細部まで考えられたハイバランスなボディが最大の特徴!
キレのあるハイピッチロールで魚を狂わす次世代型ロングビルミノー!!
ダウズビドーは何個か持っているけど買った事がないちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回は、ジャッカルが送り出した大人気のロングビルミノー?ダウズビドー90SPをインプレションしてみたいと思います。
Contents
ダウズビドー90SPのスペック
Length : 90mm
Weight : 10.7g
サスペンド
Hook :#7×3
ダウズビドーの構造と外見の特徴
ダウズビドーの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。高速リトリーブ+タイトなロールアクションという明確なコンセプトを持っているダウズビドーは、目的のアクションを出しやすくするための、特化した作りを持っています。
リップの形状
ダウズビドーのリップ形状は、先端から中央にかけては幅の広い形状で水を掴み、キレのあるアクションが出やすくなるように設定されていますが、ボディの付け根部分が絶妙な太さで急激に絞られているため、必要以上の水の抵抗はここで逃がされるようになっています。早く巻いても、遅く巻いても一定以上の水流は付け根部分で逃がされるので、安定して狙ったアクションが出るようになっています。
リップの角度
出典:ジャッカル様
リップの角度はロールアクション主体のロングビルミノーに良く見られる、ボディカーブの延長のような角度で取り付けられています。かなり水平な角度で、オフセットで取り付けられたリップの長さはボディとのバランスも良く、軽い引き抵抗の中にもしっかりとした引き心地を持ち、使用者に的確な情報を届けてくれます。潜行深度はフロロカーボン12℔ラインで2mよりも少し潜るくらいに設定され、ボートでもオカッパリでも使いやすい設定になっています。
ボディ形状
ダウズビドーは細身のミノーシェイプなので水を逃がしやすく、通常のクランクベイトを嫌うセレクティブなバスでもバイトに持ち込めるボディデザインになっています。内部には3連の移動重心機構を搭載し、空気抵抗も少ないので抜群のキャスタビリティーを持ち、使いやすさと広範囲をサーチ出来る実釣性能の両面を持ち合わせた形状となっています。
ダウズビドーの特徴と長所
ここではダウズビドーが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
早巻きにも対応出来るハイピッチなタイトロールアクション
ダウズビドー一番の特徴は、あらゆる巻きスピードに対しての対応能力が極めて高い部分になります。通常のロングビルミノーはどちらかといえば巻きスピードにシビアで、ベストなアクションが出せるストライクゾーンが狭かったりしますが、このルアーはロングビルミノーが最も苦手とする早巻きでベストなアクションが出るように設定されています。この特性はシャッドに近い特性で、ナチュラルかつハイピッチなタイトロールアクションはタフコンデションや、バスがセレクティブな状態でもバイトに持ち込める強さを持っています。
ロッドワークで泳がせたいレンジを調整できる
ただ巻きでベストなアクションが出るように設定されているダウズビドーですが、ジャークやトゥイッチ、リーリング時のロッドの角度などである程度潜行レンジをコントロールする事が出来ます。ロッドワークでレンジをコントロール出来るロングビルミノーは他にもありますが、ダウズビドーの場合は緩やかな軌道で目的のレンジまで到達するので、コントロールしやすく、結果として理想的なアクションで狙ったレンジをより長くトレースする事が可能。この効率よくストレスの無い広域サーチ能力こそがバイトチャンスを増加させるカギとなります。
クラス最高峰のロングキャスト性能
他のロングビルと比べると、ややボディウエイトの軽いダウズビドーですが、非常に空気抵抗の少ない外観と、内部に搭載した3連の移動重心機構によりクラス最高峰のキャスタビリティーを持っています。ダウズビドーのようなただ巻きやポンプリトリーブがメインのクランキンミノーにとって高い遠投性能は、そのままサーチ性能にもつながり、使いやすさの面から見てもなくてはならない性能の一つと言えます。
ダウズビドーの感想と今回のまとめ
ちかみやダウズビドーを数個持っていますが、全て拾い物なんです(笑)
ダウズビドーは非常に良く出来たルアーという印象を受けました。
おおよそロングビルミノーに求められる性能を高い次元で持っていて、ただ巻くだけでその性能を発揮し、使い手を選ばずに結果を残せる実釣性能は目を見張るモノがあります。
90㎜サイズのロングビルミノーをシャッドのように早巻き出来るわけですから、そのボディバランスの高さはわかると思いますが、ボディデザイン、リップの形状、ウエイト等々全ての設定がお互いにバランスを取り合い、この使いやすさと実釣性能を発揮させているので、どことなく手を加えるのが怖いくらいなハイバランスの上に成り立っています。今回、このルアーを泳がせてみて、良く釣れる理由を改めて再認識しましたが、エキスパートアングラーはもとより、「ロングビルミノーで釣ってみたい!」というアングラーさんは是非ともダウズビドーを使ってください。
このルアーは、皆さんの期待に応え、結果を残す”力”を十分持っているルアーに仕上がっています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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ジャーク主体のロングビルミノーにはジャークベイトタックル、ただ巻きやポンプリトリーブ主体のクランキンミノーにはクランクベイトのタックルがマッチします。
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