バス釣りの本質集 PR

ゾディアス164L-BFSってどんなロッド?購入前に教えたい使用感とその特徴

ハイエンドモデルなどに採用されるカーボンモノコックを搭載し、一躍注目のロッドとなった新・ゾディアスシリーズ。
高いコストパフォーマンスとエキスパートも納得の性能で市場でも評価の高い20ゾディアスはエントリーモデルとしても非常に優秀で遠征時のサブロッドや新しいスタイルに挑戦する時の最初の一本としてはベストなロッドと言えるでしょう。

その中でも20ゾディアス164L-BFSは、ベイトフィネスのベーシックモデルとして最も人気のあるモデルであり、気になっている方も多いと思います。

今回はそんなゾディアス164L-BFSを実釣で使い込んできました。その際に感じた個人的な使用感や感想、抱いたイメージを交えてその特徴を皆さんにお伝えしてみたいと思います。

Contents

2020 ゾディアス164L-BFSのスペック

長さ:1.93cm(6.4ft)
継数:2本
仕舞寸法:166.7cm
重さ:92g
適合ルアーウエイト:4~12g
適合ライン(フロロ・ナイロン):6~12ポンド
グリップ長:209㎜
テーパー:FF(エクストラファーストテーパー)

2020ゾディアス164L-BFSの外観とデザインの特徴

全体的なデザイン

ブラックをメインに、アクセントのレッドカラーが入った外観はとてもカッコ良くスパルタンなイメージを受けます。コストパフォーマンスを重視したロッドとして初めて採用されたカーボンモノコックグリップは、ロッド全体を軽量化して高いバランスと感度で、低価格ロッドとは思えないほどの性能を発揮します。

グリップの長さ

出典:シマノ様

扱いやすさや使用感、取り回しに影響するグリップ長は209㎜。シングルハンドでも振り切りやすいグリップ長はロングキャストよりもリグの操作性にフォーカスしたセッティングになっています。

ブランク

ロッドの性能を大きく左右するロッドブランクは中弾性カーボンをメインマテリアルにハイパワーXで補強したエキストラファーストテーパーのブランクを採用しています。
全体的にシャープな印象を受けるブランクは適度なしなやかさも併せ持ち、6.4フィートのレングスと先調子のテーパーは非常に繊細なリグの操作を可能としています。

リールシート

出典:シマノ様

コストパフォーマンスを優先しながらもリールシートはシマノの最新型リールシートであるパーフェクションシートXTを採用。独自のカーボン強化素材CI4+を使用しコンパクトで手の小さい方でも握りやすく、ロッドの軽量化にも一役買っています。使いやすいリールシートは感度と操作性が高いのはもちろん、長時間の使用でも疲れにくく、集中力の途切れやすい初心者には強い味方となってくれます。

ガイド

ステンレスフレーム+アルコナイトリングのガイドは必要にして十分な性能を持っています。計10個のガイドはマイクロガイドセッティングと搭載されトップガイドはSicを採用。必要な部分にはしっかりコストをかけて高い実釣性能とコストパフォーマンスを両立させている部分は旧モデルと同様でゾディアスが高く評価されている理由となっています。

先生
先生
アルコナイトはPEラインでけずれてしまうというウワサがありますが、そんなことはありませんよ。アルコナイトの特性に関してはこちらの記事で解説しています。
アルコナイトってどうなの?導入が心配な方に教えたい本当の性能2015年に登場したシマノの「ゾディアスシリーズ」が採用して一躍有名になったアルコナイトリング。最近では多くのエントリーモデルに採用され...

2020 ゾディアス164L-BFSの特徴

ここではゾディアス164L-BFS実際に使用して感じた、優れた特徴を3つご紹介します。
このロッドが持つ特性が理解出来ればゾディアス164L-BFSがどのようなロッドなのかイメージしやすくなります。

テストしたルアーの一部。ここに写っているモノ以外にも様々なウエイトと大きさのネコリグやスモラバ、ダウンショットリグやライトテキサス、ジグヘッドキャロ、ヘビーダウンショット、大型のネコリグなどをテストしています。

絶妙なロッドバランスで高い操作性と取り回しを両立!

自重92gで6.4フィートのゾディアス164L-BFSはリアグリップも短いのでとても軽快な取り回しが可能です。

また、ライトラインの使用を前提にしたマイクロガイドはダルになりがちな中弾性カーボンのブランクにしゃっきりとしたハリと感度を与えており、スピニングタックルと遜色ない高い操作性はワームの細かい操作が本当にやりやすくなっています。

スピニングタックルではパワー面で不安が残るシチュエーションで地形変化や沈み物周辺をライトリグでチェックする時、ゾディアス164L-BFSがあれば非常に重宝するでしょう。

小型ハードベイトにもマッチするティップセクション

現在2モデルがリリースされているゾディアスのベイトフィネスロッドですが、ゾディアス164L-BFSはハードベイトにも高い適正を持っています。

特に7g程度のシャッドプラグとの相性が良く、キャストからリトリーブまでとてもスマートにこなす事が出来ます。絶妙な硬さのティップはバイトに追従してフックアップさせるノリの良さとバスに主導権を渡さないパワーを併せ持ち、高いレベルのライトプラッギンゲームを提供してくれます。

使いやすく素直な性格は最初の一本にうってつけ!

良い意味でクセが無く悪い意味で個性の無い素直な性格は、初めてベイトフィネスに挑戦する初心者でも扱いやすく最初の一本にうってつけです。様々なルアーに対応する懐の深さは色々なルアーを使い込むのに好都合で、アングラーのスキルアップにとても貢献してくれます。

また、基本性能の高いゾディアスはエキスパートアングラーでも納得できる性能を持っているので持ち込むタックルに制限があるオカッパリやボートフィッシングのバックシート、遠征先のサブロッドとしても非常に有用です。初心者、エキスパート問わず、一本持っていると何かと応用が効いてとても便利なロッドです。

ゾディアス164L-BFSの使用感とインプレッションまとめ

高い操作性を活かしたワームの釣りだけでなく、ライトプラッギングにも対応するゾディアスの164L-BFSは、初めてのベイトフィネスロッドとしてとてもおすすめです。

ゾディアス164L-BFSと相性抜群のリグ&ルアー
・3~5インチ程度のネコリグ
・総重量5~7gのスモラバ
・2.5~5gシンカーを使ったダウンショットリグ
・4インチまでのノーシンカー
・小型のトップウォータープラグ
・小型のジャークベイト
・シャッド
・プロップベイト

以上がゾディアス164L-BFSと相性抜群のリグとルアーになります。

6.4フィートのレングスでとても取り回しが良く、繊細なティップセクションを持つゾディアス164L-BFSはライトリグの細かい操作がやりやすいのでアングラーのイメージ通りにリグを動かしやすいとても操作性の優れたロッドです。

特に5~10g程度のネコリグやスモラバ、ダウンショットリグなど、シェイクを多用するリグには最高のマッチングを見せ、やや先重りのあるロッドバランスはロッドを下に向けて構えるとたるんだラインを弾くようなシェイクも可能。カバーにライトリグを打ち込む正統派ベイトフィネスというよりは、その操作性と手返しの良さを活かしてオープンウォーターの攻略に特化したスピニングタックルの延長のようなベイトフィネスと言えるでしょう。

また、絶妙な硬さのティップはタイニープラグとの相性も抜群。

カバー周りで強引なファイトが求められるシャッドゲームや、プロップベイトの釣りでは心強い相棒となってくれるでしょう。

操作しやすいロッドの長さと細かい調整ができる繊細なティップが非常に好印象でした。水中のライトリグを思い通り動かせるスペックはミドルクラスのロッドに負けないくらいの性能を持っているのでこれからベイトフィネスゲームをはじめる方にとっては本当におすすめのロッドになっています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


ベイトフィネスロッドを選ぶ時のコツと具体的なタックルセッティングこちら!!

釣果につながるベイトフィネスタックルおすすめの使い方とは?近年ではベイトリールの革新的な進化によってベイトフィネスが一般的に浸透してきました。一昔前と比べ、かなり高性能なリールが増えてきたおかげ...
ベイトフィネスタックルのおすすめな使い方 その1 カバー攻略特化型今回はベイトフィネスの基本でもあるカバー攻略に特化したベイトフィネスのメリットや使い方、おすすめのタックルを紹介、解説していきます。 ...
ベイトフィネスタックルのおすすめな使い方 その2 操作性重視型 ベイトフィネスタックルのおすすめな使い方 その2 操作性重視型 前回に引き続いて今回はベイトフィネスの主流の一つである操...
巻物特化型ベイトフィネスのメリットとタックルテンプレート 巻物特化型ベイトフィネスのメリットとタックルテンプレート 小型プラグでベイトタックルを使用出来るというのはたくさん...

 

こちらの記事もおすすめ!