ハイスペックなオリジナルをベースにラトルをプラスしてアピール強化!
独特なサウンドによって唯一無二の個性を手に入れたワークスモデル!!
ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はO.S.Pがリリースするブリッツをベースにメーカー自身が手を加えたワークスモデル、ラトリンブリッツをご紹介します。
Contents
O.S.P ラトリンブリッツのスペック
Length : 53.0㎜
Weight : 9.5g
フローティング+ラトル
Hook :#6×2
カラー :21色
O.S.P ラトリンブリッツの構造と外見の特徴
ここではラトリンブリッツの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
出典:O.S.P様
ラトリンブリッツのリップ形状はオリジナルと同じものを使用しています。HPスラッシュビルと呼ばれるサーキットボード素材のワイドでスクエアなリップ形状は、スタックしやすいフロントフックをがっちりガードしてカバーに当った際にも体勢を崩しにくく、姿勢が安定しやすいので高いスナッグレス性能を発揮します。アクションにおいては水を良く掴むスクエアビルと薄くて硬いサーキットボードがクランクベイトらしいハイピッチなウォブルアクションを作り出します。
リップの角度
出典:O.S.P様
ラトリンブリッツのリップ角度は他のシャロークランクと比べ、少し水平に取り付けられています。オリジナルと同じセッティングのリップ角はウォブルとロールのバランスが絶妙で、オープンウォーターでもバイトを誘発出来るセッティングとなっています。この他にも水平なリップ角はキャスト時の空気抵抗を減らし、キャスタビリティー性能を大きく向上させる効果も持っています。
ボディ形状
出典:O.S.P様
オリジナルのブリッツとラトリンブリッツで大きく違う部分の一つがボディ構造になります。セミフラット形状でハニカムスーパーHPボディを採用した部分はオリジナルと同じですが、ラトリンブリッツは搭載したΦ5.0mm製スチールラトルの長所を最大限引き出す為にボディ素材を独自調合したボーン素材に変更。浮力とアクションへの影響を微細にとどめながらも自由度の高いラトルはボディ内で暴れまわり独特なサウンドを奏でて効率良くバスを誘い続けてくれます。
O.S.P ラトリンブリッツの特徴と長所
ここではラトリンブリッツが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
独特なサウンドが特徴のラトル搭載でアピール力に特化!
その名が示すように、ラトリンブリッツにはラトルが搭載されています。オリジナルのブリッツは固定重心でサイレント仕様ですが、ある条件下ではアピール力不足になることもしばしば。例えば風雨の中でその存在感が目立たなくなった時や急な大水でフィールドに濁りが入った時、ストラクチャーにタイトに付き、ベイトを狙っているバスに対して、ルアーの位置を早く教えてやることでミスバイトが減る時。広いエリアチェックをする際にキャストを刻まなくても反応を得たい時など、ラトルを搭載しアピールを特化したラトリンブリッツは、状況次第でオリジナルを大きく上回る実釣性能を発揮します。
抜群のキャスタビリティーとスナッグレス性能を両立
スイムアクションを最優先した固定重心ながらも、様々な工夫と作り込みで抜群のキャスタビリティーとスナッグレス性能を誇るオリジナルブリッツ。そんなオリジナルよりも0.5ℊボディウエイトを増やし、自由度の高いラトルボールが時には重視移動システムの役割を果たすラトリンブリッツはとても優秀なキャスタビリティーを誇ります。その性能は定評のあるオリジナルのキャスタビリティーを超えるような性能で、ボーンマテリアル仕様のボディは浮力強く、オリジナルよりも重いボディでも同等の浮力で高いスナッグレス性能を誇ります。
デッドスローからハイスピードまでアクションする高いレスポンス
ただ巻くだけの事が多いクランクベイトにとって、様々なリトリーブスピードに柔軟に対応できる能力というのは優秀なクランクベイトの基本でもあり、大前提です。その中でもオリジナル譲りのレスポンスを持つラトリンブリッツはスローから極めてハイスピードなリトリーブまでバランスを崩すことなくアクションする事が可能。状況に応じてリトリーブスピードに変化をつける事でさらなる一匹を引き出せるようになります。
O.S.P ラトリンブリッツの感想と今回のまとめ
出典:O.S.P様
ラトリンブリッツのような特化型クランクは、ある一定の条件下でオリジナルを凌駕する凄まじい実釣性能を発揮します。その実力を引き出すには正確に状況を見極める目が必要で、その部分を考えればエキスパート向きのチューンドクランクと言えます。
オリジナルの優秀な部分は残しつつも、ラトルの搭載によってアピールを特化したラトリンブリッツは急な濁りによって視界が悪い時や夜間、ローライトコンディションなどバスがルアーを認識しにくい状況でその実力を発揮します。普段の出番は決して多くはありませんが、このルアーのように強烈な個性を持ったルアーはハマった時の実釣性能がすさまじく、他のルアーでは再現出来ないような固め釣りが出来ます。
極端に特化した性能のルアーというのは「ここぞ!」というタイミングで実力を発揮する特殊部隊みたいなもの。オリジナルとラトリンブリッツがあればほとんどの状況やシチュエーションに対応出来ます。この2モデルを上手に使い分ける事でお互いのウィークポイントを補い合えば、より完成度の高いクランキンゲームを展開出来るようになるでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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