圧倒的キャスタビリティーと使用感がトップクラス!
小さなこだわりの積み重ねで明確な違いを持つ実力派タイニークランク!
冬はワカサギ釣りの竿も作ったりするちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はクランカーなら誰もが知っているクランクベイトメーカーのリリースしている高性能タイニークランク、mibroのデリンジャーにフォーカスし、その特徴と実力、使い方を解説していきます。
Contents
mibro デリンジャーのスペック
Length : 48.0㎜
Weight : 7.7g
フローティング
Hook :フロント#6 リア#6
カラー:5色
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
mibro デリンジャーの構造と外見の特徴
ここではmibro デリンジャーの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
出典:mibro様
デリンジャーのリップ形状は、mibroのクランクベイトで採用される事の多い、スクエアリップをベースとした小型のハーフラウンドリップを採用しています。
独特な形状のハーフラウンドリップは水の抵抗を適度に受けやすく、ボディが小さくて巻き心地が軽くなりがちなタイニークランクの中ではかなり手ごたえのある使用感を持っています。リップの幅もボディとほぼ同等のワイドな設計で、基本的なスナッグレス性能が高いのもこのクランクの大きな特徴の1つ。あらゆる障害物にまんべんなく効果的なリップ形状は、レイダウンや沈みオダ、ゴロタやリップラップなどのハードボトムなど、様々なストラクチャーやカバーで威力を発揮します。
リップの角度
タイニークランクとしてはパワフルなアクションと優秀なダイビング性能を両立させたデリンジャーのリップ角は、水平に近いスモールクランク王道のセッティング。やや中央寄りのラインアイと組み合わせることで引き出した理想的な基本スペックは、使い心地とアクション、スナッグレス性能をバランス良くミックスアップしたハイレベルな仕様で、ここまで高い完成度はクランクベイトの基本を知り尽くしたmibroならではのものと言えるでしょう。
肝心のアクションはウォブルをベースとした力強いアクション。ボディの小さなタイニークランクはシルエットとアピール力のバランスが非常に重要なファクターとなりますが、デリンジャーは十分なアピール力を持ち、通常のクランクベイトではバイトに持ち込めないタフなバスにも口を使わせることが可能。潜行レンジは約1.5~1.8mとし、コンパクトなボディでラインの影響を受けやすいタイニークランクの中でもパワーのある特性のデリンジャーはラインを受けにくく、太いラインでもしっかりアクションする特性はタックルやシチュエーションを選びません。
ボディ形状
ボディの小さなタイニークランクは一般的に重量が軽いためキャストしにくく、タックルを選ぶことがありますが、デリンジャーは、48mmというボディレングスながら、7.7gのウエイトがあるため、専用タックルでなくてもキャストコントロールしやすいバランスになっています。タイニークランクはボディ内部の面積が少なく、ごまかしが効かないため、固定重心にしてしまうとキャスタビリティーに、重心移動システムを採用するとアクションに多大な影響が出ます(そもそもボディが小さいので重心移動システムを搭載出来ない場合も良くあります)が、デリンジャーはアクション重視の固定重心をベースにボディ全体を肉厚とする事で自重を確保。タイニークランクとしては少しファットなボディは浮力も高く、レスポンスの高いアクションと使いやすさを高次元で両立させています。
また、線形の太い#6のベリーショートシャンクも大きな特性の1つ。
ボディの全長が短いタイニークランクは、搭載するフックで使いやすさや実釣性能が大きく変わります。手前まつりやフック同士の絡みなどトラブルが少なく、ビッグバスのファイトにも十分対応する少し特殊なフックは、mibroのクランクに対するこだわりを垣間見る事が出来ます。
mibro デリンジャーの特徴と長所
デリンジャーには魅力的な問屋カラーもリリースされています。クロキンやカメレオンカラーなど実績の高いカラーを選べるのはユーザーとしても嬉しい限りです。
ここではmibro デリンジャーが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
タイニークランクとしては圧倒的なロングキャスト性能!!
コンパクトなボディデザインのタイニークランクは総じて自量が軽く、空気抵抗が大きいのでキャスタビリティーとアキュラシーが低いものが多く、一般的にやや扱いにくいカテゴリーと言えます。デリンジャーのようにアクションを優先させた固定重心タイプはさらにその傾向が強くなりますが、優秀なファーストムービングルアーにとってキャスタビリティーは効率良く広いエリアを探るために欠かせない基礎の基礎となる性能。肉厚なボディデザインで7.7gもの自重を持ち、通常のタックルでもストレス無く扱えるほどのキャスタビリティーを持つデリンジャーは、カバーへのタイトなアプローチがそのまま釣果に直結するカバークランキングや、広いエリアを効率良くサーチする事が可能性を広げるオープンウォーターのクランキングゲームで、他のタイニークランクを寄せ付けないほどの圧倒的なロングキャスト性能を発揮します。
適度な使用感とアピール力を持つアクション!
ボディが小さく、水の抵抗を受けにくいタイニークランクは通常のクランクと比べてアピール力が弱く使用感が少ないモノがほとんど。もちろん通常のクランクでは強すぎる場合に投入するハードベイトなのでアピール力の強弱は大切な要素ですが、バスに気づかれないほど弱すぎるのでは元も子もありません。また、この手のダイビングクランクはカバーへのヒット感やボトムへのタッチ感も重要な要素。ハードベイトの状況をリニアにイメージ出来るビビットな使用感は今までよりも一歩踏み込んだ精密なクランキングを可能にし、デリンジャーが持つタイニークランクとしては強めのアピール力と適度な使用感は今までのタイニークランクとは少し違う、まさにパワータイニークランクと呼ぶにふさわしいものと言えるでしょう。
高い浮力とボディ設計による優秀なスナッグレス性能!!
ボディに対してやや長めのリップと高い浮力を持つデリンジャーはとてもスナッグレス性能が高く、ボトムに点在するゴロタやリップラップなどのハードボトムはもちろん、レイダウンやオダなどの沈みモノなど、あらゆるシャローカバーに対し高いスナッグレス性能を持っています。
特に先端部分をワイドにしたデザインが特徴的なスクエアリップベースのハーフラウンドリップは、しっかりとフロントフックをストラクチャーから守り、根掛かりを最小限に抑える働きをします。ファットなボディデザインが発生させる高い浮力は優秀なボディバランスと相まってストラクチャーにハードヒットしてもバランスを崩しにくく、リトリーブを止めれば手強いカバーも浮いてかわすので複雑なカバー内でもトラブルが少なく、思い切ったカバー攻略が可能。カバーに対して絶対的な強さを発揮する特性は今まで攻め切れなかった難攻不落のスポットでも攻め落とすだけの実力があります。
mibro デリンジャーの感想と使い方 まとめ
他のハードベイトと比べてボディが小さく、ごまかしの効かないタイニークランクは最もルアービルダー泣かせのクランクと言えるでしょう。明確なコンセプトを持って設計の段階からしっかり作り込まれた作品は使えば直ぐにわかります。
様々なハードベイトの中でも使うシチュエーションや状況を選ばないクランクベイトはパイロットルアーとして使用される事の多いルアーの1つですが、その中でもタイニークランクは年々タフ化が進む昨今のバスフィッシングシーンにおいて注目度の高いハードベイトとなっています。
今回紹介したデリンジャーはタイニークランクとしてはアピール力が高めのクランクで水押しも強く、その存在感は通常のクランクとタイニークランクのちょうど中間と言える立ち位置。専用のタックルを用意しなくてもストレス無く使えるセッティングは本当に使い勝手が良く、タイニークランクのメリットとデメリットを良く知っているな。と感心させられる作品です。タイニークランクは先述したように良くも悪くも「誤魔化し」の効かないハードベイトです。コストや生産性重視で手を抜いたり、適当に作ったりすればその影響は大きく、直ぐにアクションや使い心地に出ます。エキスパートアングラーなら直ぐにわかるその違いは「このメーカーはこういったモノ作りをするんだね・・・」と印象付けてしまいますが、デリンジャーの持つ実力は間違いなく本物。数あるクランクベイトの中でもトップクラスの完成度と優秀な実釣性能を皆さんも体験してみてはいかがでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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