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小型ボディでタフフィールド攻略に特化! ダイワ スティーズスクエア100 実釣インプレッション

クランクベイトマニアのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はダイワがリリースする本格派タイニークランクであるSTEEZスクエア100の特徴を解説していきます。

Contents

スティーズスクエア100のスペック

出典:ダイワ様

Length : 47.0㎜
Weight : 6.2g
フローティング
Hook  :サクサストレブル#6×2
カラー :8色

先生
先生
ダイワはクランク開発に意欲的なメーカーで、今まで DスクエアやRPMなど数々の名作クランクをリリースしてきました。小型のクランクといえばマクベスタイニーやR.C0.5など優秀なものがたくさんありますが新型クランクであるSTEEZスクエア100はいったいどんなクランクベイトなのでしょうか?とても気になりますね!

スティーズスクエア100の構造と外見の特徴

ここではSTEEZスクエア100の主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

STEEZスクエア100のリップ形状は、オーソドックスなスクエアリップとなっています。しっかりと水を掴む性質のリップは泳ぎだしも早く、ハイピッチですが、アクション自体は予想以上にタイトなアクションになっています。横幅のあるリップは一定のスナッグレス性能もあってストラクチャー際でのストレスを回避してくれます。

リップの角度

出典:ダイワ様

リップ角度は少し水平に近いセッティングでアクションを抑えてありますが、シャロークランクらしい角度で、リップで受けた水の抵抗を効率良くアクションに変えることが出来ます。
ラインアイの位置はノーズアイ(ボディの鼻先から直接出ているアイのこと)なのでリップは効率良く水を受け、受けた水流はそのままアクションへと変換されます。

潜行レンジは約1m前後。様々なフィールドやシチュエーションに幅広く対応出来るオーソドックスなセッティングは、常に安定した性能を発揮し、色々な場面で活躍してくれます。

ボディ形状

出典:ダイワ様

STEEZスクエア100のボディ構造は、シンプルな固定ウエイトを採用し、キャスタビリティーよりもアクションの質を優先させた本格的な設定となっています。

完全固定されたメインウエイトは不必要なサウンドを一切排除した完全サイレント仕様。ボディ底部にマウントされたウエイトは高い浮力とアクションのピッチ、直進性能を高い次元で両立させ、つねにベストパフォーマンスを発揮出来るセッティングになっています。

また、搭載されたフックも#6の大型フックを採用。小粒ボディでありながら、カバー周りにつくデカバスを獲りにいけるよう小型ボディに見合わない大きなフックを搭載していますが、#6を搭載してもフック同士は絡むことが無く、快適に釣りを展開する事が出来ます。

スティーズスクエア100の特徴と長所

ここではSTEEZスクエア100が持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

小型ボディと控え目なアクションでタフコンデションに強い!

近年のフィールドではバスの個体数減少とアングラーの増加に伴い、ものすごいスピードでタフ化が進んでいます。タックルの進化や、アングラーじたいのスキルもひと昔前と比べれば非常にハイレベルなものとなり、通常のルアーではなかなか反応が得られなくなってきました。

その様な状況の中で小型のクランクベイトというのはある種の特効薬的な強さを持ち、ボディサイズとアクションを調整したSTEEZスクエア100は急な天候変化によるタフコンデションや人為的なプレッシャーの強い状態、バスがセレクティブな状況にとても強く、通常のクランクベイトでは強すぎるけどシャッドでは弱すぎる状況で驚異的な威力を発揮します。

本格的な大型フック搭載で不意の大物も安心!

タイニークランクは非常に実釣性能が高く、サイズを選ばず様々なサイズのバスを根こそぎ釣ってしまいますが、本来はセレクティブな大型のバスを効率良く釣るためのクランクベイトとなっています。通常のタイニークランクの中には標準装備しているフックが小さ過ぎて実戦投入する前にフックを交換するチューンが一般的ですが、STEEZスクエア100は#6の大型フックを標準装備としているのでその様なわずらわしさもありません。

一見するとオーバーサイズに見える不釣り合いな大型フックですが、バスの大型化が進む近年のフィールド状況で着実に実績を積み上げるには必須の装備と言え、STEEZスクエア100の本気度がうかがえるセッティングと言えるでしょう。

高い直進安定性と使いやすさ!

通常のタイニークランクといえばボディウエイトが軽いためキャストしにくく、通常のベイトタックルではストレスが溜まってしまうものも多いですが、STEEZスクエア100は固定重心ながらしっかりとした自重を持っているので通常のベイトタックルでも使用することが出来ます。巻き心地も適度な抵抗を感じ、手元に伝わってくるルアーの振動は長時間集中出来る環境を作り上げてくれます。

また、STEEZスクエア100の特筆すべき特徴に高い直進安定性があります。

高い直進安定性はアングラーの思い描いたトレースコースを通しやすくして際どいライン取りを可能とします。思い通りに泳ぐ性能は信頼関係を作りやすく、ここ一番の勝負ところでアングラーの力になってくれるでしょう。

先生
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タフコンデションに強い控え目なアクションと小さなシルエットで違和感なくバイトに持ち込めるSTEEZスクエア100は、現在のフィールド状況に対応した次世代のハードベイトと言えるでしょう。
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スティーズスクエア100の感想と今回のまとめ

立派なスクエアリップと浮力の高い設定で、はじめはカバークランクかと思いましたが、実際に使ってみた印象は非常に用途の広いシャロークランクといったイメージです。

もちろん、カバーにも対応しますが、どちらかというとレイダウンなどの込み入ったヘビーカバーではなく、あくまでもカバー“際”で活躍するタイプのクランクベイトで、昔ジャッカルからリリースされていたアスカというクランクベイトにどことなく似ている特性を持っています。

「日本全国のフィールドにアジャストできる攻めの小粒クランク」というコンセプト通り、近年のフィールド事情を視野に入れた作りはさすがとしか言いようがなく、特に霞水系や小規模なフィールド、野池などではこの特性がマッチするでしょう。

リリースされてからまだ浅いので実績がありませんが、私が使い込んでみた手ごたえを素直に言いますと、STEEZスクエア100はこれからたくさんの実績を積み上げ、後に名作と呼ばれるクランクとなるのでは?と感じています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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