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複合的なアピールでバイトを誘発!シマノ バンタム コマックサーフェス 実釣インプレッション

ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はシマノがリリースする実力派サーフェイスクランク、コマックサーフェスの特徴を解説していきます。

Contents

コマックサーフェスのスペック

出典:シマノ様

Length : 50.0㎜
Weight : 13.0g
フローティング
Hook  :TBL930 #4×1
カラー :10色

先生
先生
ギミックを全面に押し出した作りとかわいい見た目でネタルアーとして見られがちなコマックサーフェスですが、実際のアクションは高い実釣性能を備えたサーフェイスクランクと言えます。

コマックサーフェスの構造と外見の特徴

ここではコマックサーフェスの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

出典:シマノ様

コマックサーフェスのリップ形状は、横幅の広いワイドなラウンドリップとなっています。正面からの水の抵抗をしっかりと受け止めるリップは、水を掴んで力強く水を押し、水面に大きな引き波を立てます。

また、コマックサーフェスのリップ形状はサーフェイスクランクの割にスナッグレス性能も高く、ちょっとしたストラクチャーならかわす事が出来ます。

リップの角度

出典:シマノ様

リップ角度はサーフェイスクランクらしく、ほぼ垂直となっていて、正面で受けた水を左右へ逃がしながらアクションに変えています。

潜行レンジは0〜30㎝でラインアイの位置はちょうどボディとリップの付け根部分にあり、心地良い引き抵抗と共にウォブル主体のアクションを発生させます。気持ちロールが入るアクションは明滅効果も高く、サーフェイスレンジでのアピールアップに貢献しています。

ボディ形状

出典:シマノ様

マクベス50と同じルックスのボディは、サーフェイスクランクとしての魔改造が施されています。シリーズ共通のハイフロートボディは内部にワンノッカーサウンドを発するラトルを搭載し、テールには専用のコロラドブレードを装着。様々な追加装備を搭載した上でリバランスされたボディは、アクション時の安定性も高く、この手のクランクベイトに多いミスバイトを減らすオーバーサイズのフックを標準装備としています。

コマックサーフェスの特徴と長所

ここではコマックサーフェスが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

複合的な要素で構成されるアピール力!

通常のサーフェイスクランクはウォブルアクションによる強い水押しと、賑やかなラトルサウンドでアピールするものがほとんどですが、コマックサーフェスは通常のアピール要素にプラスしてテールに取り付けたブレードでアピール出来ます。

バスという魚はその時のコンデションや状況で反応しやすい要素というものが変化します。もちろん、様々な要素を持ったルアーの方が有利になりますが、色々な要素をただ詰め込んだだけでは本来の実力を発揮出来ません。

本当に釣れるアクションを引き出すにはそれぞれの特徴や相性を考えてセットアップする必要がありますが、コマックサーフェスの場合はそれぞれの要素が上手にミックスアップされているルアーといって良いでしょう。

オーバーサイズのフック搭載でフッキング成功率アップ!

トレブルフックをフロントに1本搭載したこの手のトップウォータープラグは、基本的にフックアップ率が優秀ではありません。

特にサーフェイスクランクのように動き続けるタイプのトップウォータープラグはその傾向が強くなりますが、コマックサーフェスはオーバーサイズのフックを標準装備とする事でそのデメリットを最小限に抑えています。

しかし、コマックサーフェスが本当に優秀な部分は大型のフックやラトル、ブレードを搭載しても高い浮力とアクションを保てている所です。

通常のサーフェイスクランクであれば、この中のどれか一つでも採用すればボディバランスが大きく変わって別物のルアーとなってしまうでしょう。

この様なたくさんのギミックを搭載してもなお、ボディバランスを保てるコマックサーフェスはいかにサーフェイスクランクとしての完成度が高いか良くわかる仕上がりになっています。

ちょっとしたストラクチャーなら簡単にかわすスナッグレス性能!

サーフェイスクランクは基本的にオープンウォーターで活躍する事が多く、ほとんどの場合はアクションを優先した設計のためスナッグレス性能がそれほど高くありませんが、コマックサーフェスはサーフェイスクランクらしからぬ優秀なスナッグレス性能を持っています。

もちろん、スクエアリップを持つような通常のクランクベイトと比べればスタックしやすくなりますが、マクベス50譲りのファットなボディがもたらす高い浮力と、セミラウンドのリップ形状は、水面付近まで迫るレイダウンなどウッドカバーのみならず、ウィードやヒシモなどのベジテーションが絡むエリアの攻略も可能にします。

先生
先生
コマックサーフェスは水押しとラトルサウンド、ブレードのバイブレーションとフラッシングという複合的なアピール力が最大の魅力となっています。カバー耐性も高く、様々なシチュエーションで活躍する特性が非常に優秀です。

コマックサーフェスの感想と今回のまとめ

「羊の皮をかぶったオオカミ」という言葉を良く耳にしますが、コマックサーフェスはまさにその言葉がしっくりくるクランクベイトです。

そのファンシーな見た目とテールのブレードは思わず「どこまで本気なの?」と問いかけてしまいそうですが、一度水面に浮かべれば、たくましいほどの実釣性能を見せてくれます。

特に他のサーフェイスクランクには無い、ブレードによるアピールが強烈で非常に効果的で、適度なバイブレーションとフラッシングはサイズの大小にかかわらず、たくさんのバスを水面に引き付けます。

また、サーフェイスクランクとしては高いスナッグレス性能も優秀。

その性能を生かしてバズベイトのフォローとして使えば高活性なバスを一網打尽にでき、ただ投げて巻くだけで簡単に実力を発揮するので様々なシチュエーションで使え、アングラーのスキルを問いません。

正直なところ、コマックサーフェスを購入するにはある程度の思い切りと勢いが必要かもしれません。カワイイ見た目は下手をするとボックスのマスコットになりかねませんが、それでもこのルアーの個性は、その決断に値するだけの価値を持っていますよ。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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