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カバー職人おすすめ!釣果に差が出る高性能カバー撃ちロッド5選とリール、ラインのタックルセッティングとは?

目と鼻の先で繰り広げられるような近距離戦で、パワーフィッシングの代名詞ともなっているカバー撃ち。バス釣りの中でも1.2を争うほどのダイナミックさで、手堅く釣果を積み上げる事も可能なこのスタイルは、ビッグフィッシュ率も高く非常に強力なゲームスタイルである反面、ちょっとしたアプローチの違いやタックルセッティングが釣果や難易度を大きく変える繊細さを持ち合わせています。多くのアングラーが実践するシンプルがゆえに奥深いカバーゲームは、どれだけ長時間・正確に・カバーを攻略し続ける事が出来るか?が釣果に直結する重要なファクターとなりますが、今回は、そんなカバー撃ちを強力にサポートし、より多くの釣果をもたらしてくれる魔法のようなロッド達とそのパフォーマンスをさらに引き出してくれるリールとラインのトータルセッティングをご紹介します。

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ちょっとしたタックルセッティングの違いが使いやすさや操作性を大きく左右するカバー撃ち。しっかりとした理論に裏付けられたタックル群はアングラーを強力にサポートして釣果の底上げを手助けしてくれます!!

Contents

カバー撃ちロッドに求められるロッドの性能とは?

カバー撃ちはタフコンデションにも強く、ビッグバス率も高いスタイルの1つ。誰もがエントリーしやすい釣りだからこそ、しっかりとしたアプローチが釣果を大きく左右します。

対峙するシチュエーションやゲームスタイルによって、様々な性能が求められるバスロッド。その中でもカバー撃ちで使用するロッドに求められるスペックというのは非常にハッキリしています。最近ではタックルの性能アップも著しく、様々なシチュエーションにより広く対応出来るロッドも増えていますが、カバー撃ちロッドに関しては必ず必要不可欠となる性能がいくつか存在します。これからカバー撃ちロッドを手に入れたいと考えている方は、候補のロッドにこれから紹介する性能がちゃんと備わっているいるかどうか?をチェックしてみて下さい。

カバー内のバスをしっかりと誘導出来るロッドパワー

カバー撃ちでは必然的にカバー内やその周辺でバイトに持ち込む事がほとんどとなりますが、せっかくフッキングにまで持ち込んだバスでもキャッチ出来なければ意味がありません。カバー撃ちでのキャッチ率を大幅に向上させるにはビッグバスの暴力的なパワーにも負けず、常に主導権を握り続ける事の出来る十分なロッドパワーが何よりも優先すべき必須スペックであると同時に必要不可欠な性能と言えるでしょう。

必要最低限のロッドパワーは、カバーの濃さや厚さ、バスのアベレージサイズ等様々な要素に左右される部分が多いため、一概には言い切れませんが、最低でもMHクラス、どんなフィールドやシチュエーションでもストレス無く使いたいならHクラスかそれ以上がベストと言えるでしょう。

正確なアプローチ可能にするロッドバランスとキャストコントロール性

狙ったスポットへの正確なアプローチは、カバー撃ちでの釣果を大きく左右する重要な要素の1つ。カバー撃ちでターゲットとしているバスは基本的にナーバスでストライクゾーンが狭く、ちょっとキャストが届かなかっただけでもバイトに至らない事が多々あります。また、中途半端なアプローチはバスに余計なプレッシャーを掛けてしまうためキャストのアキュラシー精度(正確さ)は皆さんがイメージしている以上に大切なファクターと言えるでしょう。キャストの精度を上げるにはロッドの長さや重さ、トータルのタックルバランス等様々な要素が複雑に絡み合いますが、一般的に接近戦がメインとなるカバー撃ちでは、取り回しやすい範囲でやや長めのロッドレングスである6フィート後半から7フィート前半くらいまでが使いやすいでしょう。

様々なウエイトのリグをイメージ通り操作できる高い操作性

カバー撃ちでで多用されるリグと言えばラバージグやテキサスリグ、リーダーレスダウンショット(直リグ)やノーシンカーまで幅広くありますが、昨今のフィールドではカバーにリグを落とすだけではバイトに持ち込めない事も多く、リグをイメージ通り繊細にアクションさせられる高い操作性は必須の性能となってきています。またリグの重さ(ウエイト)もひと昔前と比べて多様化しており、様々なウエイト帯のリグをしっかりとコントロール出来る高い操作性は、カバー撃ちで釣果を残すためになくてはならない性能と言えるでしょう。

カバー撃ちロッドおすすめ5選

ここでは上記したカバー撃ちで必須となる性能をバランス良く兼ね備え、どんなシチュエーションでも信頼して使うことが出来るカバー撃ちロッドを5つ紹介します。必要な性能をしっかりと詰め込んだ理想的なスペックは非常に扱いやすく、高い実釣性能は皆さんのカバーゲームのレベルアップに大きく貢献してくれるでしょう。

フェンウィック リンクス LINKS70CHJ


スペック
長さ:2.13m(7.0ft)
重さ:129g
パワークラス:H(ヘビー)
適合ルアーウエイト:7g(1/4oz)~28g(1oz)
適合ライン:10~20LB
テーパー:R(レギュラーテーパー)

ガチガチなカバーロッドが多い中、軽量なリグでもしっかり曲がってキャストしやすいマイルドなテーパーと、初心者でも扱いやすい7ftジャストのレングス設定が印象的なフェンウィックのリンクスLINKS70CHJは、優秀なコストパフォーマンスを実現しながらも必要性能をしっかりと封じ込めたおすすめのモデル。長年に渡ってバス釣りを楽しんできたエキスパートでさえも、文句をつけられない様な高い完成度と仕上がりは、様々なシチュエーションでのカバー攻略において、なくてはならない存在となるでしょう。

シマノ エクスプライド 172H


スペック
長さ:2.18m(7.2ft)
重さ:120g
パワークラス:H(ヘビー)
適合ルアーウエイト:14g(1/2oz)~42g(1・1/2oz)
適合ライン:12~25LB
テーパー:F(ファーストテーパー)

カバー周りのジグ&テキサスから1ozクラスのハードベイトまで、カバー撃ちで活躍するリグとルアーをほとんどカバーする事の出来るシマノのエクスプライド172Hは、軽やかな取り回しとヘビーカバー&ビッグバスにパワーが負けないパワーが融合したロッド。接近戦で抜群の使いやすさを誇り、優秀なロッドバランスと絶妙なレングスはカバー撃ちに不慣れなアングラーさんでも高精度なカバー攻略を実現してくれます。

ダイワ リベリオン 701HXB-ST


スペック
長さ:2.13m(7.0ft)
重さ:117g
パワークラス:H(ヘビー)
適合ルアーウエイト:11g(3/8oz)~42g(1・1/2oz)
適合ライン:12~25LB 
テーパー:XF(エクストラファーストテーパー)

近年脚光を浴びているヘビーロッド+ソリッドティップの組み合わせを持つリベリオンの701HXB‐STは数あるカバー撃ちロッドの中でも先進的な存在。2クラス上位の機種に採用されてもおかしくないようなハイスペックブランクに様々な技術を惜しげもなく投入した作りは凄まじいまでの実釣性能を誇ります。やや硬めのソリッドティップは細かいリグの操作を可能とし、チューブラーティップでは感じ取れないボトムやルアーの情報を感じとるだけでなく、より込み入ったカバーへタイトにアプローチすることが出来ます。柔軟なソリッドティップではスタックしてしまうハードボトムやカバーの中でもかわす動作にもっていけるコントロール性はテキサスリグやジグをカバーやストラクチャーに入れ込んで繊細に誘うカバー撃ちだけでなく、フリーリグからリーダーレスダウンショット、ヘビキャロにも高次元に対応する懐の深さを持っています。

レジットデザイン  WILD SIDE WSC72H+


スペック
長さ:2.18m(7.2ft)
重さ:151g
パワークラス:H+(ヘビープラス )
適合ルアーウエイト:7g(1/4oz)~35g(1・1/4oz) 
適合ライン:12~25LB
テーパー:RF(レギュラーファーストテーパー)

レジットデザインらしい、ミックスカーボンによる独特なブランクセッティングを持つWSC72H+はアラミド繊維による”モチッ”としたトルクフルなブランクが特徴的。40t、30t、24tという弾性の異なる3種類のカーボンを適所に配し、アラミド繊維による補強を施したパワー重視のロッドビルドは、ルアーの重みをしっかり乗せることができ、軽量なリグをセンシティブにコントロール出来るキャスタビリティと、掛けたバスをカバーごとリフトする事が出来る復元力を兼ね備えています。トルクフルなロッドながらも優れた操作性と感度を有しているのは、ブランクの性能を最大限引き出すオリジナルガイドセッティングの賜物です。

ノリーズ ロードランナー ストラクチャー STN720H 


スペック
長さ:2.19m(7.2ft)
重さ:147g
パワークラス:H(ヘビー)
適合ルアーウエイト:10.5g(3/8oz)~28g(1oz)
適合ライン:14~20LB
テーパー:F(ファーストテーパー)

7.2ftのロングレングスながら、非常にシャープな操作性が際立つノリーズのSTN720Hは、ヘビーカバーを撃ち続ける鉄板のバルキーテキサスはもちろん、軽めのウエイトを用いたフィネスジグやロングワームを使用したネコリグなどのトリッキーリグにも対応する繊細さを持ち合わせた1本。張りとトルクをバランスさせ、強靭土を引き上げたバットパワーは、パワフルなフッキングが求められるガード付きラバージグでのカバー越しのフッキングもしっかりと決めることはもちろん、ビッグバス相手でもそのまま主導権を握れるほどのパワーを有しています。スペック表記はやや控え目ですが、実際に使用可能なラインとウエイトの幅は、1.5oz、フロロ25℔ラインと組み合わせても余裕を感じるレベルです。

カバー撃ちにおすすめのリールとそのスペックとは?

カバー撃ちに使うリールにもロッドと同様に様々な要素が求められます。ラインキャパシティーはもちろん、早い巻き上げを実現する高いギヤ比やパワーゲームにもビクともしないようなリールの剛性、そして正確なキャストに大切な軽量でコンパクトなボディなどが代表的なものと言えるでしょう。多岐に渡る性能をバランス良く持ち合わせるリールは数える程度しかありませんが、下記に紹介する機種などはカバー撃ちに最も適したマシンと言えるでしょう。


シマノを代表するリールの1つであるメタニウムは、コンパクトなボディをベースにギヤ比8.1:1を誇るハイスピードな巻き取りと優秀な剛性感を見事に融合した名作ベイトリール。カバー撃ちリールとしてほぼ完璧と言える作りと基本スペックは、他のゲームスタイルにも対応可能な懐の深さも持っています。


ハンドル1回転106cm、ギア比10.0:1でハイスピードな巻き取りが可能なジリオン10は、数あるベイトリールの中で最もカバー撃ちに最も適したリールの1つと言えるでしょう。フルメタルハウジング採用したボディは剛性も高く、ジリオンであればあらゆるヘビーカバーを全力で攻め込む事が出来ます。

カバー撃ちにおすすめのラインとは?

カバー撃ちで使用するラインはフロロカーボンかPEラインの2択と言えるでしょう。それぞれにメリット、デメリットがあり、使い手の好みやスタイルによって最適解は異なります。また、カバーの種類やタックルセッティングなどでも使い分けが必要となってきます。

フロロカーボンラインのメリット

フロロカーボンは摩耗に強く、しなやかながら強いハリを持っているのでライントラブルも少ないのが特徴。多少の劣化であれば強度の低下も少なく扱いやすい性格は、様々なシチュエーションで幅広く活躍する事が出来ます。対するカバーがレイダウンやゴミ溜まりなど、ラインがカバーやストラクチャーと擦れるようなシチュエーションでは、フロロカーボンがベストなチョイスと言えるでしょう。

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フロロカーボンの場合は16lb~25lbをメインに、状況やシチュエーションによって使い分けます。ハイプレッシャー時やタフコンデション下で、バスがラインを嫌う場合も意外と多いのも事実。そんな時はフロロカーボンの出番です!


カバー撃ちで様々なフロロカーボンラインを長年使い込んで来ましたが、個人的に最強だと感じているのはサンラインのシューター。非常に優秀な強度と耐摩耗性は、カバー内のビッグバスとも安心してやり取りする事が出来ます。

PEラインのメリット

PEラインの特徴と言えば、何と言ってもその強度と感度と言えるでしょう。細い直径でも十分すぎるほどの強度と糸グセの付きにくい性格は、よりスムーズなカバー撃ちを可能とします。扱いによっては高切れを起こしてしまったり、ノット部分がスッポ抜けるなどメリットとデメリットが強く、どちらかというと中~上級者向けのラインと言えますが、カナダモやエビモで形成されるウィードやヒシモやスイレンといったリリパッド、アシやガマなどのベジテーション系カバーではフロロカーボンを凌駕する実釣性能を発揮します。

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熟練のフリッパーやエキスパートに愛用される事の多いPEライン。ややクセの強い特性は経験者向きと言えますが、一定の条件下では無敵の性能を誇ります!


豊富なラインナップとトラブルレスな特性で国内のみならず本場アメリカでも高い人気を誇るサンライン発のバス用PEラインシューター・ステューター。高い耐摩耗性能はPEラインのデメリットを打ち消してメリットを引き立たせます。

釣果に差が出る高性能カバー撃ちロッド5選とリール、ラインのセッティング 最後に・・・

様々なロッドを用途別に使い分け、より多くのアドバンテージを活かしながら釣果を積み上げて行くのがバスフィッシングにおける上達の近道と言えるでしょう。シチュエーションによって最適と言えるタックルをセレクトするにはそのゲームスタイルに対する深い知識が必要となるのはもちろんですが、特にバスフィッシングにおいてはウキなどを使わないため、他の釣りと比べてタックルのトータルセッティングが釣果を左右してしまう場面は多々あります。今回紹介したカバー撃ちなどは良い例で、アングラー個々のスキル差がこれほどまでに結果を左右する釣りはそうそう無いと言えますが、昔から「良い道具は使い手を助ける」と言う言葉があります。タックル次第でガラリと変わるカバー撃ちの世界を、ぜひ皆さんも最高の道具と共に攻略してみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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