クランクベイトはバス釣りの中で最も奥が深く、人気のあるルアーです。ハードベイトの中でも歴史が長く、過去にはたくさんの名作と呼ばれるクランクベイトが存在しました。ベストセラーと呼ばれるクランクベイトは主に本場アメリカ産のモノが多いのですが、長い年月の間にモデルチェンジや素材、生産工場の変更などで肝心の実釣性能が失われてしまったモノが数多くあり、現在ではデットストック品がオークションなどで高値で取引されています。
それではそのようなクランクベイトは高値を出さないと手に入らないの?と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
今回はそんな名作と呼ばれるクランクベイトの中でも、昔と変わらず良く釣れて簡単に手に入るモノを5つご紹介します。
複雑なテクニックや高度なスキルを必要とせず、初心者でも簡単に「投げて巻く」だけでバスが釣れる魔法のクランクベイト達です。
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名作クランクベイト5選
ここでは誰に聞いても名作と呼ばれるクランクベイトを5つご紹介します。皆さんも聞いた事のあるクランクベイトばかりだと思いますよ。
ダイワ ピーナッツ

ダイワのピーナッツは言わずと知れた名作クランクベイトです。
その実力は30年近くバス釣りをやっている私でも年に数回はこのクランクベイトにお世話になっているほどです。よく飛び・よく泳ぎ・よく釣れるクランクベイトに必要な3拍子が詰まった小さなボディは数多のアングラーに愛され続けている国民的クランクベイトという立ち位置を不動のものにしています。小気味よいワイドウォブリングとローリングの派手なアクションで広範囲・高活性のバスにアピールし、カバーやボトムにコンタクトした際に独特のエスケープアクションが着実にバスのバイトを誘います。SSR=スーパーシャローランナー、SR=シャローランナー、DR=ディープランナーの3タイプで水深に応じての使い分けも出来ます。
ボーマー モデルA

これぞ名作中の名作と呼ばれるクランクベイトの筆頭ではないでしょうか。
ボーマーはロングAやファットフリーシャッドなど数々の名作ルアーをリリースしている名門メーカーです。そのメーカーの看板ルアーでもあるモデルAはクランクベイトの基本がしっかりと詰まっていて、使いやすくて良く釣れるクランクベイトの代名詞的存在ですね。私も小、中学生の頃は良く釣らせてもらいましたが、その実力は今も変わらず現役のままで、今でも頻繫にキャストするクランクベイトの一つになっています。
バンディット クランクシリーズ

バンディットのクランクベイトは馴染みのない方も多いかもしれませんが、本場アメリカでは釣れるクランクベイトとして広く知れ渡っています。1980に登場したバンディットのクランクベイトは現在でも多くのトッププロ達が愛用する名機として位置付けられています。日本でも某有名プロが 『クランク1個で釣れ』と言われたらバンディットの200を選ぶと言ってたのはとても共感を覚えました。ちなみにバンディットのクランクベイトには個別の名前がなく、バンディット100とか200と呼びます。この数字は各モデルの潜行深度を数字化したものなので自分の使いたい水深に合わせて選ぶと良いでしょう。
ラッキークラフト RTO

ラッキークラフトのRTOは以前LCというモデル名でした。
オールドバグリーなどのバルサウッドのクランクを使っていたアメリカのツアープロ達も「バルサウッドのクランクを探さなくて良くなった。」と絶賛するほどの実力を誇るクランクベイトで、その開発にはあのクランクベイトの神様と称されるリック・クランが携わっており、バスマスターで活躍するトッププロが手掛けたルアーというのはあまりにも有名な話です。現在の「RTO」というのネーミングの由来は、”Respect Takahiro Omori(リスペクト・タカヒロ・オオモリ)”の略で、日本人ツアープロ、大森貴洋プロのシグネチャーモデルとなっています。
ストーム ウィグルワート

最後のご紹介はストームのウィグルワートです。
このルアー最大の特徴である極端なワイドウォブルアクションは特に春先に効果的とされ、多くのトッププロ達がこぞって使う伝説的なクランクベイトの一つとなっています。日本のフィールドでも急な濁りが入った時や、バスの活性が著しく低い状態では他のルアーを寄せ付けないような無類の強さを見せ、海外や日本のメーカーが多くのオマージュルアーをリリースしています。
まとめ
以上が経験と実績から厳選に厳選を重ねて、管理人が選び出した名作と呼ばれるクランクベイト5選となりました。
今回紹介したクランクベイト達はバスフィッシングを趣味としている方なら名前を聞いたことがあるルアーばかりだったと思います。最近では新しいデザインや使いやすさを前面に押し出したルアーに人気が集まりがちですが、名作と呼ばれるルアー達にはそれぞれ歴史があり、長い間たくさんのアングラーに認められてきた実績があります。ここで紹介してきたルアーは今でも多くのプロアングラー達が主力ルアーとして使用しているものばかりで、釣れなければならない、そして釣れ続けなければならないというルアーとしての最大の目的を果たし続けているクランクベイトばかりです。どれもすぐに手に入れられるルアーなので機会があればそのパフォーマンスを実際にご自身の手で確かめてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
