ハイバランスな作りと堅実なアクションで使いやすさ抜群!!
基本性能をブラッシュアップしリニューアルされた名作クランク!
最近は家で飼っている日本ナマズ(♂2才)のエサの確保に苦労しているちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はメガバスのリリースするロングセラークランクのブラッシュアップモデルである、ディープ-X100 LBOの特徴と性能について解説していきます。
Contents
ディープX100 LBOのスペック
出典:メガバス様
Length : 59.0㎜
Weight : 3/8oz.
フローティング
Hook : #6×2
カラー :19色
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
ディープ-X100 LBOの構造と外見の特徴
ここではディープ-X100 LBOの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
極めてオーソドックスなラウンドリップを持つディープ-X100 LBOのリップ形状は、他のクランクよりも長めのリップとする事で物理的なスナッグレス性能を底上げし、ウィード攻略やボトムノックなどによる地形変化攻略に強いリップとなっています。しっかりと水をつかみながらも積極的に水を逃がす特性のリップは、ハイレスポンスながらもウォブルよりロールを主体としたナチュラルなアクションに設定されていて、アピール力と食わせのバランスが優秀な性格は様々なシーンで活躍します。
リップの角度
出典:メガバス様
ミドルレンジクランクとしては水平に近いセッティングのリップ角は、リップの付け根部分で受けた水をボディ左右へ逃す特性が強く、水の抵抗をロールアクションに換えやすいセッティング。リップのほぼ中央に位置するラインアイは受けた水流を効率良くアクションに変換するのでレスポンスも高く、早い動き出しと適度な巻き心地を持っています。
潜行レンジは2.5m前後とされていますが、イメージしているよりもラインの影響を受けやすく、実際には2mラインを割ることはほとんどありません。
一般的なミドルランナーとほとんど変わらない潜行レンジは出番も多く、使いやすい特性と言えるでしょう。
ボディ形状
出典:メガバス様
ミドルランナークランクとしては、リアルなボディシェイプが特徴的なディープ-X100 LBOのボディ形状は、細身ながら高い浮力を持ち、空力特性に優れたデザインと新技術の重心移動システムであるLBOの相乗効果で驚異的なキャスタビリティーを発揮します。
通常のクランクよりもシャッドライクなシルエットは独特のロールアクションと相まって高いバイト誘発力を発生。プレッシャーの高い状況でもバイトに持ち込める実力は先代の旧ディープ-X100譲りの強みとなっています。
ディープ-X100 LBOの特徴と長所
ここではディープ-X100 LBOが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
ロール主体のナチュラルアクションで高いバイト誘発力を発揮!
高い実釣性能で多くの実績を積み上げた先代ディープ-X100のシャッドライクなボディシェイプと、ロール主体のナチュラルなアクションを持つディープ-X100 LBOはクランクベイトとしては驚異的な食わせ能力を持ち、通常のクランクでは攻略が難しい状況でもバイトに持ち込める実力を持っています。
タフ化が進む現在のフィールド事情では強い水押しとハイアピールが売りの本格派クランクよりも、ディープ-X100 LBOのようなナチュラルなアクション特性のクランクの方が効果的な事も多いのが事実。実際に最近リリースされた名作クランクの中にはロールアクション主体のモノがたくさんあり、プレッシャーにも強く、幅広い状況に適応できるディープXシリーズの特徴は、このクランクが名作と呼ばれる最大の要因となっています。
新型重心移動システム「LBO」による優秀なキャスタビリティー!
クランクのようなファーストムービングルアーにとって、サーチ能力に直結するキャスタビリティーは最も重要な要素の一つ。一回のキャストで広範囲をサーチ出来る特性はメリットも多く、優秀なパイロットルアーには欠かすことの出来ない性能と言えるでしょう。
旧式のディープ-X100は高い実釣性能を有していながらもキャスタビリティー自体は決して優秀ではありませんでした。総合性能に定評のあったディープ-X100にとっては唯一のウィークポイントとなっていましたが、ディープ-X100 LBOではメガバス独自の重心移動システムであるLBOを搭載する事によってこれを解消。従来比約20%の飛距離アップは唯一の弱点であったキャスタビリティーを得意分野と変化させています。
ハイバランスなセッティングが引き出す圧倒的な使いやすさ!
ディープXシリーズを使い込むと実感するのが、非常にバランス良くまとめられている総合性能の高さです。ファーストムービングルアーに必要なキャスタビリティーはもちろん、およそクランクに求められる性能を高次元で持ち合わせているディープ-X100 LBOは、どんな場面でも非常に使いやすく、ここ一番で頼りになる基本性能を持っています。
ディープ-X100 LBOの感想とまとめ、使い方
非常に優秀な総合性能で評価の高かった初代ディープ-X100。当時は手に入れるのも大変だった事を今でも良くおぼえています。今回取り上げたディープ-X100 LBOも総合性能はとても高く、直接のライバルは先代のディープ-X100と言えるでしょう。
基本性能が高く、「優等生」という言葉がしっくりくるディープ-X100 LBO。
ナチュラルなアクションは程よいアピール力と優秀なバイト誘発力をあわせ持ち、日常的にプレッシャーがかかるメジャーフィールドではとても有効な特性を持っています。
LBOを搭載したことにより、先代のディープ-X100と比べて使いやすさは数段レベルアップしましたが、重要なアクションは少しキレを失ったように感じます。
スナッグレス性能はそれほど高くありませんが琵琶湖のウィードや霞水系のゴロタやブレイク、リザーバーのちょっとした沈みオダにはめっぽう強く、その様なストラクチャー攻略で使用すると良いでしょう。リップ角のわりに潜行角度もゆるめなので、全体水深の浅い野池や小規模フィールドなどでの使用感も良好。
一番ではないけれど、クラスで3番目にかわいい女の子。
ディープ-X100 LBOのハイスタンダードな性格を上手に表現するならば、こんなフレーズがベストではないかと感じます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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