様々なリトリーブスピードを使い分ける事が釣果を伸ばす秘訣!
ただ巻き+オープンウォーターで真価を発揮するオカッパリシャッド!!
レイドジャパンの標準フックはとても良く刺さって関心するちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的な構造や形状、実際に使用した感想と、独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーをインプレションしています。今回はレイドジャパンの大人気シャッド、レベルシャッドのインプレッションをシェアします!
Contents
レベルシャッドのスペック
Length : 50.3㎜
Weight : 4.3g
サスペンド
Hook : #8×2
カラー10色
レベルシャッドの構造と外見の特徴
ここではレベルシャッドの外見や内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いてみましょう。初心者からエキスパートまで非常に高い人気を誇るレベルシャッドですが、良く観察すると細かいディテールが重なって高い性能を発揮している事がわかります。
リップの形状
レベルシャッドのリップ形状はクランクベイトでいうところのコフィンリップのような形をしています。コフィンリップといえば水を掴みやすくカバーにヒットしてもルアーが大きく跳ねないようにするリップですが、レベルシャッドはカバーに強いシャッドではありません。レベルシャッドのコフィンリップは適度な巻き心地を得るために採用されたリップで、アングラーにルアーの状態を明確に伝える役割を果たします。
リップの角度
レベルシャッドのリップ角度は水平に近い角度で取り付けられています。ボディ形状との兼ね合いでボディサイドに水を流す設定のリップ角は、スイム時の安定性を高め、まるで逃げ惑う小型ベイトフィッシュのような極めて細かく速いピッチのアクションを発生させます。
潜行レンジは平均で1.5〜1.8m程度に設定。オカッパリでの使用をメインに設定したシャッドとしては守備範囲の広いベストなセッティングと言えます。
ボディ形状
シャッドとしては最もコンパクトなサイズのレベルシャッドは体高が高い割にボディ自体の厚みは無く、小さいフラットサイドクランクのような体型をしています。メインとしているハイピッチアクションはフラット面の大きなボディと相性が良く、小さいボディながらしっかりと存在感をアピール出来る工夫がなされています。
また、レベルシャッドは空気抵抗の少ないボディシェイプやリップ、重心移動システムを搭載しトータルバランスの最適化によって、現存する50mm前半クラスシャッドプラグの中でもトップクラスのロングディスタンス性能を安定して出すことができます。
レベルシャッドの特徴と長所
ここではレベルシャッドが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
リトリーブスピードによって変化するアクション特性
レベルシャッドは様々なリトリーブスピードに対応し、デッドスローからハイスピードリトリーブまで使えますが、ストライクゾーンがやや狭く、スピードに対する限界点が低い特徴があります。
かんたんに説明すると、ある一定のリトリーブスピードを超えてしまうと何もないオープンウォーターでも急にバランスを崩してしまいます。
この特性はメーカーサイドが意図して作ったものなのか、単純にルアーそのものの性能が低いだけなのかわかりません。
とらえようによっては現在主流の早巻きに対応出来ていないダメシャッドとも取れますし、ルアー自体が自発的に体制を崩してバイトチャンスを作るリアクション特化型シャッドともとれます。
どちらにせよ、この特性をアングラー側がしっかり理解して使ってあげれは強力な武器となるでしょう。
タフコンディションでもバイトに持ち込めるライブリーアクション
極めてタイトでハイピッチなアクションをするレベルシャッドは、そのコンパクトボディと相まって、低水温や急な環境変化で発生するタフコンディションに非常に強い特性を持っています。特にバスをだますのが難しいとされる透明度の高いクリアウォーターや何もないオープンウォーターではその効果が高く、とてもライブリーなアクションはどんなルアーにも反応しないような百戦錬磨のスレバスさえもバイトに持ち込める力を持っています。
クラストップのキャスタビリティー性能
コンパクトで軽量なレベルシャッドですが、空気抵抗の少ないボディシェイプやリップ、重心移動システムを搭載しトータルバランスの最適化によって、現存する50mm前半クラスシャッドプラグの中でもトップクラスのロングディスタンス性能を安定して出すことができます。高いキャスタビリティー性能は足場や移動に制限があるオカッパリにおいて非常に重要な要素で釣果と密接にかかわるうえに、安定した飛距離はルアーそのものの”使いやすさ”にも直結します。
レベルシャッドの感想と今回のまとめ
精密機器のようなシャッドと評されるレベルシャッドは非常にボディバランスがシビアで、フックが少しゴミを拾っただけでアクションが変わってしまいます。コフィンリップを搭載し、わざわざ明確な巻き心地を作りだしているのはそのためで、繊細な扱いが必要なシャッドと言えるでしょう。
この様な特性のため、ボトムノックやカバーにコンタクトすると大きくバランスを崩して元のトレースコースへ戻るのに時間がかかります。もちろんジャークやトゥイッチは苦手で素直にオープンウォーター限定で使うのが良く、少し遅めのリトリーブスピードの方がその実力を発揮し、コンパクトながらもフラットなボディをゆっくり見せつけるような使い方がとても有効で釣果につながりやすくなります。
このルアーの特性を十分理解していないとその実力を引き出す事は出来ませんが、オープンウォーターをただ巻くだけで釣れる実力と、キャスタビリティーも高く使いやすい性格は初心者やオカッパリの強い味方と言えるのではないでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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