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メガバス DOG-X Jr.COAYU ルアーインプレッション

小型のボディに基本性能を詰め込んだ元祖スモールペンシル

ルアー外観の形状と構造、実際に使用してのレビューを織り交ぜながら、ちかみやが超個人的な目線でルアーを解説するルアーインプレッションのコーナー。
スモールペンシルと言えばこれ!という方も多いでしょう。日本だけに留まらず世界で活躍するルアーメーカー、メガバスのDOG-X Jr.COAYUをインプレッションしていきます。

DOG-X Jr.COAYUは発売から20年近く経ちますが、今でも人気のあるスモールペンシルの代表格です。比較的入れ替わりの早いメガバスのラインナップの中にあって、長く留まり続ける実力はいったいどれほどのモノなのか?

その小さなボディに詰め込まれた構造と使用感をひも解きながら、本当の性能に迫ってみましょう。

先生
先生
メガバスのDOG-X Jr.COAYUを使用した経験がある方は多いのではないでしょうか?

Contents

DOG-X Jr.COAYU スペック

出典:メガバス様

・スペック
Length:71.0mm
Weight:1/5oz.
Other Hook : #8 x 2pcs
フローティング
カラー13色

以下はメーカーホームページより製品紹介文を引用します。

水面を鮮やかに滑走する、ダイナミックなスライド&ターン

スモールサイズでありながら、水面を鮮やかに滑走するダイナミックなスライド&ターン。DOG-Xオリジナルからの伝統である、生命感あふれるV字波紋。ドッグウォーク時には、ボディがヒラ打ちしながら身をひるがえし、水面下にアピール。この時ヘッドは、水中にやや没しながら、水面から身を乗り出すようなポップアクションを演出しています。このサイズでは信じられない程、よく飛び、よく動くペンシルベイドです。クリアレイクなどの炎天下の日中、桟橋の下、ブッシュの奥などの遮光物ストラクチャーのシェイド射ちで驚異的な威力を発揮。このプラグフォームが生み出す静かな着水音と、ピンスポットでもわずかなロッドワークに呼応する生命感あふれるトリックアクションは、従来ノーシンカーワームで獲っていた魚を高確率で反応させています。

Technology
慣性バランサーシステム2(PAT.)

従来の左右方向の慣性に加え、前後方向への慣性動をプラス。左右にスライドしたところで前方向に大きく押し出すため、スライド量が飛躍的に増大。スモールペンシルらしからぬスーパーアピール・パニックアクションを実現。なお、尾部の2つのウエイトブース間には、アクション時に2つのウエイトボールの頂点をヒットさせる穴をあけ、緻密なクリックサウンドを発生させる設計です。

出典:メガバス様

DOG-X Jr.COAYUの特徴とアピールポイント

出典:メガバス様
リアル感があるフィニッシュはとても好感が持てますね。

DOG-X Jr.COAYUの全体的なボディ形状はドックウォークアクションを念頭に置いた作りになっています。

スマートに水を逃がすアゴの形状に下向きのアイ、実際にアクションをさせるととても小型ペンシルとは思えないようなスライド幅の大きくてダイナミックなドックウォークを披露してくれます。

また、DOG-X Jr.COAYUの特筆すべき点として、ボディの水噛みが非常に良い事が挙げられます。細部までボディに刻まれたウロコ模様の恩恵かも知れませんが、このサイズのルアーとしてはアクション時にしっかりとボディで水を押すことができ、高いアピール力を持っています。

・小型のボディとは思えないような高いアピール力

先ほども触れましたが、DOG-X Jr.COAYUの特徴の一つに、ボディサイズに対して高いアピール力を持っている部分があります。通常サイズのペンシルベイトと比べても決して見劣りしないような水押しと足の長いドックウォークをする事が可能で、時としてアピール力不足に陥りやすい小型ペンシルにとって、この特徴は非常に強力なストロングポイントと言えるでしょう。

・緩急問わず使える安定したドックウォーク

ルアーの性能を決定する項目の一つにデットスローからハイスピード、両極端なスピードにどれほど対応できるか?というものがありますが、DOG-X Jr.COAYUはドックウォークアクションを最大限に引き出すボディ形状の恩恵もあってかなり広範囲のスピードに対応する事が出来ます。さすがに最新のペンシルベイトと比べてしまうと、高速ドックウォークでの安定感には不安な部分もありますが、実釣ではアングラーに不便を感じさせないくらいの適応力を持っています。

・バイトが多発する小型ボディ

小型ペンシル共通の強みとして、そのシルエットの小ささで見切られにくく、幅広いサイズのバスをバイトに持ち込む事が出来るというものがあります。

この特性はもちろん、DOG-X Jr.COAYUもしっかり持っていて、一見するとトップウォーターでは不利に思えるようなタフな状況でもバイトに持ち込める事が出来ます。
小さいボディシルエットとアピール力でエリア一帯のバスをサイズ問わず反応させられる能力はとても有用な特徴と言えます。

先生
先生
昔はDOG-X Jr.COAYUをファクトリーチューンしてシンキングモデルにカスタムしたコアユ スライドシンカーなんてルアーもあり、こちらも良く釣れた記憶があります。

DOG-X Jr.COAYUを使った個人的感想と活躍する場面

出典:メガバス様
メガバスのワカサギカラーは個人的に信頼しているカラーの一つです

スローでワイドなドックウォークからクイックでタイトなドックウォークまでこなす事が出来るDOG-X Jr.COAYUですが、一番効果的な使い方としてはフィールドコンデションや状況、バスの反応を見ながらアクションスピードを調整する方法がベストではないかと思います。シルエットの小さいペンシルベイトはバイトさせる力が非常に強く、興味を引くことが出来れば高確率でバイトまで持ち込めるので、反応しやすいスピードやアクション、その他キモとなる部分を見つけ出せるかどうかが非常に重要になってきます。

活躍する場面としてはバスが小さなベイトを追っていて、ルアーのサイズに対してシビアになっている時やバスが水面を意識している時期なら通年を通して活躍するルアーでしょう。通常サイズのペンシルベイトで反応が良くない時やバイトはあるけどフックアップに至らない時はフォローとしてローテーションさせるのも非常に有効です。

タックル面に関してお話すると、普通のベイトタックルでも扱えなくはありませんが、少しやりにくいイメージは消せません。スピニング+PEラインのタックルやベイトフィネスのタックルであれば快適に扱うことは出来ますが、細めのナイロンラインが適しているために、セッティングによっては専用でタックルを用意する必要が出てきてしまいます。
ドックウォークアクション自体は難しくはないものの、少しクセがある印象があります。初心者の方でも扱えますが、使いやすさやアクションのつけやすさを考えるとサミー65の方が一枚上手に感じられるので、アピール力の違いやキャスタビリティー、タックルの事情などによって使い分ける方法が適していると思います。

先生
先生
DOG-X Jr.COAYUはスピーディーなドックウォークとスローなドックウォーク、それぞれの反応を試しながらバスの興味を引き、小さなシルエットでバスにバイトさせる方法がベストですね。

まとめ

小型のボディに基本性能を詰め込んだ元祖スモールペンシル、DOG-X Jr.COAYUのインプレション&レビューはいかがでしたでしょうか?
今回も個人的にDOG-X Jr.COAYUを使い込み、導き出した有効な使い方をここでもう一度整理してみますと、スローでワイドなドックウォークからクイックでタイトなドックウォーク、バスの反応を見ながらアクションスピードを調整し、小さなシルエットで一気にバイトまで持ち込む方法がベストという回答に行きつきました。

バス釣りと言うのはその時々によって状況を読み解き、答えを探し出すことが最大の醍醐味ではないかと思います。

そんな答え合わせの中でDOG-X Jr.COAYUのような小型ボディの食わせとアピール力、様々なドックウォークに対応出来る基本性能を備えたルアーがボックスの中にあるというのはとても心強いことなのではないかと思いますが、皆さんはどう思いますか?

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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