オリジナル譲りのダートとロングビルミノーアクションの融合!
早春のサスペンドバス攻略に特化したもう一つのログ!!
スミスウィックのルアーといったらクラウンカラーのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はスミスウィックがリリースする名作ロングビルミノー、ディープサスペンドラトリンログASSRB1200にフォーカスしてみたいと思います。
Contents
ディープサスペンドラトリンログのスペック

Length : 115㎜(リップ無し、ボディのみ)
Weight : 11g(実測値)
サスペンド
Hook :#4×3
カラー :13色
ディープサスペンドラトリンログの構造と外見の特徴
このルアーの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。オリジナルモデルの特徴と外見を受け継いでいるディープサスペンドラトリンログはロングビルミノーになっても非常に高い完成度を誇っています。
リップの形状

ディープサスペンドラトリンログのリップ形状はしっかりとした面積を確保してあり、日本製のロングビルミノーとは一線を画すような形状をしています。レーベルのスプーンビルとよく似た形状をしていて、一定のレンジまで潜り、しっかりと水を噛んでダート出来るリップになっています。
リップの角度
リップの角度はボディに対して水平な角度で取り付けられています。一定のレンジまで潜ってボディが水平姿勢になると、ボディの上部から水が抜けるように作用し、ジャークなどの強いロッドワークで左右へダートするようになっています。潜行深度は最大3mの設定ですが、ラインの影響を受けやすく実際に3mへ到達させるには10℔以下のラインが必須になっています。
ボディ形状
ディープサスペンドラトリンログのボディ形状はオリジナルモデルと同じく非常にスリムで、水を逃がしやすい形状をしています。フローティングではないのでダートのキレ自体は大人しくなっていますが、それでもなおすばらしい運動性能を持っています。
ディープサスペンドラトリンログの特徴と長所
ここではディープサスペンドラトリンログが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
ディープレンジでもしっかりとダートするレスポンス
ディープサスペンドラトリンログはオリジナルモデルと同じく基本アクションがダートに設定されています。リップの形状は大きく異なりますが、やはりそこはログ。ディープレンジでもオリジナル譲りのキレのあるパワフルなダートを披露してくれます。
移動距離を抑えたキックバックアクション
優秀なロングビルミノーの中には、アングラーの操作次第でキックバックアクションを可能としているルアーがありますが、ディープサスペンドラトリンログもその中の一つに数えられます。ロングビルミノー独特のアクションであるキックバックは高いアピール力を発揮しながらも最小限の移動に抑える事ができ、低水温期のスローなバスに非常に効果的なアクションとなっています。
ポンプリトリーブとショートジャークにも対応するボディバランス
オリジナルのログといえば”ジャークありき”なルアーですが、ディープサスペンドラトリンログはジャーク以外にもポンプリトリーブや短いショートジャーク、トゥイッチなどにも高次元で対応出来ます。また、ディープサスペンドラトリンログはオリジナルと違いサスペンドに設定されているので”ステイ”させることができ、バイトのほとんどがステイ中に発生するという特徴もあります。
ディープサスペンドラトリンログの感想と今回のまとめ
ログ。といえばどうしてもオリジナルであるARB1200を思い浮かべてしまうほど有名ですが、実際のところ、今回紹介したASSRB1200もかなり優秀なルアーです。ロングビルミノーといえばポンプリトリーブやリーリングアクションが主体のクランキンミノーが多い中、ディープレンジでもダートを優先したルアーというのはそれほど多くありません。この手のルアーは早春に強く、シチュエーションや状況次第ではダート特化型のダイビングミノーが爆発的な威力を発揮し、大型のバスだけを選んで釣るといった離れ技も出来たりします。
キャスタビリティー性能や扱いやすさ、アクションのつけやすさなどは決して良い方ではありませんが、早春のバスにフォーカスした特性やキレのあるダートアクションは国産の最新式ロングビルミノーにはないものがあり、このルアー最大の魅力になっています。
興味がある方はぜひ一度キャストしてみてください。
きっとその実力を垣間見る事が出来るハズですよ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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