台風により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。私の微力な力では被災された皆様のお力になることはかないませんが、被災地の一刻も早い復旧を心からお祈り申し上げます。
当日のフィールドデータ
2019/10/19 7:00~8:30
天候:雨 前日は曇りのち夜は小雨
気温:16℃ 前日より下降
水温:21℃ 前日より下降
水質:やや濁り気味
水量:ほぼ満水
風: 西から弱風
本日も短時間の朝練です。
※当日の空模様です。
今日は久しぶりの釣行になりましたが、予定時間に起きることができませんでした。
先週末に日本列島を直撃した台風19号の影響で、私自身の定休日も一緒に飛ばされてしまったようで、再び不定休な生活に戻ってしまいました。
それでも、休みをもらえて釣りに行ける生活を送れる事に感謝しなければなりませんね。
私の通うホームフィールドは台風や大雨などで一気に大量の水が流入すると、すぐにオーバーフローしてしまい、周囲の水路や田園、果ては一般道まで水没してしまう特徴があります。
ここのところ全くフィールドの状況を把握出来ていない上、先週の台風を境に夏日が続いた天候が終わって急激に気温が下がり始めました。また、増水からの減水で平常に近い水位に戻っているため、フィールドの水はかなり入れ替わっていることが予想出来ます。
急激な水温低下と大量な水の入れ替わりでバスの状態や行動がガラッと変わってしまっている事も考えられたので、今回は前回までの情報を一旦白紙に戻して一から釣りを組み立てることにしました。
フィールドに着くと雨は小雨というよりも霧雨程度の雨に変わりました。時おり強く降ったり弱くなったりで西からの風もあり、一枚上着を羽織ってフィールドに出ましたが、それでも肌寒く感じるくらいでバス釣りを楽しむアングラーの数もここ最近の傾向を考えるとかなり少ない印象です。
いつも通りにフィールドの状況を大まかに見て回った後、メインで使っているタックルボックスからポケットに入るサイズのボックスへ使いそうなルアーをピックアップしプライヤーと一緒にポケットに詰め込みます。
何も情報が無い状態だったので、フィールドの状況からスピナーベイトかクランク、どちらかを軸にローテーションし、バスからの反応によってはバイブレーションやシャッドにパワーダウンさせる予定でいました。とりあえず今回はクランクベイトから試すことにし、水色や光量を考えればルアーのカラーはチャート系かシルエットのハッキリする黒系が効果的な状況だったので強めのカラーをチョイス。スローダウンさせる必要があるならばボリュームのあるテキサスリグがラバージグでこちらもシルエットのハッキリ出る黒系を使う予定でいましたが、何しろ時間が限られていたため、なるべくハードベイトオンリーで完結出来るよう、スローダウンは最後の手段としました。
当日の水色。いつもよりささ濁りの印象です。
雨が混じるローライトコンディションに風とささ濁り。
こんな時はバスの活性は上がっていますし、ライトリグでは逆にアピール不足になりバイトを得られない事が多々あります。いつもに増して今日は寝坊して時間が無いので、ひとまずは過去のデータとシーズナルパターンを元にシャローのハードボトム巡りをすることにしました。
先ずは駐車場から一番近い、岬状に張り出して風が抜けるウエンディーサイドのポイントからエントリーしてみます。このポイントは毎回立ち寄っていますが、ブレイクとハードボトムが沖で絡みあうシャローエリアで通年を通してやる気のあるバスが陣取っていることが多いポイントです。足場が悪いためなのか地形変化が沖にあるので気付いていないのか、他のアングラーがあまりエントリーしない好スポットでもあるんです。
こんなに荒れているフィールドコンデションは逆に強気の釣りでトップウォーターにドカンと出すチャンス!先ずはデュエルノイジー105で周囲を手早くサーチしますが不発。このルアーはボディも大きめでアピール力がありますが、重量が1ozなので通常のロッドで対応でき、今回のようなコンデションでは先発登板することの多いルアーになっています。
扇状に3投したらすぐにルアーローテーション。次はこの様な状況で何度も良い思いをさせて貰っているC1でサーチします。このクランクも大柄なボディでウォブルが強く、水押しが優秀なので荒天では特に活躍するクランクベイトというイメージが強いですね。
さらにローテーションは続き、今度はレンジを下げて基本性能とアクションのバランスが良い4Aをキャスト。私はミディアムダイバーのクランクベイトはこのルアーを基準としていて、真っ先にキャストするクランクに決めています。3キャストしたらルアーチェンジを繰り返し、上記ルアーをローテーションしたら次のポイントへテンポ良くスピーディーに移動を繰り返していきます。
ハードボトムが絡むポイントを条件にランガンを繰り返して行くとこのフィールドの東にある水門とアウトレット、ハードボトムが絡むポイントにたどり着きます。このポイントは非常に人気のあるポイントで、常にアングラーがエントリーしていることが多いのですが、今回はちょうど先行者が移動した直後に入ることが出来ました。
ここで4Aをキャストしているとルアーをピックアップする際にバスがチェイスして来るのが見えました。けっこうなスピードで追いかけて来たのでバイトする気満々だったようです。この光景を見て、「クランクのライズアップかも?」と思いアクションをストップ&ゴーに変えクランクをポーズさせて浮き上がる時間を作りましたが反応がありません。
もしかしたらクランクがプロダクティブゾーンを抜けて水面に向けて泳ぎ始める時にバイトするのかな?と思い、もう一度キャストすると今度は水面まで追いかけてきたのを目撃。ここでヒントを貰い、意識してキャストするとまたもや足元でバイト!さっきまで先行者が居たポイントなのに今度は真下から突き上げてきて、しっかりとフッキングに成功です。このバスは先ほどチェイスして来ていた個体とは違い、ひと回り大きめでひとしきり抵抗した後、バスは観念したようで大人しくなりました。
45㎝にちょっと欠けるくらいのサイズでしょうか?バスの下アゴを掴めば終了という時点で私自身もバスとのファイトに”勝った”と思っていましたが、バスは私の目前で最後の力を振り絞ってジャンプ!土壇場で自由を取り戻し、フィールドに帰って行きました。
寸前のところで取り逃がしてしまいましたが、今日の釣り方は分かったので場所を休める為にポイントを移動。フィールドの中腹にある同様のシチュエーションがあるポイントに入りました。このポイントは周囲の田んぼへ水を供給する為の水揚機場を備えており、先ほどのポイントにとてもシチュエーションが似ています。水深がさっきよりも少し深いのとアピール力UPのためルアーをバレッドヘッドにチェンジ。バイトがあった時のイメージを大切にしてリーリングスピードと潜る水深を調整していきます。
時間も残りわずかとなった3キャスト目、ついに待望のバイトが訪れます。
さっきまでとは違い、クランクの姿勢が変わった瞬間にひったくるようなバイト。このバスも至近距離でのバイトだったので先ほどの反省を活かし、軽くいなして抜き上げました。

40㎝には届かず。この時期としては少しやせ気味の個体でした。
しっかりとハーモニカバイトしているところを見ると、今回のパターンはかなり強力な事が解ります。
この調子で2匹目のドジョウを狙おうと思っていましたが、時計を見たら既に予定時間を過ぎていたので後ろ髪を引かれつつ、フィールドを後にする事にしました。
今回使用したタックル
5.10ft、ML +14℔ナイロン ノイジー&クランクで使用
6.11ft、MH+14℔フロロ テキサスリグ&ジグで使用予定(今回は出番なし)

今回用意したルアー 左上から
・デュエル ノイジー105F
・カッツバディ C1クランク
・ミブロ バレッドヘッドDD
・ボーマー モデル4A
・ラッキークラフト クラッチDR(画像を取り忘れました。ごめんなさい。)
※おまけ
バレッドヘッドにローテーションする前にタイニークランクの可能性を少し探って見たら・・・

ヤングなバスが入れ喰いになりました。
あまりにも釣れる上にどんどんサイズがダウンしていくので、かわいそうになって止めましたが、ホームフィールドの未来は明るいみたいですね。