ルアーインプレッション PR

イマカツ アイアンマウス&ジャギマウス ルアーインプレッション

金属リップを搭載したハイアピールコンセプトのペンシルポッパー

ちかみやが実際に使用してのレビューとインプレションを織り交ぜながら、ルアーの外観や形状、構造からそのルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説していくルアーインプレッションのコーナー。
今回はイマカツのアイアンマウス&ジャギマウス、こちらの2モデルについてレビュー&インプレションをしてみたいと思います。

 

イマカツといえば数々のトーナメンターを抱え、コアなファンも数多く存在する人気&実力は業界トップクラスのルアーメーカーです。
ルアーメーカーとしては比較的新しいメーカーの分類されますが、今までトーナメントで培ってきた経験をバックボーンに数々のルアーをリリースし、そのどれもが実戦第一主義を掲げるような実力派ばかりです。

今回はそんなイマカツがリリースしたペンシルポッパー、アイアンマウス&ジャギマウスの特徴と実力を確かめてみましょう。

先生
先生
アイアンマウス&ジャギマウスは金属リップの形状が異なるだけで、基本的には同一のルアーです。

Contents

アイアンマウス&ジャギマウスのスペック

出典:イマカツ様

・スペック
Length 128mm
Weight 25g
フローティング
カラー:アイアンマウス14色、ジャギマウス11色

以下はメーカーホームページより製品紹介文を引用します。

広範囲高速サーチ型 スプラッシャーペンシル
プラスティックと金属の融合が新たな世界を切り開く!

爆飛沫型爆遠投系
アイアンマウスの特徴は向かい風をものともしない超遠投性能、
そして、まるでベイトフィッシュが水面に追い詰められているのかと
見間違うようなスプラッシュを伴うキレのある高速ドッグウォークアクションにあります。

アイアンマウスはペンシルベイト特有の幅のあるドッグウォーク、
そしてスプラッシュを伴う移動距離の少ないテーブルターンも得意としますが、
アイアンマウスの威力を最も発揮するのがバスのフィーディングインスティンクト(狩猟本能)のスイッチを入れる激しいスプラッシュを伴ったノンストップ・高速ドッグウォークです。

フィッシュイーターに追われ水面を逃げ惑うベイトフィッシュの動きと飛沫を演出することで、バスが持つ狩猟本能、競争本能のトリガーを強く刺激し、他のルアーでは見られないほど激しい水面バイトを誘発します。

ここからはジャギマウスの製品説明文です。

水の切り裂き方が違う
ビッグスプラッシュ&ビッグスライドを生み出す

血飛沫型爆遠投系
スプラッシュ&スプラッシュ責めに特化したジャギマウス。
特徴は大きく張り出した極薄金属カップ。
水面を切り裂き、激しいスプラッシュで、フィッシュイーターに追われ水面を逃げ惑う
ベイトフィッシュを演出します。

アイアンマウス譲りの向かい風をものともしない超遠投性能と
高い直進性能で狙いたいスポットを直撃することが可能です。

出典:イマカツ様

アイアンマウス&ジャギマウスの構造的特徴

アイアンマウス&ジャギマウスで共通のボディ構造は下向きアイで後方重心、約15度の浮き姿勢で水平よりの斜め浮き。とこの手のルアーでは王道的なセッティングになっています。ロッドワークに素直に反応し、非常にドックウォークアクションをつけやすいルアーに設計されています。内部には大型ラトル兼ウエイトを搭載し、ゴロゴロとしたワンノッカーサウンドを発生させます。

フロント部分に装着される金属カップがこのルアー最大の特徴になっていていますが、アイアンマウス&ジャギマウスはこの金属カップの形状が違い、大きなスライド幅のドックウォークやテーブルターン、スプラッシュ、高速ドッグウォークなどオールマイティーなアイアンマウスに対し、ジャギマウスは金属カップがアイアンマウスよりも大きい分、水の抵抗が大きいのでスライド幅が小さくなってしまいますが、よりアピール力が高い激しいスプラッシュを得意とします。

先生
先生
ジャギマウスはアイアンマウスのバーサタイル性を犠牲にしてアピール力の大幅アップを図ったアイアンマウスの特化モデルという位置付けになります。

Detail - ディテール –
極薄高高度金属カップ


広範囲へのスプラッシュと移動距離を抑えた
高速ドッグウォークアクションを実現しています。


ビッグスプラッシュ&ビッグスライドを
生み出すジャギマウス

・空気抵抗を考え抜かれたエアロダイナミックボディ

空気抵抗を考え抜かれたエアロダイナミックボディと、最適な重心位置との融合により、
直進性に優れた飛行姿勢を実現。
またファットなテール形状により、ドッグウォークアクション時の首振りターンのキレが向上し、軽いロッドワークでもスプラッシュを発生しやすくなっています。

出典:イマカツ様

アイアンマウス&ジャギマウスのアピールポイント

ここではアイアンマウス&ジャギマウスが持つ大きな特徴を3つに絞ってご紹介します。
それぞれのルアーが持つ個性や特性、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

・ハイアピールを可能にする金属カップ

アイアンマウス&ジャギマウスといえばフロント部分にある金属カップですね。
とても良く出来ているなと関心するのは、水を掴みすぎてアクションが破綻しないよう、この金属カップが網目状の構造をしている部分で、余分な水圧を逃がして絶妙なバランスでアピール力とアクションを両立させる役目を果たしています。アイアンマウス&ジャギマウスがハイアピールを保ちながらキレの良いアクションが出来るのも、こういった細部の工夫があるからなんですね。

・素直な操作性

アイアンマウス&ジャギマウスはボディの浮力とウエイトのバランス、浮き姿勢が良いのでアングラーのイメージ通りにアクションをしてくれる高い操作性を持っています。着水からの出だしに関してはややもたつく事がありますが、全体的に見ればとても素直でアクションさせやすいルアーと言えます。

・意外なほど芸達者

この手のペンシルポッパーは理想とするアクションが決まっている事が多く、決められた一定のアクションでしか高い性能を引き出せない事が多々ありますが、アイアンマウスは意外なほど色々なアクションをこなす事が出来ます。デッドスローなテーブルターンからある程度のスピーディーでワイドなドックウォークにも対応する事が可能で、私たちアングラーに懐の深さと器用さを見せてくれます。

ちなみにジャギマウスの方は特化モデルのため、アイアンマウスと比べそれほど器用ではないのでご注意ください。

先生
先生
もちろん、ペンシルベイトに必須のキャスタビリティーも必要にして十分な性能を持っていますよ。

アイアンマウス&ジャギマウスを使った個人的感想と活躍する場面

出典:イマカツ様

ブラックはトップウォータープラグのカラーの中では定番中の定番色ですね。

アイアンマウスを使ってはじめに強く感じたのはアピール力の高さです。

金属カップが発するスプラッシュが想像以上に大きく、広範囲に渡ってアピールする事が出来ます。そのため広範囲をスピーディーにサーチするパイロットルアーとしての運用はもちろん、その高い操作性を活かしてピンスポットの攻略にも使えるペンシルポッパーで、一つ持っていれば色々な使い方の出来るルアーというイメージを持ちました。

有効な使い方としては朝夕のマズメ時に遠投の効くキャスタビリティーとアピール力の高さを活かし、手早く広範囲をチェックするサーチベイトとしての使い方が効果的です。基本的には荒天時を苦手とするペンシルベイトでもアイアンマウス&ジャギマウスのアピール力であれば多少のラフウォーターでもエリア一帯の状況とバスの状態を確認する事が出来るので、そのような天候の時にこそ出番を作る使い方が非常に有用な使い方になります。

How to - 使用法 –
スプラッシュを伴う高速ドッグウォークの場合、
遠投の着水直後から極力ラインを水面に落とさないよう最初はロッドを立てて
強めに煽りドッグウォークさせます。
ルアーがキャスト距離の中間地点を過ぎたあたりで今度はクイックにロッドを下げ、
ラインと水面の角度を上手く保ってルアーが水面から飛び出さないように
ロッド位置を操作するのがコツです。
大きなスライド幅、低速テーブルターン、スプラッシュ、高速ドッグウォークを
バランスよく発揮するアイアンマウスに対し、ジャギマウスはスライド幅を抑え、
低速から高速においてより激しいスプラッシュを得意とします。
フロロカーボンライン対応設計ですが、PEラインやナイロンラインを使用することで
より激しいスプラッシュを発生させることができます。

<適合タックル>
ロッド:6~6.6ft ミディアム~ミディアムヘビーアクションロッド
ライン:フロロカーボン 10~13lb、ナイロン 10~16lb、PE 2~3号

出典:イマカツ様

先生
先生
アイアンマウス&ジャギマウスの優れている部分は、高いアピール力とストレスフリーな使い心地ですね。

まとめ

出典:イマカツ様

ピンクはどんな天候でも視認性が高いカラーなのでトップウォーターゲームでは重宝するカラーなんです。

金属リップを搭載したハイアピールコンセプトのペンシルポッパーアイアンマウス&ジャギマウスのインプレション&レビューはここまでとなります。

前回紹介したブラキオスティックやシャワーブロースなど、似たようなボディデザインのペンシルポッパーは今までたくさん使い込んできたので、アイアンマウス&ジャギマウスの外見を見た時、正直なところ同じようなテイストのルアーだろうと思っていましたが、実際に使い込んで見ると予想をはるかに上回るアピール力と操作性を持ったペンシルポッパーでした。昔はコットンコーデルのペンシルポッパーくらいしか無かったこのカテゴリーも、今では個性を押し出して他のルアーと差別化をはかり、存在価値を生み出す必要性があるほど激戦区になったカテゴリーなのかもしれませんね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

※オマケ

アイアンマウスで検索すると、なぜかこのキャラクターの画像が大量に出て来ました。

何でもセーラームーンのキャラクターでアイアンマウスという名前らしいですよ。

必殺技は「ギャラクティカ・クランチ」。

なんかとっても強そうですねぇ(笑)

 

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