ルアーインプレッション PR

メガバス VISION ONETEN+1 ルアーインプレッション

ただ潜るだけが違いじゃない!!
世界基準の兄貴分とは大きく異なる実力を持ったジャークベイト!!

ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はメガバスのジャークベイト第三弾、VISION ONETEN+1についてインプレションしてみたいとます。
ONETEN+1は世界屈指のマネーベイトであるONETENをモチーフにして作られています。多くの方は「よりディープのバスにアピール出来るようにONETENを少し潜れるようにしただけでしょ?」というような認識のようですが、違います。確かにオリジナルよりも一段深い1.8m以浅のミッドレンジ攻略のために開発されたロングビル・ジャークベイトではありますが、オリジナルモデルとは違うレンジに対応するために内部構造からアクション、ギミックまで様々な部分にモデファイが施されています。いつの時代でも優秀な兄を持った弟というのはどうしても比較されてしまいますが、ONETEN+1は世界最高峰の兄とどの様な違いがあるのでしょうか?早速掘り下げてみましょう!

Contents

ONETEN+1のスペック

Length : 110.5㎜
Weight : 1/2oz.
サスペンド
Hook  : #6 + #6(Barbless hook)+ #6
カラー :16色

先生
先生
偉大なお兄ちゃんの影に隠れがちなONETEN+1ですが、オリジナルモデルとはまた違った個性を持っています。実際に使ってみると良く出来ているな。と、感心させられてしまう部分が多いルアーとなっています。

ONETEN+1の構造と外見の特徴

ONETEN+1の外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。オリジナルモデルとはまた違ったセッティングが、このルアーの性能を上手に引き出しています。

リップの形状

ONETEN+1のリップは薄めで水を逃がしやすく、ロングビルミノーとしてはかなり独特の形状をしています。一般的にロングビルミノーは、リップが受ける水流抵抗が大きいのでワイドなダートアクションが難しいとされていますが、ONETEN+1はリップで受けた水流をボディ頭部に効率よく逃がしてロングリップでありながらキレ味鋭いワイドなダートアクションを実現し、同時に設定されたレンジへの到達も可能にしています。

先生
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一般的なダイビングミノーはリップが受ける水流抵抗が大きいのでワイドなダートアクションが出来ません。ダートアクションを優先してしまうと今度は水流抵抗を逃がし過ぎてしまい、目的のレンジまで潜れなくなるというジレンマを持っています。ONETEN+1は相反するそれらの性能を工夫によって克服しています。

リップの角度

リップの角度はロングビルミノーらしく、水平に近い角度で取り付けられていて、目的のレンジに到達するための角度になっています。かなり水平に近いのでもっと潜りそうな印象を受けますが、先ほども解説したようにこのリップは水をほとんど逃がしてしまう設計のため、実際の最大到達深度は1.8m程で、通常のジャークベイトよりも一段深いレンジを攻略可能としています。

ボディ形状

ボディ形状は優秀なオリジナルモデルとほぼ同様のボディ形状となっています。フラットサイド気味のボディで背中の面積が狭く水の抵抗を受け難い形状をしていて、非常にハイレスポンスなボディはダイビングミノーとは思えない軽快なダートアクションを見せてくれます。

ONETEN+1の特徴と長所

ここではONETEN+1が持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

オリジナルとは質の違うダートアクション

ONETEN+1のアクションはオリジナルモデルよりもダート幅が短めで水を押しが弱く、少ない力でレスポンス良くアクションするように設定されています。どちらかというとロール主体のアクションで、シャッドのようにタイトでハイピッチなアクションセッティングになっています。

通常のジャークベイトよりもディープレンジを攻略可能

ONETEN+1、もう一つの強みは、このルアー最大の特徴でもある潜行深度の深さにあります。このレンジまで潜れるロングビルミノーはたくさんありますが、ONETEN+1のようにキレのあるダートをこのレンジで再現出来るルアーはほぼ皆無と言えます。事実上、このレンジでのジャークベイトとしてはONETEN+1が一人勝ちの状態なので他に代替品の無い、唯一無二の存在と言えます。

オリジナルと同等のロングキャスト性能

ONETEN+1の特徴でもある特殊形状のダイビングビルは、キャスト時の空気抵抗を驚異的に軽減し、直列に配列させたデュアルタングステンウエイトによる重心移動システムとの相乗効果によってラフコンディションでも抜群の飛距離を実現しています。とてもロングビルミノーとは思えないロングキャスト性能はジャークベイトが真価を発揮するような風があるシチュエーションでも強い味方になってくれます。

先生
先生
ONETEN+1はオリジナルモデルよりもナチュラルなアピール力で他のジャークベイトよりも深いレンジを攻略出来る唯一のルアーです。基本性能もかなり高いので、実際良く釣れて時期によっては非常に重宝します。

ONETEN+1を使った感想と使い方のまとめ

ただ潜るだけが違いじゃない!!世界基準の兄貴分とは大きく異なる実力を持ったジャークベイト!!ONETEN+1のルアーインプレッションは以上で終了となります。もう一度このルアーの特徴を振り返ってみましょう。

ONETEN+1の大きな特徴

・オリジナルとは質の違うダートアクション
・通常のジャークベイトよりもディープレンジを攻略可能
・オリジナルと同等のロングキャスト性能

上記に記した点がONETEN+1を使う際に知っておきたい大きな特徴になります。
この特徴を理解し、有効なシチュエーションで投入してあげればより一層、効果的に釣果を伸ばすことが出来ます。

いかがでしたか?ONETEN+1のインプレション。単にオリジナルのディープモデルという位置付けでは無い。と言うことが上手く伝えられたでしょうか?

ONETEN+1が主戦場とする2mレンジ付近は決してシャローというわけではありません。ミドルレンジのバスはシャローのバスほどアクティブでは無いので、よりセレクティブである事がほとんどです。そんな難易度を持ったニュートラルバスを反応させられる効果的なアクションを手に入れるためにONETEN+1はオリジナルモデルのアクションを捨ててミドルレンジに特化したアクションを一から作り直してあります。そのため全く別のアクションを持った全く別のルアーとなってしまいましたが、それがONETEN+1の個性とも言えるでしょう。

優秀な兄がいたために、兄とは違うルートを選んで兄の背中を追ったONETEN+1。その性能はオリジナルモデルとは一線を画す仕上がりになっています。各々のアクションの違いを知って、上手に使い分ければこの兄弟はさらに多くのバスを連れて来てくれるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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