎ、アメリカのトーナメントで勝つためのファクターを盛り込んだモデルとしてDOG-Xディアマンテが誕生しました。DOG-X DIAMANTEは、DOG-Xシリーズの代名詞でもあるキレの良いドッグウォークをいっそう強化。通常のスピードでのドッグウォークはもちろんのこと、テンポ良く探る「ハイスピード・ドッグウォーク」では圧倒的なパフォーマンスを発揮します。また、特筆すべきは、従来のプラグよりも明らかに深く彫り込んだキール。
このディープカットキールによりアクション時の水噛みが安定するだけでなく、左右に首を振る際に発生する控えめなスプラッシュが、ベイトフィッシュの捕食スタイルを連想させます。さらに、いかなるバイトをも絡めとるため、120mmのボディに3フックを搭載。ウエイインステージでカウントされるハイスコアフィッシュをランディングするためのセッティングです。左右に飛沫を上げながら、テンポ良く誘うハイスピード・ドッグウォークは、超広域シャローから引き出す魚の数を上げるためのもの。DOG-X DIAMANTEは、まさに「勝つ」ためにだけ生まれた、競技専用ペンシルベイトなのです。

出典:メガバス様

DOG-X DIAMANTEの構造的特徴

製品説明の欄で120㎜のボディレングスで3フック仕様を謳っていますが、このクラスのペンシルベイトでは標準的な装備です。ディアマンテは下向きアイを備えていますが、アゴの形状はやや水を押す形をしています。浮き姿勢は35度くらいで非常に浮力が高く、かなり水面から頭が飛び出すような浮き姿勢をしています。ディアマンテはアクションをつけると水面下へダイブを伴うようなドックウォークをするので、スプラッシュを出すために意図的にそのような設計がなされているように思えますが、あれだけ喫水が高くてダイブするようなアクションならば、高比重なフロロカーボンラインでもある程度扱うことが出来ます。

また、メガバスのルアーとしては珍しく、全くの新型ルアーにもかかわらず、目を引く様なギミックや斬新なデザインを採用していないところも特徴といえば特徴です。

DOG-X DIAMANTEのアピールポイント

・操作性が高く、アクションをつけやすい

DOG-X共通の強みと言えるのがドックウォークアクションのやりやすさ、つけやすさでしたが、ディアマンテにもその特徴はしっかりと受け継がれています。

特にテール側がフラットな形状のおかげで首を振らせやすくなっています。

先に紹介したSPEED SLIDEやQUICK WALKERと比べてしまうと、ボディが大きいのでややレスポンスの低下が見られますが、同クラスのペンシルベイトの中では扱いやすい部類に入ります。

・大柄ボディには珍しい控え目なアピール力

ディアマンテの特筆すべき特徴の中に独特なアピール力の強さがあります。

最近リリースされる大型のペンシルベイトではハイアピールコンセプトのモノが多いですが、ディアマンテは同クラスのペンシルベイトの中ではかなり控え目なアピール力に設定されています。

大柄なボディなのでどうしても水押しは大きくなってしまいますが、ディアマンテはボディとウエイト、浮き姿勢のバランスなどの影響で今主流のワイドなスライディングドックウォークではなく、比較的タイトなウォーキングアクションがメインアクションに設定されています。

そのため、ボディサイドで水を押すサイドスプラッシュもなく、スイスイと左右に首を振るアクションがメインなのでボディサイズの割にはアクション自体は大人しいイメージになります。

・ラトルインとサイレント仕様がある

ペンシルベイトには珍しく、バイブレーションのようにラトルインとノンラトルが選べます。

このラインナップはかなり特徴的で、本場アメリカよりもハイプレッシャーなフィールドが多い日本のフィールド事情を考慮したラインナップのように思えます。

もちろん、ディアマンテと同じ様なボディサイズで似たようなラトル音を備えたペンシルベイトはたくさんありますし、ノンラトルのペンシルベイトもあります。

しかしながら、全く同じペンシルベイトのシリーズでラトルの有無を選べる物はなかなかお目にかかれません。ペンシルベイトのラトルイン、ノンラトルを使い分けるようなシチュエーションにはそれほど遭遇しませんが、少しの違いが大きな差を生む本場のトーナメント事情を垣間見れるようなラインナップに思えますね。

先生
先生
このディアマンテとDOG-Xはメガバス恒例の干支シリーズのものですが、遊び心満載なルアーでも高いフィニッシュを誇っているところが何ともメガバスらしいですね。

DOG-X DIAMANTEを使った個人的感想と活躍する場面

ディアマンテを使っていて非常に感じたのはとてもスーパースプークを意識しているモデルだな。と感じました。おそらくはスーパースプークを下敷きにして、メガバスが独自の価値観で一定の方向に特化したスーパースプークを作ったならばきっとディアマンテのようなペンシルベイトが出来上がるような気がします。

ディアマンテは浮き姿勢が35度程度な上にボディが大きくてので、ワイドなドックウォークは難しく、左右に首を振る程度のタイトなウォーキングアクションが主流のアクションとなり、同じ理由で小技が出来るほどの器用さもありません。

はじめから製作者サイドが意図的しているアクションが完全に決まっていて、それ以外のアクションをつけようとすると、とてもリズムの悪いアクションになってしまいます。

製品説明にもある通り、一番ディアマンテが生き生きとアクションするのはハイスピード・ドッグウォークであり、一切のステイやポーズを入れずに高速ドックウォークをさせるのがディアマンテ本来の使い方と言えるでしょう。

使い方としてはシャローエリアやフィーディングエリアをペンシルベイトで手早く探りたい時、バスが捕食しているベイトサイズがディアマンテと同サイズの場合はとても効果的でしょう。特にメインベイトが比較的大きなオイカワなどに切り替わる6月以降は、ローテーションの一角に加えて状況に応じて使い分けるとより有効なルアーになるでしょう。

先生
先生
ディアマンテを使っていると、スーパースプークに影響を受け、独自の路線で銘作のスーパースプークに迫ったペンシルベイトと感じ取れます。

上:ディアマンテ    Length 120mm Weight 3/4oz.(21g)

下:スーパースプーク  Length 122.5mm Weight 7/8oz.(24.5g)

両者のスペックも、とても近いですね。

スーパースプークの方がよりアピール力が高く、水平浮きなのでスライディングもワイドで小技も効き、アクションのバリエーションも豊富なので様々なアクションに対応できます。

まとめ

本場アメリカのトーナメントで勝つために作られたDOG-Xシリーズ最新モデルにして最大級のペンシルベイト、DOG-Xディアマンテのインプレション&レビューはここまでとなります。

ここでもう一度ちかみやが感じたインプレションをまとめてみますと、DOG-Xディアマンテは”一定の性能に特化したスーパースプーク”というイメージが一番しっくり来ています。

先ほども紹介したハイスピード・ドッグウォークで使う場合やハイプレッシャーなどの理由でアピール力を抑えて食わせに特化したい時、ラトルの音質や有無、単純にスーパースプークよりも飛距離が必要な時はスーパースプークと使い分ける事でストレスなくトップウォーターゲームを展開する事が出来るでしょう。

スーパースプークは傑作と言われるペンシルベイトですが万能ではありません。

銘作ペンシルベイトであるスーパースプークを独自の手法で追いかけたペンシルベイト、DOG-Xディアマンテならばスーパースプークの足りない部分を補う事ができるかもしれません。

スーパースプークを使っている人は多いと思いますが、そんな方にこそディアマンテを手に取り、使ってみてほしいと思います。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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