ルアーインプレッション PR

O.S.P ブリッツMAX ルアーインプレッション

スープアップしたボディでスナッグレス性能とアピール力を強化!!
カバークランクとしての必要性能をほとんど備えた王道シャロークランク!!

ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はO.S.Pがリリースするフルサイズシャロークランク、ブリッツMAXとはどんなルアーなのか?その特徴と本当の実力をひも解いていきます。

Contents

O.S.P ブリッツMAXのスペック

Length : 62.0㎜
Weight : 12.5g
フローティング
Hook  :#4×2
カラー :24色

先生
先生
名作クランクベイトであるオリジナルブリッツをひと回り大きくしたモデルがブリッツMAXです。ルアーとしての基本コンセプトは変わりませんが、狙っている性能やルアーとしての特性は大きく違います。

O.S.P ブリッツMAXの構造と外見の特徴

ここではブリッツMAXの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

出典:O.S.P様

ブリッツMAXのリップ形状はHPスラッシュビルと呼ばれるサーキットボードを使用した、ワイドでスクエアに近い形状のリップとなっています。カバーにヒットしても大きく軌道をそれ過ぎることなく、ヒラ打ちを交えてながら狙ったラインをリトリーブすることができる高い直進安定性を持ち、カバーからフックをガードする抜群のスナッグレス性能を備えています。硬質なリップ素材はカバーやボトムにタッチした感触を明確に伝え、カバークランキング時の操作性を高めています。

リップの角度

出典:O.S.P様

ブリッツMAXのリップ角度は一般的なシャロークランクと比べ、やや水平気味にに取り付けられています。ウォブルとロールのバランスが絶妙なリップ角はしっかりと水を掴みやすく、極めてハイピッチなアクションでオープンウォーターでもバイトを誘発出来る実釣性能を発揮。あえてリップを水平気味にすることでキャスト時の空気抵抗を減らしキャスタビリティー性能をしっかりと確保しています。

スイムレンジは水深0-1.8mで、この範囲をロッドティップの位置とリトリーブスピードを変えることによって自在に操れ、12lbラインを使用すれば2.0mオーバーにも到達するとされていますが、実際には最大でも1.5m程度の潜行深度にとどまっています。

ボディ形状

出典:O.S.P様

オリジナルブリッツをひと回り大きくしたブリッツMAXのボディは非常に高い浮力で優秀なスナッグレス性能を発揮し、ボディをセミフラット化することによってフラッシング効果と強い水押しで高いアピール力を実現させています。大胆な軽量化と高浮力が期待できるO.S.Pお得意のハニカムスーパーHPボディと、特徴的な固定重心ウエイトであるワンウエイトアンダーバランスシステムを採用し極限まで低重心化したボディは、カバーにヒットしても大きく体勢を崩さない驚異的なボディバランスとハイピッチでハイレスポンスなアクションを手に入れています。

O.S.P ブリッツMAXの特徴と長所

ここではブリッツMAXが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

クラストップのハイフロートボディと高いアピール力

オリジナルのブリッツよりもボディが大きく水押しの強いブリッツMAXは高い浮力と強力なアピール力を持っています。この特徴は急な濁りによって視界が悪い時や、ローライトコンディションなどバスがルアーを認識しにくい状況でその実力を発揮しますが、実はカバークランクとしても非常に効果的な特性となっています。クラストップの浮力はハイレベルなスナッグレス性能を実現し、強い水押しは高いアピール力でカバー奥に潜むバスへ訴えかけ、通常のクランクベイトでは反応しないようなビッグバスの本能を直撃してくれます。

優秀なスナッグレス性能で使いやすさ抜群!

強い浮力とシャロークランクらしいワイドなスクエアビルを持つブリッツMAXは非常に優秀なスナッグレス性能でほとんど根掛かりを起こしません。(アングラーに一定のスキルがあることが大前提です。)

また、固定重心ながらしっかりとしたウエイトを持つボディは正確なキャストも非常にやりやすく、細かいレイダウンのすき間を縫うようなキャスティングも可能とし、正確なキャストと高いスナッグレス性能はブッシュやロック、ウィードなど、あらゆるカバーへのスタックを激減してくれます。軽くそれらのカバーに引っ掛けては外すハングオフでも、外しやすさと浮きの良さ、キックバックアクションによってワンスポットを集中的に攻められるのでバイトチャンスを倍増。カバー際での攻防に強いルアーとなっています。

ハイレスポンスボディによる早い泳ぎ出し

ストライクゾーンが狭いカバークランキングにおいてルアーの泳ぎ出しは非常に重要です。いくら優秀なクランクベイトでもストライクゾーンを外れてしまっては実力が半減してしまいますが、ブリッツMAXは固定重心とハニカムスーパーHPボディがもたらす超軽量ボディの効果で助走ゼロの瞬間スタートダッシュが可能。泳ぎだしと同時に繰り出される喰わせの要素を満載したタダ巻きアクションでは難しいテクニックを一切不要にし、広範囲から寄せて喰わせる能力を発揮します。

先生
先生
ブリッツMAXは万能型のオリジナルとは違い、かなりカバークランキング寄りの特性を持っています。

O.S.P ブリッツMAXの感想と今回のまとめ

一見すると、オリジナルモデルのサイズアップ版として見られてしまうブリッツMAXですが、フルサイズのボディから生み出される強い浮力と高いアピール力はカバークランキングに特化した性能と言えます。幅広なスクエアリップはカバーに強くストレスフリーなクランキングを可能としてくれますが、個人的な意見としてはもう少しリップを立たせてウォブル寄りのアクションを強くし、スナッグレス性能を強化してカバークランキングとしてもう少し尖らせてもらえたら・・・という思いもあります。

しかし、あえてそこまで尖らせずにマイルドさと使いやすさを残したブリッツMAXはさすがだな。と思います。現在ではR.C1.5やストライキングのスクエアビルなど、優秀なカバークランクはたくさんあります。

エキスパートの高いカバークランキングテクニックに対応しながらも、何もないオープンウォーターでただ巻きしてるだけでバイトを量産出来るビギナー向けの使いやすさ。その両方の性能を高い次元で併せ持っているところがブリッツMAXの本質です。相反する要素の多いこれらの性能を上手に融合させ、アングラーのスキルに合わせてその性能を発揮させるところこそが、ブリッツMAXが他のフルサイズクランクとは一線を画す、最も優秀な部分と言えるのではないでしょうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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