ルアーインプレッション PR

ノリーズ レイダウンミノーMID ルアーインプレッション

パワフルな水押しとシャープでキレのあるダートがバスを引き付ける!
ハイアピールな設定と高いレスポンスが魅力の王道ジャークベイト!!

歩くタックルボックスのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はノリーズがリリースする王道仕様のジャークベイト、レイダウンミノーMIDをインプレションしたいと思います。

先生
先生
レイダウンミノーMIDにはボーンマテリアル仕様のHF(ハイフロートモデル)と通常のフローティングモデル、オリジナルであるSP(サスペンドモデル)があります。一つのルアーで3つの派生モデルがラインナップされているあたり、メーカー側の強いこだわりを感じますね。

Contents

レイダウンミノーMID110 サスペンドのスペック

Length : 112.0㎜
Weight : 18.0g
サスペンド
Hook  : #6×3
カラー :52色

レイダウンミノーMIDの構造と外見の特徴

レイダウンミノーMIDの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。力強く水を押す独特なウォブロールアクションの原動力がボディ内部に隠されています。

リップの形状

レイダウンミノーMIDのリップ形状はしっかりと水を掴みやすく設計されています。正面から見るとリップの付け根部分が絞り込まれていてボディサイドから水を逃がしやすくなっていますが、ボディサイズとバランスのとれた面積を持つリップは受けた水の抵抗をダイレクトにアクションへと変換してくれます。

リップの角度

リップの角度はボディに対してやや角度のついたモノを採用しています。角度の立ったリップは水の抵抗をウォブルに変えやすく、レイダウンミノーMIDはジャークベイトとしては少し珍しいウォブロールをメインアクションにしています。最大到達深度は12lbフロロラインで約1m。バスが追いつきやすいやや深めのミドルレンジをキープすることで、ジャークベイトパターン成立のチャンスを増やしています。

先生
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ちなみにサスペンドモデルはフローティングモデルよりも少し深く潜りますが、ハイフロートモデルは50cmくらいしか潜りません。ウィードの高さや狙う水深によって使い分けると良いでしょう。

ボディ形状

出典:ノリーズ様

レイダウンミノーMIDのボディ形状はしっかりとしたボリューム感があり、アクション時に水を押しやすい形となっています。固定重心を採用したボディ構造は高いレスポンスを持っていますが、このルアー最大の特徴はこのバックロールウエイトにあります。通常この位置にウエイトを配置すると泳ぎが不安定となり、まっすぐ泳がせることすら難しいくなりますが、それを非常に高いボディバランスと低重心ウエイトに組み合わせることで、高重心かつ上下に分散したウエイト配分となり、驚くほどの低速始動性と、ストップで揺れる挙動、イレギュラーなダート性能を獲得しています。

先生
先生
分かりやすくに言うと、このバックロールウエイトの採用で誰でも簡単に質の高いダートが出来るようになっています。シマノのジャークベイト、リップフラッシュや名作と呼ばれる事の多いスレッジなんかも同じようなウエイトを搭載しているのは有名な話ですね。

レイダウンミノーMIDの特徴と長所

ここではレイダウンミノーMIDが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

力強いウォブリング+ローリングアクション

レイダウンミノーMIDはジャークベイトとしては珍しく、ウォブリング+ローリングアクションを基本アクションとしています。非常にアピール力の高いこのアクションは広く散ったバスを引き付ける事が出来るので、広大なエリアをスピーディーにサーチする時にとても効率が良く、必要最低限のフィッシングプレッシャーでバスを拾っていくことが出来ます。

水押しが強くハイアピールな高浮力ボディ

レイダウンミノーMIDは高浮力でボリューム感のあるボディが生み出すパワフルな水押しが特徴の一つになっています。固定重心と高浮力を採用したボディはレスポンスが良く、ややずんぐりとしたボディでもキビキビとアクションさせ、グイグイと水を押して遠く離れたバスにアピールします。特にハイフロートモデルはこの特性に特化していて、通常では考えられないようなディープレンジからでもバスに食い上げさせる力を持っています。

固定重心でも優秀なキャスタビリティー性能

レイダウンミノーMIDはアクションレスポンスを最優先にした固定重心にもかかわらず、リップ裏面の“キャスティングフィン”と、独特なウエイトバランスでの安定飛行によってキャスタビリティも向上しています。さすがに最新式の重心移動システムを積んだジャークベイトにはかないませんが、一度により多くのエリアをスピーディーにチェックする為に必要不可欠な遠投性能は優秀なジャークベイトとしてはなくてはならない性能となっています。

先生
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キャスタビリティーに優れているレイダウンミノーMIDでもサスペンドモデルとハイフロートモデルでは6gちょっとのウエイト差があり、お世辞にもハイフロートモデルは”飛ぶ”とは言えません。ハイフロートモデルはキャスタビリティー性能を犠牲にして極端な浮力アップとハイレスポンスを手に入れた一つの特化モデルと言えるでしょう。

レイダウンミノーMIDを使った感想と今回のまとめ

レイダウンミノーMIDは高浮力で水押しが強く、ボーマーのロングAなどのアメリカンジャークベイトに非常に近い特性を持っています。特にフローティング&ハイフロートモデルはその特色が強く、縦横無尽なダートアクションとキレのあるアクションレスポンスはまさに王道ジャークベイトと言える仕上がりになっています。フローティングのジャークベイトはアフター以降の特効薬と知られていますが、秋口にも非常に有効でサスペンドモデルには反応しない活性の低いバスをバイトに持ち込めるだけのパワーがあります。ハイフロートのジャークベイトというのは決して扱いやすいルアーとは言えませんが、サスペンドモデルには無い“バスを強烈に引き付ける力”があるので、一度は使ってみることをオススメします。きっと今まで知らなかったフローティングジャークベイトの破壊力を知る事が出来ますよ。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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