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アピール力と食わせの融合!シマノ バンタム マクベスビッグ実釣インプレッション

クランクベイトマニアのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はシマノがリリースするマクベスシリーズの最新作、マクベスビッグの特徴を解説していきます。

Contents

マクベスビッグのスペック

Length : 75.0㎜
Weight : 21.0g
フローティング
Hook  :#2×2
カラー :10色

先生
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シリーズの長兄、マクベスビッグはマグナムクランクよりもひと回り小さなボディでとても存在感がありますが、クランクの個性でもあるアクションはとても特徴的なセッティングになっています。

マクベスビッグの構造と外見の特徴

ここではマクベスビッグの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

マクベスビッグのリップ形状は、他のマクベスシリーズと同じくスクエアリップとなっています。リップ側面の強度を保ちつつ鋭利にしたスラッシュエッジリップは、水キレが良くなることで、早い泳ぎ出しとキレのあるアクションを実現し、しっかりと水を掴んでハイピッチなウォブロールを生み出しますが、他のモデルと比べてリップ自体がひと回り小さく、短いのでアクションはシリーズ中最もタイトなアクション設定になっています。

リップの角度

出典:シマノ様

リップ角度はシャロークランクらしい角度となっていて、リップで受けた水の抵抗を効率良くアクションに変えることが出来ます。

ラインアイの位置はシリーズで唯一、オフセットのラインアイを採用し、独特なアクションが生きるような潜行角度とスイム時の水平姿勢を両立し、潜行レンジは約2m前後で、シリーズの中では最も潜ります。

ロッドを構える位置により、幅広いレンジを攻略することが可能な部分もマクベスビッグの特徴の一つで、アングラーの操作次第で様々なシチュエーションや状況に対応出来るスペックはシリーズ中トップクラスです。

ボディ形状

出典:シマノ様

マクベスビッグのボディ構造は、シリーズ共通の低重心化と理想のフックポジションを両立させるフックアイ一体成形ウェイトである”オーズウェイト”を採用しています。クランクベイトというルアーはボディが大きくなればなるほど水の抵抗も増えるので必然的に引き抵抗も重くなりますが、マクベスビッグは背中のラインを平たくする事で水を効率良く逃がして使いやすい巻き抵抗を実現しています。

出典:ルアマガ+様

上がマクベスタイニー、下、マクベスビッグ。マクベスビッグのセッティングは全体的に水を逃がしやすいのでシリーズを通して一番おとなしいアクションになってます。両者の背中のラインを見れば、マクベスビッグがいかに水を逃がしやすいボディ形状か良くわかります。

マクベスビッグの特徴と長所

ここではマクベスビッグが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

大きなボディによる強い水押しと高いアピール力!

クランクベイトとしてはかなり大柄な75㎜のボディレングスはとても水押が強く、遠く離れたバスにも効果的にアピールする事が出来ます。

水の濁りやローライトコンディションにも強く、特にバスが大型のベイトを追っている時には非常に有効で、マグナムクランクにも迫る存在感は通常のクランクベイトやマグナムクランクとのローテーションでも活躍してくれます。

食わせとアピール力のバランスが絶妙なスイムアクション!

シリーズで最大のボディサイズを有しながら、シリーズで一番ナチュラルなアクションを持つマクベスビッグは、オープンウォーターのただ巻きでもバイトに持ち込めるほどの高いバイト誘発力を持っています。

マクベスシリーズと言えば生粋のカバークランクとして有名ですが、マクベスビッグの特性はスイムベイトやビッグベイトに近いイメージです。カバー回避能力も他のシリーズと比べて低く、(カバー自体に弱いわけではありません。)総合的な使用感を考えると広範囲からバスを引き寄せてバイトに持ち込むスタンスの釣り方がマッチします。

ロッドの角度調整で幅広いレンジをカバーできる!!

マクベスビッグの潜行能力は約2m程度となっていますが、ロッドの角度次第でかなり広い範囲でレンジコントロールする事が出来ます。

特にマクベスビッグのような特性のクランクベイトにとって、この特徴はとても有効で、上手にレンジを調整してあげれば反応するバスの数が2倍にも3倍にもなり、守備範囲内であれば沈み物をかわす、タッチさせる。も自由に出来るこの能力は、ルアーに見向きもしないバスをバイトさせるトリガーになります。

先生
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マクベスビッグはカバー近くやストラクチャー、地形変化周りのオープンウォーターで使用し、その様な障害物に潜むバスを“引き出して釣る”釣り方を得意としています。

マクベスビッグの感想と今回のまとめ

マクベスシリーズの特徴を考えれば正統派カバークランクと思われがちなマクベスビッグですが、実際にはカバークランクとして使うよりもカバー周りやオープンウォーターで使うと実力を発揮するタイプのクランクベイトでした。

ウォブルとロールが絶妙なバランスでブレンドされたアクションはロッドの角度次第で様々なレンジを効率良くサーチする事が可能で、濁りの入った状況でバスが大きなベイトを盛んに追いかけている時は、高い実釣性能を発揮します。

以上の内容を踏まえるとマクベスビッグは一定の条件下でその実力を発揮する”特化型クランク”と言えますが、他に替えの無い独特な個性を持つマクベスビッグがとても有用に思えるのは私だけでしょうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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