ルアーインプレッション

ジャッカル ディービルシャッド【D-BILL SHAD】  ルアーインプレッション

スナッグレス性能の高さはクランクベイト級!
様々な工夫でカバー攻略に特化した性能を持つクランキンシャッド!!

新しいルアーやワームは必ず試すタイプのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的な構造や形状、実際に使用した感想と、独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーをインプレションしています。今回は本格的なカバー特化型シャッドとしてデビューし、今現在も高い人気を誇るジャッカルのD-BILL SAHDに注目していきます。

ディービルシャッド 55MRのスペック

出典:ジャッカル様

Length : 55.0㎜
Weight : 5.8g
フローティング
Hook  :トレブルRB‐M#8×2
カラー13色

先生
先生
D-BILL SAHDにはSRモデルとMRモデルがリリースされていますが、リップの大きいMRの方がスナッグレス性能が高くておすすめです。

ディービルシャッドの構造と外見の特徴

ここではディービルシャッドの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルをひも解いてみましょう。カバー攻略特化型のクランキンシャッドとして開発されたD-BILL SAHDには様々な工夫と個性的な特徴が数多くあります。

リップの形状

出典:ジャッカル様

特徴的な形状を持つD-BILL SAHDのリップ形状は、”ダックビルリップ”と呼ばれる形のリップを採用しています。ラウンドとスクエアのハイブリットと言われるこのリップ形状は乱暴に表現するとクランクベイトで言う”コフィンリップ”の亜種的なもので、特性的な部分はコフィンリップとほとんど変わりません。先端からラインアイまでのリップ幅が広く、後半は絞られた形状をしているので巻き抵抗は少なくなりますが、アクションはウォブリングとロールの混ざったアピール力が高めの設定になります。角の無いリップ形状は障害物にタッチした時にルアーがつんのめる事を防ぎ、カバー接触時に跳ねる事なく舐めるようにトレースすることが出来ます。

リップの角度

出典:ジャッカル様

リップの角度は水平に近く、ボディのカーブに沿うような角度にデザインされています。ワイドな幅を持つ特殊な形状のリップと非常に相性の良いこのリップ角は、絶妙なバランスで理想的なアクションと巻き心地を両立させてあり、カバー攻略シャッドとして作られているD-BILL SAHDはベイトフィネスタックルを使用する事が前提となっているので軽い巻き心地の中でも必要な巻き抵抗を持っています。潜行レンジはSRで0.8~1m、MRで1.5mとされていますが、実際には両モデルとも50㎝ほど余計に潜っています。

ボディ形状

シャッドと言えば細身のシルエットを思い浮かべますが、D-BILL SAHDのボディ形状はどちらかというとシャッドというよりもクランクに近い太めのボディデザインになっています。スナッグレス性能を高めるため、あえてフローティングに設定したボディはレスポンスが高いのでしっかりと水を押し、本来シャッドが苦手とする濁りの入った状況やアピール力が必要な場面でも活躍出来るアクションを持っています。2枚の異なる磁石を組み合わせたデュアルマグネット式の重心移動システムは安定したキャスタビリティとスイムアクションを両立させ、キャスト時にはウエイトが外れて抜群のキャスタビリティーを発揮し、リトリーブ中のカバーコンタクト時にはウエイトが外れず、抜群のスイムバランスを実現しています。

ディービルシャッドの特徴と長所

ここではD-BILL SAHDが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

超高速~低速リトリーブまで対応出来る高いボディバランス

極めてハイバランスなボディを持つD-BILL SAHDは最近のシャッドらしく超高速から低速まで様々なリトリーブに対応し、どの様なスピードでもきっちりアクションする特性を持っています。現在主流となっているシャッドというとオープンウォーターでのバイト誘発率を高め、幅広いリトリーブスピードに対応出来るタイトなロールアクションをメインとしている物になりますが、D-BILL SAHDはカバー攻略に潜むバスを引き出せるだけのアピール力を持たせつつも、安定したリトリーブを可能とし、他のシャッドとは一線を画す作りとなっています。

シャッドとしてはトップクラスのスナッグレス性能

フローティング仕様で特殊なリップ形状を持つD-BILL SAHDはシャッドとは思えないようなスナッグレス性能を持っています。特徴的な幅広い形状の”ダックビルリップ”は根掛かりからフックを守るだけでなく、ストラクチャーにタッチした際に大きくコースを外れる事なく舐めるようにトレースする事が可能で、その驚異のスナッグレス性能はもはやD-BILL SAHDだけが持つ唯一無二の個性と言えるでしょう。

抜群のキャスタビリティーと使いやすさ

小さなボディで比較的軽量なシャッドはキャスタビリティーの低いモノも多く、少し使い難いルアージャンルと言えますが、D-BILL SAHDは最新式のツインマグネット式重心移動システムの効果で他のシャッドでは考えの方られないような抜群のキャスタビリティー性能を持っています。カバー周りで活躍する事が前提のD-BILL SAHDはベイトフィネスタックルでの使用がメインに設定されているので、スピニングタックルよりもキャスタビリティーが低いベイトフィネスタックルでも十分な飛距離が出るようにセッティングされています。

また、ただキャスト&リトリーブを続ける事の多いクランキンシャッドですが、D-BILL SAHDは軽い巻き心地の中にも、明確に”水を嚙んでいる抵抗感、使用感”というものを持っています。単調なキャスト&リトリーブであってもアングラーを飽きさせず、集中力を長続きさせる工夫があり、その様な作りもD-BILL SAHDの使いやすさにつながる部分となっています。

先生
先生
D-BILL SAHDはここまで特化した性能とディテールを持っていながらも、その本質を理解して使っているアングラーさんが非常に少ないルアーでもあります。D-BILL SAHDはカバーやストラクチャーに絡めて使うとその実力を発揮するカバー攻略特化型クランキンシャッドです。

ディービルシャッドの感想と今回のまとめ

同社の名作シャッドであるソウルシャッドと、良く比較されるD-BILL SAHDですが、そもそも使うシチュエーションやルアー自体の特性が大きく違います。ファットなボディで浮力を稼ぎ、フローティング仕様でカバーに強いリップ形状のD-BILL SAHDはシャッドらしく様々なリトリーブスピードに対応し、高い直進安定性とハイピッチなアクションを持っていますが、オープンウォーターで早巻きしてもその実力は発揮出来ません。カバーやストラクチャーに絡めて使うとその実力を発揮します。

他のシャッドのように、ジャークやトゥイッチもこなせる器用さを一切捨て去ってカバー攻略に特化したその特性はほとんどタイニークランクに近いモノがあります。ここまでカバーに強いシャッドは他に見当たらず、D-BILL SAHD独自の個性と言えるでしょう。

もちろん、クランクに近い特性を持ちつつもシャッドとしての強みもしっかりと備わっています。クランクのスナッグレス性能とアピール力、シャッドのバイト誘発力とプレッシャーやタフコンディションに強い実釣性能。クランクとシャッドの良いとこ取りをした様なD-BILL SAHDは、その特性をしっかり理解して使い込めば、皆さんの強力な手駒としてその実力を発揮してくれる事でしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

先生
先生
霞水系のリップラップやゴロタなどにコンタクトさせて使うと非常に良く釣れます。小規模なフィールドや野池でもめっぽう強く、プレッシャーが掛かったフィールドでは優秀なサーチベイトとして活躍してくれます。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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